僕は、美術作品そのものにはあまり興味がない。美術館へ行っても、「これはすごい技術だな」と思うことはあっても、それ以上心を奪われることは、正直ほとんどない。 しかし、ごく稀に、何年経っても頭から離れない作品に出会うことがある。普段は忘れているのだが、何かの拍子に思い出し、その度に「やっぱりすごい」と感じてしまう。 タイトルにも書いた飛鳥時代の国宝、「玉虫厨子」も、その一つだ。きっかけは、中学生の頃、美術の資料集で見かけた画像と、付記された一文だ。 玉虫厨子 - Wikipedia 「玉虫の羽を装飾に用いた厨子」…それだけで、妙に心を掴まれたのである。そして昨日、偶然タマムシを採集する動画を眺めて…