「警察がこんなことをしていいと思ってるのか!!やめろ!離せ!!」 金田の悲鳴が響き渡る。心の中でアタシもそう思う、と水守は相槌を打った。「だから、ちゃんと教えてくれたらやめるって言ってるだろ?」「痛い痛い痛い痛い!!折れる折れる折れる折れる!!」「できれば俺も無傷で送ってあげたいんだけどなあ」「ちょっと、それいつまで続くのよ」「まあ、金田君の頑張り次第じゃない?」「綾ちゃん!こいつやばいって!この男止め……痛ッああああ!!」 人体から鳴らない方がいい音がしている。 水守はそれを聞かなかったことにして、縛り上げられた金田から視線を逸らした。「で、その仕事の集まりってのはどこでやるんだ?」「ごめん…