“なにかおかしい”という感覚を無視しなかった私。多数派から外れる怖さと、少数派として生きる誇り。 「みんながそう言ってるなら、それでいい」そんなふうに、自分の感覚を脇に置いて生きてきました。 でも、胸のどこかにいつも“違和感”が残った。説明はできない。でも確かにそこにある。あのざわざわした気配が、何度も私を立ち止まらせた。だから私は、他の人より歩みが遅かったのかもしれません。 ■「言葉にならない感覚」を信じてみる 人は、言葉にできないものを軽く扱いがちです。「理由がないなら気のせい」「説明できないならわがまま」そんなふうに片づけてしまうことがある。 でも、私の中には確かにあったのです。“なにか…