佐賀藩に伝わる『武士はいかにあるべきか』を書いた古典。2代藩主鍋島光茂に仕えていた山本常朝は光茂亡きあと隠棲した。その山本が口述したものを田代陣基が筆録したもので、全11巻1343章からなる膨大なモノである。
口述者 山本常朝(やまもとつねとも。出家した後は、じょうちょうと号す。)(1659-1719)
筆録者 田代陣基(たしろつらもと)
寸評: 『武士道とは死ぬことと見つけたり』の言葉はあまりにも有名。封建時代の武士道と言うこともあって、今日では合わない部分もあるが、”男の美学”として学びたい点は多い。背筋がピンとする本であること請け合い。若者に一読を奨めたい。岩波文庫上中下3巻あり。