暑い真夏の昼間、陽射しが容赦なく照り付け、風は生温く、日陰はほとんどない。そしてアスファルトからの照り返しが逃げ場を奪い去る。そんな中でデートをする二人に、突然の通り雨がやって来た。慌てて店先に駆け込むと、雨は路面を濡らして暑さを沈め、全てを洗い流して行った。やがて過ぎて行く雨雲の切れ間から零れる陽射しを眺め、清々しい表情になった二人の心にあったのは、忘れ掛けていた子供の頃の純粋で無垢な気持ちだった。 世界中が様々な問題で過熱している現在、誰もが損得勘定で動いている。そして損得勘定で解決策を見出そうとし、それが更に問題を難しくしてしまっている。でも本当に大切なのは損得ではなく、純粋で無垢な気持…