仏教は2500年の昔、インドで開祖釈迦(仏陀)が悟りを開いたときから始まる。修行を成就することを成道と言い、釈迦は成道の後、人々に教えを説いた。その教えが経典として伝えられたが、一方で釈迦が成道の過程でとっていた沈思の姿(ディヤーナ)が、坐禅として伝えられた。坐禅がインドから中国に初めて伝えられたのは6世紀初めで、釈迦から28代目にあたるインド人、菩提達磨と言われている。 禅宗は10世紀の宋の時代になって国家の庇護のもと五山の大寺院を頂点とする体制となり、発展。五家七宗と称される分派が生まれた。 日本には、そのうちの臨済宗が平安末期に栄西により、また曹洞宗が鎌倉時代に道元によって伝えられた。 …