以前、このブログでも書いたように、 数年前、僕がまだ香港にいた頃、長期間家に籠り、 スマホも見ず、パソコンも閉じ、時計も無くして、 ただひたすら今の様子だけに留まり続けた結果、 これまで〝自分〟の振りをして猛威を振るっていた 思考の独り言が完全に消えてしまう体験が起こった。 もちろん、 その瞬間には思考自体が無くなっているので、 その時の様子がどうだったのかを語ることはできない。 ただ、そこから再び思考が戻り、自己が復活した後も、 「こいつ何やねん!」「死ね!」という思いや、 不安、恐怖、悲しみ、といった感情が出ては来るが、 それが雲のように湧いては消えてゆく感じで、 その思いに実体がない感覚…