俗にいう赤魚とは、魚の名称ではなく赤い色のお魚のことを指す。主にタイセイヨウアカウオ・アラスカメヌケ・アコウダイなど、全部ひっくるめての総称のようだ。これらの魚は、深海魚の一種で海の深いところに生息しているため、釣り上げられた際に水圧の変化で目が飛び出すことから「メヌケ」と呼ばれることもあるそうだ。 赤魚漁の現場では、魚が深海から一気に浮上する結果となるため、水圧の関係で大きく口を開け、舌を出し切って目が飛び出して、世にも恐ろしい顔つきとなっている。この世の終わりの断末魔な顔つきを目の当たりにすると、お店で買う気が削がれるという理由で、赤魚の頭は切り落としての販売となる。従って赤魚の顔を見られ…