この物語は、伊藤内閣で外務大臣となった陸奥宗光の、それまでの人生を描いている。それからの人生を描く前に葉室麟先生は逝かれてしまったため「未完」となっている。 葉室麟さんの本は、初めて読んだのだけれども、とても読みやすい。本作が完結していないのは、なんとも残念ですが、直木賞や司馬遼太郎賞を受賞された作品などは読んでみたい。 さて、物語ですが、陸奥宗光の外務大臣になるまでの浮き沈みの激しい人生と、鹿鳴館の華と呼ばれた妻の亮子との二人三脚の生涯が描かれている。大変ではあったろうけど、凡庸なわれら読者の人生に比べれば、なんとうらやましいことかと思われる。上でも書きましたが、とても読みやすく二夜のうちに…