*認知症の人間の言動は理解不可能か・第16回 (前回←) 認知症に分類される代表的な四つ、アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症、ピック病、を順にひとつずつ検証することにし、ここまで最初のふたつ、アルツハイマー型認知症と血管性認知症を見てきた。 今回はレビー小体型認知症をとり挙げる。 医学はひとを認知症や軽度認知障害などと診断し、「異常」と見なすことによって、そのひとたちの言動に「理解不可能」の烙印を押してきた。しかし最初に理論的に確認したように、この世に「理解不可能」な人間の言動など存在し得ない*1。そこで、現実がほんとうにその理論どおりであることを確認するため、認知症の症状とさ…