1934年奈良県生。京都大学医学部卒、東大分院神経科、青木病院、名古屋市立大を経て、神戸大学医学部精神神経科教授。97年退官、現在神戸大学名誉教授。精神科医。精神病理学者。臨床、研究(風景構成法の考案)、翻訳など多岐にわたる功績で知られる。また、広範な知識を背景とした明晰な文章家としても著名。
主な著書
訳書
詩の翻訳
こんばんは🌙 カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です。 今夜は雨が降ってますね〜☔️そして明日も引き続き雨の模様らしいっすね☔️ 縮毛矯正に依存しているタイプの天パなので、雨は本当にテンション下がる〜! 雨の日に髪が膨張しない方法があったら本気で教えて欲しいです。 私は夜に限って、家の中にいて外が雨降ってる状況は何か好きなのですが、昼間(特に外出時)の雨は勘弁なので、今夜降り切って明日は晴れてくんないかな〜と、さっきから都合の良いことを考えております。無理か。 最近古本屋さんで心理系の本と趣味な本をわさわさ買ったので、また一段とスティホームが充実しそうです☺️ まぁスティホームって…
※最終更新 2021/02/06 19:57 (当初の記事よりは、多少まとまったかたちになったかと思います。) ◆2021年1月の「論壇時評」で、津田大介は次のように述べていました。 與那覇潤は歴史学の立場から中井久夫の議論を参照し、各国で反知性主義が広がっていった経緯を具体的に示しつつ、この流れがルネサンス期の西洋社会と似ていたと指摘する。当時は長きにわたって陰謀論に基づく「魔女狩り」が横行したが、この背景にグーテンベルクが開発した活版印刷の普及があったという。ありもしない敵を脳内で作り上げ、誤情報に基づき同じ考えを持つ者がつながり、集団で排除する行為はまさしく「魔女狩り」に他ならない。「グ…
先日、高橋和巳先生の「見立てセミナー」を受講した際にも思ったことですが、どうして日本の学校教育現場って「最終的には~~をするために~~を学ぶ必要があるのです」と明確なゴールを示してはくれず、「とりあえず、今はこれ勉強しといてよ!この先のどこかで恐らく必要だろうからさ!」的なアプローチで学習を進めようとするんでしょうか?わたしが現役の学生だった頃もそうでしたから、30年近く変化していないと言うことになります。 こんなとき私はどうしてきたか (シリーズ ケアをひらく) 作者:中井 久夫 発売日: 2007/05/01 メディア: 単行本 先日から中井久夫先生の『こんなとき私はどうしてきたか』を読ん…
統合失調症、といえば妄想や幻覚を主な症状とする精神疾患である。長年にわたって日本を代表する精神病理学者であった中井久夫は、この統合失調症の回復期にある患者が週に一、二回、数十分から二、三時間ほど妄想や幻覚を"軽度再燃"してしまうのを何度も診てきたという。 しかしどういう状況で"軽度再燃"が起こりやすいのかについては、一見どうしてそれが、と思えるケースもある。中井がある時期に関心を抱いたのは、当時研究仲間であった安永浩の論文「分裂病症状機構に関する一仮説――ファントム論について」による、自転車で人ごみのなかを突っ走ると"軽度再燃"が起こりやすいという報告についてであった(「分裂病」はいうまでもな…
宿替えのばたばたはまだまだ続いており、今回も三月終わりと気付いて慌てて書名を記すのみ。 ○母利司朗編『和食文芸入門』(臨川書店)○マーティン・ライアンズ『本の歴史文化図鑑』(三芳康義訳、柊風舎)○ロデリック・ケイヴ/サラ・アヤド『世界を変えた100の本の歴史図鑑』(大山晶訳、原書房)○フェルナンド・バエス『書物の破壊の世界史』(八重樫克彦訳、紀伊國屋書店出版部)○ロバート・リデル『カヴァフィス 詩と生涯』(茂木政敏・中井久夫訳、みすず書房)○『ニッポンの名茶碗100原寸大図鑑』(小学館)○東雅夫編『ゴシック文学入門』(ちくま文庫)○谷川渥『文豪たちの西洋美術』(河出書房新社)○三浦功一郎『はじ…
