去年の今頃、たまたま図書館で『苦しい時は電話して』という本と出合った。著者は坂口恭平氏。現在47歳で、躁うつ病に苦しみながらも、絵画や音楽、本の執筆など多彩な才能を発揮して多方面で活躍している人物だ。坂口氏は自殺者がゼロになることを願って自身の携帯電話の番号を公開し相談窓口をしていた。いわゆる”いのちの電話”がほとんどつながらないという現状を知り、2012年からひとりで勝手に”いのっちの電話”という無償の相談サービスを始めたのだ。しかし実は今はもう電話相談を受けていない。ここ1か月くらいのことのようだが坂口氏のSNSを辿ると、”いのっちの電話”に関するフィクションの小説を書いていて、その中に自…