2段までの練習は、24式の各定式の形、定式に至る迄の手のルート、身体の向き、重心移動時の注意点等、身体外側の形についての練習がメインである。完全に出来て居なくても2段は合格するが、3段を目指す為には、これれらを完全にマスターしておく必要がある。積み残しがあると、3段の重点点検項目をうまくこなせないからだ。 3段の重点点検項目は身体内側の事である。身体と手足を繋いで動く事であり、空の手/空の腰を無くす事だ。そしてそれらの前提となるのが、緩んでいる事であり、緩む為には2段で要求された、身体外側の形をマスターしている事が、不可欠なのだ。 緩みのレベルは何段階もあるが、緩む為にはまず身体の緊張を解いて…