①中井久夫集11 みすず書房 ②すべての人は過ぎていく 中村真一郎 新潮社 ③文学における虚と実 大岡昇平 講談社 ④室生犀星集 新潮日本文学13 ⑤尾崎一雄集 新潮日本文学19 ⑥応用倫理学のすすめ 加藤尚武 丸善ライブラリ ⑦ホスピス 小原信 ちくま新書 ⑧さみしい男 諸富祥彦 ちくま新書 ⑨定年後の勉強法 和田秀樹 ちくま新書 仕事が早く終わったためちょっと遠くのブックオフまで出かけてみた。しかしその途中で通った峠がとんでもなかったので帰ってきたらすごい疲れてしまった。
先日、東京五輪の開会式典を統括する立場の人物が、女性芸能人をブタに見立てる構想を持ち出した事を契機に首を切られた。 「人間をブタに見立てる」発言は、たとえ身内の雑談であっても発覚すれば社会から糾弾される……そういう風潮が今や強く在るという事だろう。 「人間をブタに見立てる」という話から私が思い起こすのは、革新系の方々がよく言う「ネトウヨ達は『肉屋を支持する豚』」という喩えである。 この喩え自体は、うまく言い当てていると私は思っているのだが、他人様をブタに見立てるという構図は、やはり格好がよろしくない、とも思っていた。 なぜこのような過激な喩えをするのか、発言しているご本人に訊いてみたところ、「…
筆者のamazonのwishlistのキューには160くらいの買いたいものが並んでいる。平素の文献や新聞記事の調査で出てきた本を追加していって、どうしても手に入れないといけない本が出てきた時に、同じお店のストアフロントでwishlistの本を探してなるだけ一緒に買ってしまう。 まとめることで送料が安くなる業者さんはまず見つからないが、発送時の梱包や宅配便配送の手間が一度にまとまるので、三方の得になるのではと考えている。 というので、まずは、ひっくるめて社会的包摂(social inclusion)の本の4冊ということになるのだろうか。湯浅誠が語る「現代の貧困」 (シリーズ時代を考える)作者:湯…
小岩駅に降り立つ。 そう言えば読む本が切れていたのを思い出す。 帰りに古書店に寄ろうと考えた。 「住み良いまち7位」 と、垂れ幕が下がっていた。 「住めば都」ではないが、住みよさは「時間帯」ではないか?と最近そう思うようになった。 朝夕の通勤時間の殺気立った時間は、どこか心身によくない気がする。 思えば、アレを四半世紀以上・・・あたかも、文化のようにやらされているのが凄い。 午前の駅はご老人が多い。 ゆっくりな時間が街に漂う。この緩慢な時こそ永遠に続くんじゃないか?と思うくらいだ。 都内外れと言えど人が多い。 町こそ隠者が住むと誰か書いていた。 別に隠者は何処にいてもいいと思うが、生きた人間こ…
毎日、良い光景に出会うので、思わず写真を撮ってしまいます(笑)。ストックが大変なことになっているにもかかわらず.......。いつかカーグで誰かが描いてくれたら嬉しいなと思いながら。 LINEのニュースがあったばかりですが、NHKのネットニュースを見ていたら下記がありました。原発みたいに、ネットも万が一何かあったときに、どう対処するのか?できるのか?を考えて拡大していっているのでしょうか?タダほど怖い物はないと言いながらタダの通信システムを使っている方ばかりですね........。 LINEを利用した公共のシステムは本当にやめて欲しいし、国がシステムをきちんと作って、安心して利用できるように早…
本日無番のバスに乗って丘の上大学病院を定期受診。レントゲン撮影を終えてからキャフェテリアで油淋鶏ランチを食べていると、BGMでチムチムチェリーの懐かしいメロディーが流れてきた。思えば、《メリー・ポピンズ》も子どもの貧困(貧窮ではなく)や利他主義が主題の映画なのだった。 無番のバスで帰宅してから偶然見かけたヤングケアラーの記事に、衝撃を受けた。 www.igaku-shoin.co.jp 著者は「子どもの貧困と同じく、ヤングケアラーの問題は見ようとしなければ見えてこない」と書いておられる。まさに然り(なのだろうと思われる)。 「友達と遊ぶことができない」「睡眠不足」「体がだるい」「しっかり食べて…
