〈阿倍仲麻呂と安南都護府〉 阿倍仲麻呂は7世紀末か8世紀初めに生まれ、遣唐使の一員として唐に留学。科挙に合格し、玄宗の信頼を得て高官になった。日本に帰ることを望みながら長安で没した。帰国をめざしたものの遭難した船旅に出発した際に「天の原 ふりさけみれば 春日なる みかさの山に いでし月かも」と詠んだ。
中国名は朝衡、中国の詩人の李白・魏萬・王維・儲光羲・趙驊・包佶たちとの親交がある。
「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」(地域や国が異なっても、風月の営みは同じ空の下でつながっている。この袈裟を僧に喜捨し、ともに来世での縁を結びましょう)。 鑑真の伝記「唐大和上東征伝(とうだいわじょうとうせいでん)」には、この詩が縫い付けられた千枚の袈裟の話に鑑真が心を動かされ、来日を決めたことが記されている。 >知らんかったな。恥ずかしながら。 こういうのをさっと書く、教養だね。 よくよく写真を見ると、日本で中国語試験を行うHSKの事務局が湖北高校へ支援物資を送った箱に書かれていたのだね。安倍首相がチャーター機で一緒に送った政府支援物資に書いたわけではなかったわけだ。一緒に送ったもの…
【阿倍仲麻呂 あべのなかまろ】(7番)古今集 羇旅・406 🌙天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に いでし月かも 〜広い空を振り仰いで眺めると、美しい月が出ている。 あの月はきっと故郷である春日の三笠の山に出た月と同じ月だろう。 阿部仲麻呂 あべのなかまろ( 701~770年) 若くして優れた学才を現し、仲麻呂十六才の時に留学生として唐に渡りました。 玄宗皇帝に仕え、李白や王維、杜甫らの著名人と交際。 三十年近くの滞在の後、 仲麻呂が五十一歳の時、帰国を願い出て帰路に着きましたが、 その途中で嵐にあい安南に辿り着きました。 阿部仲麻呂は後に再び長安に帰り、唐の地で亡くなりました。 この歌…
百人一首の七首目の作者は阿倍仲麻呂(仲麿)。 遣唐使として中国大陸に渡り、現地で重用されました。 任期が終わり、帰国の途についた時に詠んだ歌が百人一首に収められています。 ただ、残念ながら阿倍仲麻呂は帰国できなかったようです。 今回は阿倍仲麻呂(仲麿)について紹介します。 阿倍仲麻呂(仲麿)とは 時代背景 百人一首の歌 阿倍仲麻呂(仲麿)とは 阿倍仲麻呂は奈良時代の人。生年は698年とされています。没年は770年。 遣唐使として中国に渡ったのが717年なので、19歳で留学したことになります。 現地で科挙(唐の役人としての登用試験)に合格するほどの秀才でした。 753年に帰国の途につきますが、船…
竈門神社の展望台から、太宰府の町方面を見たところ。 見えている山は、巫女さんにお聞きしたけど、何という山か分かりませんでした。 オリンピック開会式前後は、暦の上では4連休でしたね。 我が家は、家族の休みがバラバラだったのですが、4連休の初日…海の日は家族が3人そろったので、お正月ではないけれど3社参りに行くことにしました。 我が家の3社参り…太宰府の竈門神社、天開稲荷社、太宰府天満宮の3社です。 実は、この3社が我が家の定番となったのは、ここ3年くらいです。 3年前は、次女が大学受験の時のお正月。 次女は勉強。 夫は、風邪気味という事で、長女と2人で、初詣に行くことにしました。 その日は、ちょ…
みなさん、こんばんは。 ボンバー胃腸です。 ここで一句。(✖️一首) 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出てし月かも これは小倉百人一首に含まれる一首です。 奈良時代の遣唐使 阿倍仲麻呂が唐で読んだ望郷の詩ですね。 結局、阿倍仲麻呂は帰国できずに果てることになるのですが、 なんで突然この短歌がでてきたか? 会社の帰り道に満月を見つけて、 キャンプ場から見た満月🌕を思い出しては 次のソロキャンプに想いをはせる、という なんとも似てもなく非なる状況、、、 そんな今日この頃を送っているボンバー胃腸です。 続けます。 待て待て、、、 いや、この記事ってなんの続きなのよ? という方はこちらへ…
