理解した、その態度は人を黙らせる。 脳裏を過るのだ。 「もう結構」とばかりに、手のひらが突き出されているーーそれは正しい対処というよりも、正しく処理に近いーー、そんな光景が。 まざまざと、知らしめるように、ゆっくりと。 他者とのあいだに決定的な距離が空く。 約束されたように、埋まらぬ溝はより深く。二度と交わることもないのだと、確信に近づくように。 二の句も継げぬだろう。これ以上語ることを誰も、私も望まないのだから。 はたして、それらは「理解」という言葉の誤用に由来している。そうと言い切れるだろうか。 それは、もともとの距離を映しただけかもしれない。 姿勢、態度、言葉、理解という概念そのものが機…