冒頭に述べたように、本書は学術的に成功しただけではなく、高価な学術論文集であるにもかかわらず、重刷され、出版は商業的にも成功した。これは、吉永も示唆しているように、本書の刊行が「時代の要請」に応えていたからであろう。私は、吉永の言う「時代の要請」の中核には、現代日本社会における精神科医療の現状に対する不満、具体的には薬物療法中心主義と認知行動療法中心主義に対する人々の不満があると思う。 医療人類学者のクライマンは、精神医療を、一.専門家セクター、二.民間セクター、三.民俗セクターに三分した。現代日本においては、精神科医や臨床心理士が担う「専門家セクター」に対する人々の根強い不満があり、それが本…
こんばんは🌙 先日青リンゴをいただきまして、人生で初めて青リンゴを食べました。 カウンセリングサロンArk(アーク)杉並の青木です🍏 えっ、青リンゴうま!りんごじゃん!しかも瞬間的に濃いめの甘味来る!! もっと洋梨っぽい味を想像していたので、え〜!超好き〜!✨ってなりました。最高。 でもよく考えたら(考えなくても)、色は洋梨だけれど見た目はリンゴなんですよね〜🍎 これはもう完全に確証バイアス働いてましたわ。私は形が目に入らず、色だけで判断しておった…。 確証バイアスっていうのは、簡単に言うと、自分の先入観で物事を見て、自分の思い込みにそった情報だけを取り込んで、それ以外の情報はシャットアウト、…
・ ハイデガーとナチズム ファリアス 山本尤 訳 1990 名古屋大学出版会 ¥1,200 ・ ヘーゲル読解入門 : 『精神現象学』を読む コジェーヴ 上妻精 訳 1987 国文社 ¥8,000 ・ ヘーゲル事典 加藤尚武 ほか編 1992 弘文堂 ¥3,000 ・ ヘーゲル書簡集 小島貞介 訳 昭50 日清堂書店 ¥3,000 ・ 自然哲学 ヘーゲル 著 ; 本多修郎 訳 1973 1984 未来社 ¥5,500 ・ ヘーゲル哲学史講義 <上中下> 長谷川宏 訳 1992 河出書房新社 ¥4,500 ・ 大論理学 <1, 2> ヘーゲル 著 ; 寺沢恒信 訳 1977 1983 以文社 ¥8…
引っ越して一年以上になるが、ようやく本日近所の映画館で表題作を鑑賞。1000円とはいえ予想外の長蛇の列に驚いたが、観客は10人に満たず、昨年急逝した俳優の遺作も別スクリーンであり若い女性客はそれが目当てか。作品は阪神大震災後に現場で活動した実在の在日韓国人精神科医の物語で、NHKで放送されたものの劇場版。ラスト10分はテレビ版を視聴した記憶はあったが、それ以前は初見。小学校時代に在日であることを知知り、実業界の父、花形の東大原子力工学に進んだ兄との葛藤を抱えながら、「人の心」への関心から偏見の目で見られる精神科医の道を進み、恩師永野良夫(モデルは中井久夫氏)・妻との出会い(映画館で相手から声を…
Index------------------------------------------------------1)【記事】創刊105周年を迎えた「婦人公論」と波多野秋子2)【本日の一行情報】3)【深夜の誌人語録】----------------------------------------2021.1.29 Shuppanjin1)【記事】創刊105周年を迎えた「婦人公論」と波多野秋子「婦人公論」が105周年を迎え、2月9日号は、これまでに掲載された数々の寄稿・インタビューから、32人の「今を生きる人々に希望を与えてくれる言葉」を抜粋して紹介している。https://hon-hiki…
いつかは読もう。いつかは聴こう、または弾こう。そのうちに会おう。 そのタイミングは中々来ない。強いて言えば、来ることはないだろう。 それなりの危機感があり、所有物の整理を始めた。 自分なりに「時間」を見つめ直す行動が整理となった。 本棚に残す本と、手放す本。楽譜やCD。ギターやアンプなどの機材も。もう来てない洋服や靴など色々ある。 好んでよく聴いていた、キース・ジャレット・トリオ、スタンダードジャズの作品群も選別した。 そう言えば、 昨年にベースのゲイリー・ピーコックが亡くなり、もうトリオでのライブを観れないのか、、と思っていた矢先、キース・ジャレットが二度の脳卒中に倒れていたことをニュースで…