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機動戦士Ζガンダム

アニメ

機動戦士Ζガンダム

きどうせんしぜーたがんだむ

日本サンライズ(現サンライズ)制作によるTVアニメ

機動戦士Zガンダム」とアルファベットの"Z"で表記されることが多いが、ギリシャ文字の「ゼータ」を用いるのが本意。

名古屋テレビ制作・テレビ朝日系にて1985年3月2日から1986年2月22日まで放送された。全50話。

機動戦士ガンダム』の一年戦争が終結して7年の月日が流れた宇宙世紀0087年が舞台。

ただし続編とは言っても、主役交代や前作から7年後の世界を舞台にしているなど、一般的な続編の概念とは位相が異なっているものだった。

また、この後の物語は直接の後番組、『機動戦士ガンダムΖΖ』へと続いている。

当初、副題として「逆襲のシャア」が用意される予定であったが、それは後の劇場版へと持ち越しになる。

スタッフには、キャラクターデザイン安彦良和、メガデザインに大河原邦男と、前作のメインスタッフが名を連ねている他、『巨神ゴーグ』で注目され『重戦機エルガイム』で富野由悠季の片腕に抜擢されたことにより頭角を現した永野護明貴美加*1ら、若いデザイナーもメインスタッフとして参加。安彦良和は事情によりキャラクターデザインのみを担当したが、ビーボォーの成長株であった北爪宏幸や、富野作品の常連である金山明博らが作画監督を担当。演出面でも、川瀬敏文今川泰宏らが安定した演出を見せている。また、当時東映動画の演出家であった佐藤順一が「甚目喜一」名義でコンテを担当しているなど、携わった人物が後々才能を開花させた興味深い作品でもある。


2005年5月、富野由悠季総監督を務める劇場用作品として『機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者』が公開。興行ランキングにおいて初登場3位で、その後も5週連続トップ10入りを果たし大成功した。

第2部『機動戦士ΖガンダムII 恋人たち』が2005年10月29日公開、第3部『機動戦士ΖガンダムIII 星の鼓動は愛』が2006年3月4日公開。

内容

地球連邦ジオン公国との間に勃発した「一年戦争」は、宇宙世紀0080年1月1日の終戦協定によって終結した。ところが、各地に潜むジオン公国軍の残党による抵抗は激しく、中でも、エギーユ・デラーズが指揮する「デラーズ・フリート」の抵抗により、コンペイ島が壊滅。更には北米コロニーが落とされるなど、残党軍による被害が深刻化していた。*2また、ジオン・ズム・ダイクンの提唱がきっかけにより広がったスペースノイド(宇宙移民者)の自治権獲得運動は日ごとに激しさを増し、地球至上の連邦政府に対して市民レベルでの独立運動が激化していった。

そこで、当時地球連邦軍准将であったジャミトフ・ハイマン池田勝西村知道)の提唱により、表向きはジオン軍残党狩りを名目とした、反地球連邦組織鎮圧部隊である「ティターンズ」が誕生した。ティターンズとは、地球出身者の中でも、特に能力に秀でた者だけが入隊出来、一般連邦軍とは制服も違い階級も一般連邦軍兵士より一階級上の扱いがなされている、まさに地球至上主義の中のエリート集団であった。ジオン軍残党狩りと共に遂行される、非道な手段でのスペースノイド鎮圧で優秀な戦果を挙げ、じょじょにその勢力を拡大していったティターンズは、連邦軍内での発言力を高め更に増長。やがては地球連邦軍の第一勢力として、議員勢力をバックに軍だけではなく政治的にも大きな発言力を持つほどの確たる地位を築いていった。

一方、一年戦争に敗れ小惑星群「アクシズ」に逃れていたジオン軍残党の中には、連邦軍から”赤い彗星”と恐れられたシャア・アズナブル池田秀一)もいた。シャアミネバ・ザビ伊藤美紀)と、ミネバの後見人である摂政ハマーン・カーン榊原良子)の命により地球圏偵察の任務を与えられ、数名の部下と共に地球圏に帰還。非合法の形で連邦軍の軍籍を得た。連邦軍内におけるティターンズの横暴と増長にかつてのザビ家を重ね合わせたシャアは、ティターンズに対抗する勢力として、同じ連邦軍内に存在する反地球連邦ティターンズ)運動である「エゥーゴ」に参加。「クワトロ・バジーナ」と名を変え、提唱者であるブレックス・フォーラ(藤堂貴也)と行動を共にし、連邦軍内の派閥闘争に身を投じる。

エゥーゴティターンズの競り合いが激化する中で、シャアティターンズの拠点の一つであるグリプスを偵察する任務に就いた。コロニーに侵入しティターンズの新型モビルスーツガンダムMk-II」を強奪するためだ。ところが、グリプス内では混乱が生じており、逆上した少年カミーユ・ビダン飛田展男)により3機のガンダムMK-IIの内1機が強奪される事態が発生した。その様子を見ていたブライト・ノア鈴置洋孝)は、カミーユアムロ・レイ古谷徹)の再来と感じた。

混乱を収めることが出来ないカミーユは、ティターンズの横暴に腹を立てていたこともあり、シャアの誘いを承諾してガンダムMk-IIと共にエゥーゴ巡洋艦アーガマ」へと向かった。これを機に、エゥーゴティターンズの争いは更に激化する。そして、地球圏を巡りハマーン・カーンパプテマス・シロッコ島田敏)といったニュータイプたちが虎視眈々と参戦の機会を伺っていた。

スタッフ

キャスト

主題歌

前期オープニングテーマ「Ζ・刻を越えて」(BETTER DAYS ARE COMING)
原作詞・作曲:ニール・セダカ / 日本語版作詞:井荻麟 / 編曲:渡辺博也 / 歌:鮎川麻弥
後期オープニングテーマ「水の星へ愛をこめて」(FOR US TO DECIDE)
作詞:売野雅勇 / 作曲:ニール・セダカ / 編曲馬飼野康二 / 歌:森口博子
エンディングテーマ「星空のBelieve」(BAD AND BEAUTIFUL)
原作詞・作曲:ニール・セダカ、フィリップ・コーディ / 日本語版作詞:竜真知子 / 編曲:渡辺博也 / 歌:鮎川麻弥

*1:伸童舎

*2:この作品終了後に発売されたOVA作品による補追

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