本の紹介文、ブック・レビュー。 通常はいわゆる新刊本について行われることが多く、読者の書籍選びにあたって参考に供する意味を持つ。
ニッポンの書評 (光文社新書)
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【ナゾノベル】引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理 (ナゾノベルシリーズ)作者:井上 真偽朝日新聞出版Amazon ナゾノベル「数は無限の名探偵」に収録された短編をシリーズ化したもの。 アルゴリズムとして、数学の考え方を活かした解き味は悪くない。 そこからミステリにどう結びつけるかがキモで、 そのあたりで各短編の出来映えが変わってくるかな、ってところだな。 なので、そのまんまで終わっちゃう2話目がワースト確定。 1話目と3話目は、どちらもベストに推してもいいかもってところ。 でも、真相の飛び幅と解き味のスマートさから、1話目に軍配かな。 3話目の”最初から真相に気付いていた理由”も、ちゃんとし…
こんにちは。り📚書評家です。 みなさまいかがお過ごしですか? 【エンタメでお得に心を磨く方法】 本日の独自書評はこちらです。 大嶋慶さんによる書籍『できる20代は知っている一流の巻き込まれ力』をご紹介します。 できる20代は知っている 一流の「巻き込まれ力」 (三笠書房 電子書籍) 作者:大嶋 慶 三笠書房 Amazon できる20代は知っている 一流の「巻き込まれ力」 (単行本) [ 大嶋 慶 ]価格: 1650 円楽天で詳細を見る 巻き込まれ力とは? 大嶋慶さんによる書籍『できる20代は知っている一流の巻き込まれ力』のタイトルにもなっている「巻き込まれ力」とは、今回の本の中で紹介されている…
あらすじ・概要 高次脳機能障害の当事者となった鈴木大介と、医師である鈴木匡子が対談形式で語り合う。障害による困りごとや、他人から子どものように扱われてしまうことの劣等感、そして高次脳機能障害への支援の足らなさなど、当事者だからこそできる話をする。 できないことが増える苦しみ 脳梗塞など、何らかの事情で脳の機能を失ってしまう高次脳機能障害の人々。できないことが増えるがゆえに、他人から子ども扱いされたり、劣等な存在として扱われたり。本人はそのことで苦しんでいます。 しかし、感情的になってしまったり、忘れっぽくなったりした家族を周囲もどう扱えばいいのか悩んでいます。 認知症の人をどう扱うかという問題…
放課後ミステリクラブ 6教室のとうめい人間事件作者:知念実希人ライツ社Amazon こっ、これはさすがに、このシリーズの文句無しワースト! ハウダニットの一点物。 しかも、非常にありが~~~~~ちなトリック。 子供向けだからって、「このトリック、初めてでしょ?」 なんてこと、始めちゃいないよね? そりゃ、この手法なら、いくらでも量産できちゃうけど。 「イチバン売れてる小学校中学年向け児童読み物!(2024年、うれ太調べ)」らしいので、 出版社からの「出せ出せ」プレッシャーが強すぎるのかもしれないけど、 も少しは、ミステリ作家としての矜持を持って欲しいよ。 これはダメでしょ。採点は5点。 ちなみ…
こんばんは 7月に入る全国各地で甲子園の予選が開始されましたね。 本当に日中はとんでもなく暑いので、熱中症には本当気をつけましょう。 トーナメント方式だから緊張感で熱中症になるやすくなるのですね。これがまた・・ さて、今回書評していくのは「華族たちの近代 (中公文庫)」について 華族たちの近代 (中公文庫 あ 54-3) 作者:浅見 雅男 中央公論新社 Amazon メルカリ px.a8.net 日本では一応全員が平等という建前ですが、まあそんなことはなくて「平等ではないがゆえの俺の力を知っているな」とルルーシュが言っていましたね。昔の身分に士農工商と言う言葉があったように、昔「華族」と呼ばれ…
世界基準の上司 (中経出版) 作者:赤羽 雄二 KADOKAWA Amazon 読んだ目的 マネージャー業務を行う中で、どんなマネジメントスタイルで配下メンバーと接するかの参考にするため デリバリーの品質を落とさずにプロジェクトマネジメントする方法の方法論を身につけるため
あらすじ・概要 引きこもりの川村ヒデオは、電子の精霊、ウィル子と出会う。神になることを望む彼女と聖魔杯に参加することになったヒデオは、優勝候補のひとりをはったりで倒してしまう。周囲に勝手に予知能力を持つと勘違いされたヒデオは、そのことを逆手にとって聖魔杯を勝ち抜いていく。 恋愛に発展しなさそうなコンビが多い ここまで「お互い好きだけど恋愛に発展しなさそうなコンビ」が多いのも珍しいです。何ならウィル子、ヒデオのコンビですらはっきりと恋愛感情があるとは言われていないです。 こういうカラッとした男女コンビをたくさん読めるのは非常に珍しいですし楽しいです。 彼ら彼女らがトンチキバトルをしているのにニコ…
気がついたら2024年どころか2025年も半分過ぎていた。 というわけで、直近1年分をまとめて紹介する。 今回は5冊に絞り込んだ。 2024年下半期から2025年上半期に読んで面白かった本 1. NEXUS 情報の人類史 2. ヴィクトリア朝時代のインターネット 3. 傷つきやすいアメリカの大学生たち 大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体 4. 男はなぜ孤独死するのか 5. 「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論 終わりに 2023年下半期から2024年上半期に読んで面白かった本
「消費税と読んでいるのは日本だけです。」(P15) 海外でも同じと思い込んでいる日本人。世界でも常識だと思い込んでいるのもあります。 残念ながら、「消費税」と呼んでいるのは、日本だけなんです。知らなかったでしょう。 実は、「消費税」だけでなく、日本経済は非常識だらけであることを知っていますか。 経済をしっかり学んでいたと思ったら、おおまちがいなんです。 学んでいた内容は、財務省と国だけでなく、マスメディアと学校から学んでいたでしょう。知識を詰め込むだけの。 では、経済を学ぶためには、どうしたらいいのでしょうか?もちろん、自分自身で見つけていくしか方法はありません。 そこで、おすすめとして、本書…
こんにちは 暑いですね・・・ 何かもう梅雨ありましたっけ?? カラカラの快晴で地球温暖化がやばいと毎年書いているような気がします。 早急に何とかしないとやばいと思っています。こういう環境問題系は、やはり税金や公の分野が担って進歩させるべき領域だと思っているのが持論です。 なぜなら民間にやらせると儲けられないから いや当然民間の会社も環境問題に取り組みますが、こういう分野こそ官公庁の出番だと思っています。 さて、今回はその官公庁の一つである。日本の外務省が作成した「米国共産党調書 外務省アメリカ局第一課作成」という本を書評していきます。 米国共産党調書 (扶桑社BOOKS) 作者:江崎 道朗 扶…