皆さん、こんばんは🌕 魅惑のボンバー胃腸です。 ここで一句。 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出てし月かも 我ながら、素晴らしい短歌が読めたんじゃないかなぁと思います。 ちなみに意味はこんな感じです。 空を眺めながら、春日の様にふざけてみれば、 ミカサが持っている山刀(ヤマ)でやられて、月として登らされる と、こんな感じですかね。 …は? つまり、 冗談の通じない相手の前では、ふざけない様にしよう。 ということですかね。 意味がわからないので没記事にします!♪ 阿倍仲麻呂さん、および、その他関係者の皆さん。 すみませんでした🙇♀️ 👉正しくはこちら👇 天の原 ふりさけ見れば 春…
先10月に唐招提寺を巡って来ましたが、鑑真和上が、なぜ危険な航海を何度も試み、日本に来ようとしたか、その経緯を知りたくて井上靖氏の『天平の甍(いらか)』を読んでみました。 井上靖氏は、『西域物語』、『楼蘭』、『敦煌』などの西域の作品を数多く書いております。 『天平の甍』は、遣唐使として大陸に渡り、高僧を招くという使命を受けた留学僧と鑑真との運命を描いた迫力と感動の物語でした。 『天平の甍』 その大体のあらすじはこうです。 朝廷で第9次遣唐使発遣が議せられたのは聖武天皇の天平4年(732年)です。 興福寺の僧栄叡と大安寺の僧普照の二人が思いがけず、留学僧のとして渡唐することになりました。 栄叡(…
最近毎日の日経新聞を見るのが待ち遠しい。ひとつには現在の日本の金融政策がどう変わっていくのか、日本の財政はどうなるのかについて、自分なりの見立てと実際の推移がどうなるのかについてとても興味を持って注視していることがある。 然しもっと待ち遠しいのは連載小説である安部龍太郎さんの「ふりさけ見れば」が佳境に入り目が離せなくなっていることによる。 二人の主人公、吉備真備(きびのまきび)と阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)が唐で再会を果たし、唐で学んだ知識を日本で役立てるべく帰国船に乗り込むが、吉備真備は鑑真和上(がんじんわじょう)と共に帰国を叶えるものの、仲麻呂の船はベトナムに漂着、唐の都・長安に戻る。 仲…
恵方を向いて願いごとをしながら、無言で丸かぶりすると縁起が良いとされる太巻き寿司。関西では「丸かぶり寿司」とも呼ぶ。 -Wikipediaより- 中国で鬼(拼音: guǐ〈グゥイ〉)という場合、死霊、死者の霊魂のことを指す。日本で言う「幽霊」の方がニュアンスとして近い(中国語版ウィキペディアの記事『鬼』は、日本語版『亡霊』にリンクされている)。中国語では、直接『鬼』と呼ぶのはタブーであることから、婉曲して好兄弟ともいう。また日本にもこの思想が入っており、人が死ぬことを指して「鬼籍に入る」などと言う言い方がある他、元来の意味合いと混交したイメージでも捉えられている。 中国文学者・駒田信二によれば…
地理と公民の要チェック漢字もどうぞ 地理 公民 歴史の漢字要注意100本ノックいきます 書けるかやってみて! ※誤りがありましたらご容赦ください 誤植ありましたらコメント欄より教えてください ※「改」教科書体ははねずにとめます。 1 げこくじょう 下剋上 ×下克上 2 せいいたいしょうぐん 征夷大将軍 3 えぞち 蝦夷地 4 さつま 薩摩 5 いいなおすけ 井伊直弼 6 みんせんぎいんせつりつのけんぱくしょ 民撰議院設立 の建白書 7 やまたいこく 邪馬台国 8 けんずいし 遣隋使 9 けんとうし 遣唐使 10 けんおうしせつ 遣欧使節 11 いせき 遺跡 12 せかいいさん 世界遺産 13 …
