満月と狼満月を見ると心がざわめくような、ちょっと落ち着かないような印象を持つ。これはなぜだろうか?満月に結びついた儀礼を調べてみると、ほぼすべての文明や宗教で、収穫と浄化や予言、「境界を開く」といった働きを認めていたようだ。一部を挙げると、中国の中秋節では、満月に月餅を供え、月神を祀り、 日本の十五夜では、すすきと団子を供えて稲の霊を迎える。 古代ローマでは、狼・月・境界の結びつきが伝承として残っていて、 古代エジプトでは満月に死者の魂が月光と共に蘇ると信じられていた。満月儀礼の共通点を見てみると、ひとつは収穫、出生、治癒などの「生命力の増大」があげられる。また、感情がきわまり、それが外にあら…