都立大のオープンユニヴァーシティ講座は三ヶ月、年四回(春夏秋冬)ですから、その一回ごとに内容をどうするか考えます。コロナになってからペスト関連の資料を読み漁り、絵画や美術の変化を確認しました。これは私が、日本の西洋美術史におけるペスト研究の第一人者である石坂先生に無理やりついて行ったイタリア研究旅行の時(大昔って事!)から知っていたことです。でも長引くコロナで、1年以上経って再開した授業では、いい加減コロナから離れたくなり、西洋美術の王道ルネサンスに挑みたいと思い、2021年の講座は、システィーナ礼拝堂を中心に据えたミケランジェロとラッファエッロになりました。自分で言うのもなんですが、なかなか…