近代日本の特権的貴族階級のこと。 明治2(1869)年、旧公卿・諸侯(大名)の身分呼称として定められたが、 明治17(1884)年、華族令により維新以来の国家の功労者を加え、 公・侯・伯・子・男の爵位が授けた。 その後、政治・軍事面で国家に功績のあった人、文化・学術面で優れた業績を挙げた人、 実業家、僧侶、神官なども華族に列せられた。 第二次大戦後の昭和22(1947)年、日本国憲法の施行によって廃止された。
清華家の別称。
はじめに 日本の政治には、長い歴史と伝統が根付いており、その中で特権的な階級として存在していたのが華族です。 華族制度は明治時代に確立され、戦前の日本社会において大きな影響を与えました。第二次世界大戦後、華族制度は廃止されましたが、華族出身者やその子孫たちは、その後も政治や経済において重要な役割を果たしてきました。特に、世襲議員として日本の政界に多くの旧華族の子孫が存在し、彼らは家系の伝統や影響力を引き継いでいます。 本記事では、華族制度の歴史を振り返り、現代における旧華族出身の世襲議員とその影響力について解説します。 華族(かぞく)とは何か? 華族(かぞく)とは、明治時代から第二次世界大戦後…
今日はしんどいぜ。疲れたぜ。仕事で精神疲労をしかけたので、それが育児にも響いてしまった感があります。反省!切り替え! ただいま23時半。妻も息子も寝ました。私も普段はとっくに寝ているのですが、「風呂は命の洗濯」と妻に言われたので、冷えた風呂を追い焚きして、睡眠時間を少し削ってでもお湯に浸かっています。このまま濯ぎと脱水までやろうかな。 夕飯準備のお供として、久しぶりに(だいぶ久しぶりに)放課後ティータイムの曲をSpotifyで聞いた。息子の寝顔を見ながら天使みたいやなぁと思っていたら『天使にふれたよ!』が流れた。せやねん、天使やねん。 今も風呂で聞いています。俺に効く洗濯洗剤ですわ。 コメ不足…
今日(日付が替わったので昨日22日)の衆院予算委員会で質問に立った立憲民主党の野田佳彦氏(元首相)が、岸田内閣の閣僚20人のうち8人が「世襲」であり、3世議員の岸田首相がジュニアに引き継げば4世になるとし、「ルパンだって3世までだ」と批判したとのことです。「ルパン」の名前を出してウケをとりたかったような気もしますが(笑)、夕方のTVニュースの見出しになっていて、ちょっと目を引きました。 「ルパンだって三世まで」 立憲・野田元首相が自民の世襲を批判 | 毎日新聞 自民党の国会議員の3割から4割くらいが「世襲」であることは、前にブログに書いたので繰り返しませんが、「世襲」にともなう実際上の大問題は…
「ものども、よろしく馬を飼え」 こういう趣旨の「お達し」が、政府の威光を以ってして官吏どもに下された。 明治十七年八月一日の沙汰だった。 世に云う乗馬飼養令である。 内容につき要約すると、 「官員にして月給百円以上の者は最低一頭、 月給三百円以上の者は最低二頭、 各々の責任に基いて、乗馬を所有し飼育せよ」 こんな具合になるだろう。 軍馬の不足は当時の政府の大なる課題の一つであって、いざ鎌倉という際に必要量を「どこから」「どうして」掻き集めればよいものか、容易に目処が立てられず、そろばん片手にウンウン懊悩し続けて、考えあぐねた挙句の果てに生み出されたのがコレだった。 窮余の一策といっていい。 「…
2月13日は苗字制定記念日ということでちょっと書いてみます。 明治維新後、新政府は四民平等の社会を実現するため、平民に苗字を公称することを許可しました。1870(明治3)年9月19日に公布された太政官布告第608号「平民苗字許可令」です。現在、9月19日が「苗字の日」とされているのは、この日に由来します。 しかし、苗字の届出は、円滑には進みませんでした。その理由については定かではありませんが、一説には「税金を多く取られるようになるのではないかという警戒感があったため」とされています。 届出を促進したい明治政府は、1875(明治8)年2月13日、あらためて苗字の使用を義務づける「苗字必称義務令」…
金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫) 作者:横溝 正史 KADOKAWA Amazon 今年に入って金田一耕助シリーズをまだ読んでいませんでした。 しかし、自分の趣味・嗜好の原点ともいえるドラマ版『金田一少年の事件簿』が再放送されたことに触発されて、久々に手に取りました。 タイトルだけは読む前から知っていた『悪魔が来たりて笛を吹く』です。 タイトルの通り、悪魔と思える人物が出てきますが、自分は加害者よりも被害者の方が悪魔に思えてなりません。 導入部分は今までで一番入りやすかったかも知れません。 今まではやたらと美人が登場する金田一シリーズでしたが、今作の依頼人である女性は自…
車のカーステレオで、カウント・ベイシーのCDをかけていた。 図書館で借りてきたCDである。 音楽を聴き始めた頃、カウント・ベイシー"Count Basie"はすでにジャズの世界の大御所だった。 そのわりに、ちゃんと聴いたことがない。 曲名を見ても、ほとんど知ってる曲がない。 やっと「ハニーサックル・ローズ」があって、これは知ってるな。 聴きながら、同乗していたやはり音楽好きな息子に、講釈する。 「カウント」は、「伯爵」のことだけど、もっとえらい「公爵」もいて、デューク・エリントン“Duke Ellington"だよ。 どちらも、あだ名らしいけど。 そしたら、そのデューク・エリントンも借りてきて…
李王家の縁談:林真理子著のレビューです。 ☞読書ポイント 【感想】娘の結婚は母にとっての大仕事 【つなぐ本】本は本をつれて来る ☞読書ポイント 皇室の結婚 華族・皇族に興味がある 朝鮮王族 李王家 昔と現在の皇室の結婚を知りたい 李王家の縁談 (文春e-book) 作者:林 真理子 文藝春秋 Amazon 【感想】娘の結婚は母にとっての大仕事 皇族、華族の結婚の在り方がどうだったのかを描いた小説。ちょうど眞子さんのご結婚と重なるようなタイミングでの新刊だったので、今と昔を比べてみると、重なる部分もあったりして、とにかく「大変だなぁ」とため息が出てしまう。 主人公は佐賀藩主であった鍋島直大侯爵の…
みみずのたわごと 徳川和子・山岸美喜 東京キララ社 徳川慶喜家に嫁いだ松平容保の孫の半生 徳川と会津松平家に伝わる貴重な写真や資料が掲載されています 大正6年(1917年)7月21日、東京の小石川に生まれる 父は会津藩主松平容保の5男、松平保男(もりお) 母は旧沼津藩主水野忠敬三女、進子(ゆきこ)の四女 少女時代、懐かしい人たち ほかにも思い出を書いてあります 世が世ならお姫さんとして生涯を終えたのでしょうが、、、