Hatena::ブログ(Diary)

科学政策ニュースクリップ このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

/研究問題メーリングリスト/サイエンス・サポート・アソシエーション(SSA)/研究問題ブログ(不正問題)/
研究者ネットワーク(仮)設立準備の会
震災に遭われた方に科学書を贈るプロジェクト
facebookのサイエンス・サポート・アソシエーションページ
サイエンス・サポート・アソシエーションハッシュタグf_o_sの議論
緊急メッセージ、未来の科学ためにfaceboook 研究者ネットワーク(仮)グループ
2012年総選挙2013年参院選

2018-01-16

科学技術外交、米DOE100人首切り、博士の無関心

2018年1月9日〜2018年1月15日

2017年が本格始動した週でした。

外務省: 科学技術外交とは

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol164/index.html

★Diplomacy for Scientists

https://blogs.scientificamerican.com/observations/diplomacy-for-scientists/

外務省のページで科学技術外交ピーアールされてましたが、シンクロするように、サイエンティフィックアメリカンにも記事が。

ただ、記事の趣は違っています。

外務省の記事が政府の取り組みについて書かれているのに対し、サイエンティフィックアメリカンの記事は、若手研究者外交的手腕を高めるためのスキルについてという内容です。

ここの研究者外交を意識することは少ないですが、研究は国を超えるわけで、まさに外交と言えるものです。

★林文部科学大臣とモエダス研究・科学・イノベーション担当欧州委員との会談について

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/01/1400140.htm

若手研究者の交流拡大で合意、日EU閣僚会談

米の「科学軽視」に懸念

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25441080Z00C18A1EAF000/

これも科学外交です。

核融合原型炉研究開発の推進に向けて

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/074/houkoku/1400117.htm

ヒアリ確認地点の周辺2km程度の調査の実施状況報告(第5報)

http://www.env.go.jp/press/105004.html

ここしばらくはピアリの発見が報告されていませんが、関心を持ち続ける必要があります。

気候変動に関する政府間パネルIPCC)第49総会の開催候補地決定について

http://www.env.go.jp/press/105027.html

京都議定書誕生の地で来春IPCC総会開催へ

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/01/20180115_01.html

★ 「就業規則変更に不備」東北大を告発 職員組合関係者

http://www.asahi.com/articles/ASL1C5K0NL1CUNHB00V.html

平成29年大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて

https://togetter.com/li/1187976

大阪大学長ら報酬一部返納 入試ミス、検証委を設置

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25619320S8A110C1000000/

大阪大出題ミス

学長ら常勤役員、報酬一部を自主返納

https://mainichi.jp/articles/20180113/k00/00m/040/062000c

阪大の解答例で良い」 外部からの指摘、何度もスルー

https://www.asahi.com/articles/ASL1B3K31L1BPTIL00J.html

阪大入試の件が、その後も話題になっています。

阪大ではこんなことも。

いびきで実力出せず」センター試験阪大教授が居眠り

https://www.asahi.com/articles/ASL1H6HHPL1HPTIL020.html

問題は問題ですが、教授が試験監督に駆り出されるような現状と、日本の研究力低下は相関があるかも…

★University of Rochester president resigns as sexual-harassment probe ends

https://www.nature.com/articles/d41586-018-00422-w

University of Rochester president resigns as outside attorney issues report on sexual harassment case

http://www.sciencemag.org/news/2018/01/breaking-investigator-says-noted-linguist-accused-sexual-harassment-broke-no-laws-or

★博士人材の研究公正力(3):博士の意識と研究倫理教育

松澤 孝明

https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/60/10/60_701/_article/-char/ja

>>この結果から博士人材の「倫理」に対する関心は,他の移転可能スキルに比べて低いと考えられる。

とのことで、残念です。関心を高めるため、このメルマガでも引き続き、研究倫理、研究公正のことを取り上げて行きます。

2017年ネカト世界ランキング

https://haklak.com/page_ranking_2017.html

白楽ロックビル氏がまとめています。日本人もランクインしていますよ…

総理指示(鳥インフルエンザ事案について)

http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/discourse/20190111_siji.html

