① ウィリアム・ジェームズと「自己の二重性」 アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズ(William James)は、自己には2つの側面があると指摘しました。 I(主我):自分を認識し、考える意識としての「私」 Me(客我):社会や環境との関係の中で捉えられる、情報としての「私」 この視点は、私たちが日常で「自分とは何か」と考える時に、主観と客観の間で揺れていることを示しています。 --- ② 自己概念の構造 自己概念は大きく分けて、次の2つの側面があります: 技術的次元:自分の能力・スキルに関する認識 評価的次元(自己評価・自尊感情):自分にどれだけ価値を感じているか また、自己概念は以下…