岩波文庫136ページ「「人体」は四大五蘊(しだいごうん)なり、大塵ともに凡夫の究尽するとこにあらず、聖者(しょうじゃ)の参究するところなり」 「人体」は四大(地水火風)五蘊(色受想行識)という物質とその物質を受けての人体の反応からできている。それらすべては坐禅をしていない人間には分かるものではない。坐禅した人(発心し真理・真実を知りたいと坐禅している人)が理解できるものなのである。 ここでは、人間というものを物質的・生理学的に解説しておられると思っている。考えてみれば当たり前のことで、人間の体は固体、液体、それらの相互反応によるエネルギー、気体からできていて、それらに人体は様々な反応をする(五…