シリーズ・機能不全家庭 今日は④「”家庭の味“がわからない」を、お届けします。 私の母は、家事育児を放棄して、夜遊びを繰り返していた。 数日間家に帰らないこともあった。 私と兄は、自分たちで食事を用意しなければならなかった。 幼稚園〜小学生のときは、家にあるカップラーメンや、お茶漬けなどの簡単なものを作って食べていた。 食べ物はないかな?と、台所をウロウロしても、何もない。 コンロに放置された鍋を開けてみると、腐敗して悪臭を放つ味噌汁が…。 炊飯器には、青カビだらけの冷えたごはんが入っていた。 小学生のとき、母が5日間帰って来なかったときは、寂しさが限界に達した。 親友の由紀子ちゃんに、「うち…