香川県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/180111_8.html

香川県鳥インフルエンザです。殺処分は終了しています。

生命科学研究者の44%がAiを活用(調査報告書)

http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=10275

★DOE-Sponsored Oak Ridge National Laboratory to Cut 100 More Jobs

https://mobile.the-scientist.com/article/51334/doe-sponsored-oak-ridge-national-laboratory-to-cut-100-more-jobs

トランプ政権に敵視されるDOEですが、首切り拡大です…

★トランプ政権は”科学軽視”と批判 中間選挙研究者擁立も

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180103/k10011277841000.html

そのトランプ政権ですが、対抗の動きも。

Trump’s Disdain for Science

https://www.nytimes.com/2018/01/04/opinion/trump-disdain-science.html

トランプ大統領がバイオテクに初言及、実は推進派だった?

https://www.technologyreview.jp/nl/trump-just-said-biotechnology-for-the-first-time-in-353-days-as-president/

ほんとよく分かりません。

★From band director to chief data cruncher: Trump’s choice to lead U.S. education statistics agency raises eyebrows

http://www.sciencemag.org/news/2018/01/band-director-chief-data-cruncher-trump-s-choice-lead-us-education-statistics-agency

★52歳大学非常勤講師「年収200万円」の不条理

正規の「専任教員」との給与格差は5倍だ

http://toyokeizai.net/articles/-/203378

非常勤講師の方々の話は非常に辛いものがあります。この方々の知を社会にもっと活かすために何が必要でしょうか。

★New Initiatives Offer Jobs, Funding to Women Only

https://mobile.the-scientist.com/article/51256/new-initiatives-offer-jobs-funding-to-women-only

★My second life as a high school teacher

http://www.sciencemag.org/careers/2018/01/my-second-life-high-school-teacher

論点

日本の研究力の危機

https://mainichi.jp/articles/20180112/ddm/004/070/012000c

日本学士院学術奨励賞の受賞者決定について

http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2018/011201.html

吉岡斉九州大教授が死去

https://www.nishinippon.co.jp/sp/flash/f_kyushu/article/386431/

ご冥福をお祈りします。

★When sickness interrupts science

How to balance a long-term illness and a research career.

https://www.nature.com/articles/d41586-018-00112-7

★SciREX Quarterly 7号

http://scirex.grips.ac.jp/topics/archive/180110_939.html

若手研究者の考える科学者の“今”そして“未来”

狩野光伸×岸村顕広×平田佐智子×高瀬堅吉

http://scirex.grips.ac.jp/newsletter/7-2017-12/02.html

2018-01-08

博士人気の秘密、阪大入試ミス、エルゼビアVSドイツ大学

2018年1月2日〜2018年1月8日

まだ松の内だったということもあり、ニュースは少な目です。

★ まもなく成人式子どもたちの夢に変化の兆し?

第29回「大人になったらなりたいもの」調査結果を発表

男の子の憧れの的は「スポーツ男子」から「クレバー男子」へ

15年ぶり「学者・博士」が一番人気にNEW

http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2017_058.pdf

夢は学者か博士 男子のなりたい職業、第一生命調査

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL05H7I_V00C18A1000000/

男の子の将来の夢で15年ぶりに『学者・博士』がトップに!ノーベル賞効果か→「いや仮面ライダービルドのおかげだろ」

https://togetter.com/li/1186869

恒例の第一生命の調査。博士が男児のなりたい職業第一位になったそうです。

仮面ライダービルドの主人公桐生 戦兎はかっこいい天才物理学者ですが、調査期間は2017年7月から9月です。ビルドの放送開始は9月3日からなので、医者だった前作エグゼイドの影響力が大きいような感じもします。

ともかく、博士、学者になりたい子供達をがっかりさせないように、また、女児にも研究に興味を持ってもらえるように、より良い研究環境を作っていきたいと強く思います。

平成29年大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて

http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2018/01/06_01

大阪大の入試ミス 「対応遅い」と指摘の予備校講師

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO25426880X00C18A1000000/

不適切対応の経緯 調査委設置へ 追加合格30人と連絡、1人入学の意思示す

http://www.sankei.com/west/news/180108/wst1801080025-n1.html

各地で相次ぐ入試ミス 慰謝料支払いや入学金免除の大学も

http://www.sankei.com/west/news/180107/wst1801070037-n1.html

STSでは有名な小林副学長が頭を下げていました。この時期になぜ、と思う受験生も多いと思います。

追加合格になった受験生には、きっとこの経験が将来に生きると言いたいと思います。

阪大の対応に関しては、ここまで公表が遅れた原因をしっかりと調査してほしいです。また、他の大学も、こうしたミスが起きない体制であるのか、チェックしていただきたいです。

