【寫眞自叙傳】 關屋敏子の卷 ― その一 - 六歳。幼稚園時代の私です。當時、私の家は小石川の餌差町にありました。父祐之介は郵船會社の秘書役をしてゐました。母愛子は外務省の顧問であつたリゼンドル將軍の長女です。【右寫眞】 ー その二 - 七歳。父と母と一緒に寫した私の最初のプロフイルです。【下寫眞】 ー その三 ー 八歳の私です。御茶水附属小學校時代。お稚兒まげに結つて、祖父リピンドルが明治大帝から下賜の古代錦で謹製した帶をしめて撮つた、私には忘れることのできない寫眞です。【右寫眞】 ー その四 - 九歳。私が小學校三年生の時です。卒業式の日に、昭憲皇太后陛下が行啓遊ばされました。その時私は選…