関東には安売り天丼屋チェーン「てん屋」さんがあるように、関西では「さん天」さんが有名だ。価格・お味などに決定的な違いはないが、ワシのように蕎麦を食べに、「さん天」さんへ行く人は珍しい。3年前くらいに二八蕎麦から六四蕎麦に変更されて非常に残念も、それでもさん天さんの和蕎麦を食べるのは、このお店ではのど越しの良さだけを求めるようにしたからだ。本来なら十割蕎麦や外一蕎麦を食べて香りも楽しみたいものだ。 さらに突っ込んで言うと、さん天さんのセット蕎麦ミニには、天かすと刻みネギが添えられている。関西でのこの取り合わせは、ハイカラ蕎麦と呼ぶ場合が多い。これの語源は、本来であれば捨てる天かすを具にするなんて…