こんにちは。きのひです。 「あやかし草紙」 宮部 みゆき 著 を読みました。 令和2年6月25日 初版発行 江戸(えど)は神田(かんだ)筋違御門(すじかいごもん)先にある袋物屋の三島屋(みしまや)ではここ数年、風変わりな百物語を続けている。 聞き手を務めるのは主人・伊兵衛(いへえ)の姪(めい)である十九歳の娘、おちか。 その日はうんと冷え込んで朝から小雪が舞いました。 ちかが昼食の後、一息ついていると「お嬢さん、瓢箪古堂(ひょうたんこどう)の若旦那(わかだんな)がお見えでございます」 瓢箪古堂は貸本屋。 若主人は勘一(かんいち)といい、いわゆる昼行灯(ひるあんどん)のような人です。 今日ものほ…