2020年6月のブログです * 山本周五郎さんの『樅ノ木は残った』上・中・下(2003・新潮文庫)を久しぶりに読みました。 この本を初めて読んだのは学生時代、ドラマが印象に残っていて読んだのですが(吉永小百合さんがよかったですね)、ものすごく感動をしたことを覚えています。 どれくらい感動したかというと、その後しばらくは周五郎さんの小説ばかりを読んだほどで、『赤ひげ』など、そのうちのいくつかは今も愛読書です。 この『樅ノ木は残った』と立原正秋さんの『冬の旅』が学生時代以来のじーじの大切な本で、少しおおげさに言うと、この2冊でじーじの生き方が決まったのかもしれな、とも思います。 それくらい大切な本…