動物愛護センターから迎えた子猫に『日報抄(250309)』は思う▼昭和のころは、近所で生まれた猫をもらうのが一般的だった。肉球が黒い猫は器用でネズミをよく捕ると言われ、人気があった▼近年は、行政や民間の保護団体を通じて迎える形が定着。センターで講習を受け、ガラス戸越しにお見合い。こちらが年齢高めのせいか「終生飼育をお願いしますね」という担当者の口調が熱心だったような▼自分が老いて、面倒を見られなくなったら。そう考えて飼うのを諦める中高年は少なくない。でも人生後半だからこそ、ペットのぬくもりが必要なことだってあるのでは。わが家は猫好きな親類と話し合い、誰かが病気になったら猫を引き受ける約束をした…