読者登録しているブロガーさんのレビューがとても面白く、ぐいぐい引き込まれたので即ネット注文した『樹木たちの知られざる生活』。 ドイツの森林管理官ペーター・ヴォールレーベン氏が、樹木に捧げる愛の賛歌。読んでいると、まるで木が人間のように思えてくる。一本一本が個性豊かで、それぞれに独自の考えや価値基準を持ち、自分たちで生き方を決めている様子がうかがえる。 もちろん、木だって生き物だ。それは知っていたけれど、これほど躍動感あふれる存在だとは思わなかった。 樹木が互いに根と根をつないで栄養の受け渡しをし、協力し合って生きていく。 近親交配を避けるため、様々な工夫を凝らし、遺伝子の多様性を維持しようと努…