おはこんばんちはならー! あ~るで子です。 受験。ココまでの流れ 結果 で子さんの心境 きゅーたろう本人の様子と、いま、わたしにできること さようならあこがれの西大和 受かっても、西大和を選ばない方もいる こんなに、学校の外から様子がわかる資料を学校が配るなんてあんまりないことなんだよ さようなら西大和 まだまだつづくよ~~~~~! ゴブサタしておりまーす。 元気にぐうたらしていましたイエイ(ゝω・)vキャピ さて、受験シーズン真っ最中ですね! 受験。ココまでの流れ 結果 もったいぶってもアレなので、さくさく書きますと、 ココまでの戦績は 1、海陽特費 不合格 2、海陽I 合格 3、西大和東…
奇数月の第三月曜日は、フロアクリーニングの日。 二か月に一度のルーティン。朝九時からダスキンさんの作業を見守る。 今朝は03教室にこもり、年末から溜めていた朝刊の連載小説を三週間分堪能した。 抱えている事務の仕事をするつもりで、無理を言って03教室の掃除を断り、機器をセッティングした。にも拘わらず、ちょっと新聞を整理しようと思った瞬間から「阿倍仲麻呂」に夢中になってしまった。昨年から安部龍太郎さんの歴史小説にはまり、既刊の書籍はほぼ読みつくした。年明けから、新刊の「徳川家康」第七巻と新聞連載の小説をダブルで楽しめる、ちょっと贅沢な期間に入っているのに、忙しくって新聞は積むだけ、キンドルに入って…
1月31日夫が心斎橋のハンバーガー屋に行きたいというので、ついて行った。そのハンバーガー屋はめちゃ混んでたけど、めちゃ回転率がよかった。一番安いハンバーガーでも800円くらいして、高級系ハンバーガーか、と思ったけど、食べたら今まで食べたことない味だった。普通高級系ハンバーガーはパテが特徴だが、そこはバンズがすごい食べたことないふわふわでしっとりした感じで、パテを包み込むような食感だった。ニューヨークにも店があるらしく、やたら海外の人が多かった。席の距離感とか食べたら人がすぐ出ていく感じとかが海外の店みたいな感じで、なんか擬似海外旅行みたいで楽しかった。 夜何年かぶりに紅白を見た。Kinki k…
とても久しぶりのブログ更新です。 いろんな感想をツイッターだけで終わらせずにまとまった文章として書きたいな~~という気持ちは常にあるんだけど、実際に書くとなると結構腰が重くて気付いたら年末になっていた……。 ということで2022年を振り返ってよかったもの・印象に残っているものについて書いていきます。この一年はいろんな体験ができて結構充実していたと思う!おもに観劇(大体宝塚)や美術展などです。 月組「今夜、ロマンス劇場で/FULL SWING!」 年明け早々に観劇とその後にもう1回観ることができました。お正月の宝塚大劇場には初めて行ったけどしめ縄や立派な鏡餅が飾られていてめでたかった! お芝居は…
河合 敦(かわいあつし)著「晩節の研究 偉人・賢人のその後」 幻冬舎新書刊 を読み終えた。著者は日本史の専門家で最近時折TVでも見かける。 歴史に名を残す偉業を成し遂げた人物も殆んどの場合本当に活躍したのは一時期である場合が多く「その後」の人生は意外に知られていない。この本はその部分に焦点を当て古代から近代に至るまでの30人の「その後」を扱っている。 ここではそのなかで古代の偉人のひとり、鑑真のことに触れさせて貰うことにした。 鑑真は唐(とう・中国)の高僧で中学校の教科書にも登場し「日本に渡ろうとして何度も遭難し、盲目になりましたが、遣唐使にともなわれて来日し正しい仏教の教えを広めました」など…
