血管はもともと軟らかく弾力があり、 しなやかであれば酸素や栄養の運搬、 また老廃物の排出もスムーズにおこなわれます。 それが滞ってしまうために、動脈硬化による病気が発症するわけです。 動脈硬化そのものの症状はなく、どこかが痛くなるわけでも、 寝覚めが悪くなるわけでもありません。 ただ血管の老化によって血管が詰まり狭くなると、 流れが悪くなって必要な酸素や栄養が行き渡らなくなり、 様々な病気を引き起こします。 狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などを発症しやすくなりますし、 また高血圧、脂質異常、糖尿病などによっても、動脈硬化は進んでいきます。 動脈硬化は肌の老化と違って、生命にかかわる血管の老化です。 …