出願や選抜が12月までの年内に実施される総合型選抜や学校推薦型選抜を称して、「年内入試」という。2022年度に国公私立大の年内入試の割合が一般選抜(旧一般入試)を上回り、50%を超えた。国公私立大の総合型選抜(旧AO入試)に限れば、この2年で割合は19.3%まで増加している。22年前の2000年度は、総合型選抜の前身であるAO入試の入学者が1.4%だったことから、今や完全に定着したといえる。 年内入試といっても、例えば学校推薦型選抜でも有名私大の指定校推薦や中堅私大の一般推薦など、大学によってもその実態は異なる。 国立大学協会では、一般入試以外の学校推薦型選抜や総合型選抜などの募集定員を、全体…