聖武天皇の后・光明皇后の生涯 今回の主人公は聖武天皇の皇后である光明皇后。天皇の皇子を生むことを求められながらも、それを果たせなかった彼女は苦渋の選択をすることになる。その選択について。 光明皇后は藤原家の出身である。父は藤原不比等でその娘の光明子が後の光明皇后である。彼女は父不比等による、娘と文武天皇の子である首皇子を天皇に据え、その後に光明子を皇后に据えて藤原氏の血を引く天皇と皇后となり、その血筋が天皇位を継いでいくという構想を背負うことになる。光明子は16才で皇太子となった首皇子の后となり不比等の構想は順調に実を結ぶ。2年後には2人の間に娘である阿倍内親王が誕生する。 そして724年、首…
近年小説についてはほとんど読むことが無くなったが日経新聞に連載中の作家・安部龍太郎さんの小説「ふりさけ見れば」は例外で、当日読めなかった場合は翌日に読むなどして一日も欠かさず日課にしている。 遣唐使の時代、何れも使節団の一員として唐に渡った、実在の有名人物、阿倍仲麻呂と吉備真備を主人公にして物語が展開していくが、一般的な遣唐使の目的として理解されている、大国・唐に朝貢をし唐の優れた文物を持ち帰り、先進的な知識や技術を導入するといったことと併せて以下の二点を隠された目的に挙げ、小説の骨格にしている。 ①白村江(はくそんこう)の戦いで大敗し唐の侵略に怯えた日本は、冊封国(さくふうこく)として生きる…
気がつけばもう「ADAMOMANのこだわりブログ」を始めて3年とちょっとになっていました。 3年ぴったりの記念日はスルーしちゃってるあたりが、まったりと続けてきたこのブログらしいところではありますが、これまで200以上の記事を書き、累計アクセスは30万を超えるまでにこのブログも成長しました。 今回はそれら多くの記事の中でも特に思い入れの強い、「帰ってきたウルトラマン」関連の記事をご紹介。 自分のブログを自分でレビューするという自己満&ナルシシズム全開テイストでいきます。 ◆2022年新作4記事 ◆オススメ記事4選 ◆11月の傑作群関連 ◆変わり種3選 ◆2022年新作4記事 今年だけで帰マン関…
旧名は春日社、全国に1000の支店がある本社がこの春日大社もちろん 世界遺産です。寺と違い神社は実体のない神様を祀るところなので何を撮るか悩みます 吉城川あたりから歩いてみよう 春日野フォーラムの前を通り水谷茶屋へここらは紅葉はまだみたいです 南へ歩くと春日大社の敷地内に入ります 一つだけしか願いを叶えてくれない一言主神社せめて十言主神社にしてくれ 絵馬500円・・何個あるんやろ儲かるなぁ〜 阿倍仲麻呂と吉備真備は、ここ春日大社で神事を受け遣唐使として唐へ向かった 日を追うごとに深まる秋 追い越されぬよう 秋を追う日々が続く
一条真也です。「無縁社会」などと呼ばれ、血縁と地縁の希薄化が目立つ昨今です。人間は1人では生きていけません。「無縁社会」を超えて「有縁社会」を再生させるためには、血縁や地縁以外のさまざまな縁を見つけ、育てていく必要があります。そこで注目されるのが趣味に基づく「好縁」というものです。この中には、碁を打ち合うという「碁縁」があります。御縁としての碁縁です。 「サンレー杯 北九州囲碁祭り団体戦」のポスター 「 サンレー杯 北九州囲碁祭り団体戦」は、わが社が長年企画を温めていたビッグイベントです。念願かなって、ついに一昨年初めて開催されました。1チーム5名の団体戦、4回戦、ハンディ戦、各自持時間40分…
小倉百人一首は歴史の教科書だ。と、聞いたことがある。何年か前にはネットでも記事を読んだ。と、思う。たぶん。 それで以前、阿倍仲麻呂の歌を考察した。だが今になって、結論が間違っていたと考えている。 小倉百人一首 7番 阿倍仲麻呂 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出(い)でし月かも 【当ブログの解釈】あまのはら →高天原(海人の原) →神々の時代(寿命が長い仁徳[16]まで)ふりさけみれば →振り裂けみれば →振り裂けるように終わってみればかすが →春日和珥氏(忍熊王討伐・両面宿儺討伐を行った和珥武振熊の子孫)なる →成る →成りあがるみかさのやまにいでしつき →三笠山(奈良盆地の北…