★Germany vs Elsevier: universities win temporary journal access after refusing to pay fees

https://www.nature.com/articles/d41586-018-00093-7

ドイツの大学対エルゼビアの問題ですが、ドイツ側が一勝というニュースです。

とはいえ、最終決着ではなく、また他国の動向もウォッチしていく必要があります。

★トランプ政権は”科学軽視”と批判 中間選挙研究者擁立も

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180103/k10011277841000.html

トランプ政権発足1年。科学に対する姿勢は変わっていません…

★Indonesian scientists embrace preprint server

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08838-6

★Compare your country by OECD

http://www.compareyourcountry.org/gender-equality

★ Society needs to instil confidence in girls

Prize-winning scientist Jennifer Thomson talks about her career and plans for nurturing women researchers in the global South.

http://www.scidev.net/global/role-models/society-needs-to-instil-confidence-in-girls.html

★US universities to provide tools for post-PhD life

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08991-y

Institutions clarify goals and intended outcomes of graduate programmes.

★Medical research often ignores differing health outcomes for men and women

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08993-w

Female lead and last authors more likely to consider disparities related to sex and gender.

博士人気の秘密、阪大入試ミス、エルゼビアVSドイツ大学

2018年1月2日〜2018年1月8日

まだ松の内だったということもあり、ニュースは少な目です。

★ まもなく成人式子どもたちの夢に変化の兆し?

第29回「大人になったらなりたいもの」調査結果を発表

男の子の憧れの的は「スポーツ男子」から「クレバー男子」へ

15年ぶり「学者・博士」が一番人気にNEW

http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2017_058.pdf

夢は学者か博士 男子のなりたい職業、第一生命調査

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL05H7I_V00C18A1000000/

男の子の将来の夢で15年ぶりに『学者・博士』がトップに!ノーベル賞効果か→「いや仮面ライダービルドのおかげだろ」

https://togetter.com/li/1186869

恒例の第一生命の調査。博士が男児のなりたい職業第一位になったそうです。

仮面ライダービルドの主人公桐生 戦兎はかっこいい天才物理学者ですが、調査期間は2017年7月から9月です。ビルドの放送開始は9月3日からなので、医者だった前作エグゼイドの影響力が大きいような感じもします。

ともかく、博士、学者になりたい子供達をがっかりさせないように、また、女児にも研究に興味を持ってもらえるように、より良い研究環境を作っていきたいと強く思います。

平成29年大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて

http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2018/01/06_01

大阪大の入試ミス 「対応遅い」と指摘の予備校講師

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO25426880X00C18A1000000/

不適切対応の経緯 調査委設置へ 追加合格30人と連絡、1人入学の意思示す

http://www.sankei.com/west/news/180108/wst1801080025-n1.html

各地で相次ぐ入試ミス 慰謝料支払いや入学金免除の大学も

http://www.sankei.com/west/news/180107/wst1801070037-n1.html

STSでは有名な小林副学長が頭を下げていました。この時期になぜ、と思う受験生も多いと思います。

追加合格になった受験生には、きっとこの経験が将来に生きると言いたいと思います。

阪大の対応に関しては、ここまで公表が遅れた原因をしっかりと調査してほしいです。また、他の大学も、こうしたミスが起きない体制であるのか、チェックしていただきたいです。

★Germany vs Elsevier: universities win temporary journal access after refusing to pay fees

https://www.nature.com/articles/d41586-018-00093-7

ドイツの大学対エルゼビアの問題ですが、ドイツ側が一勝というニュースです。

とはいえ、最終決着ではなく、また他国の動向もウォッチしていく必要があります。

★トランプ政権は”科学軽視”と批判 中間選挙研究者擁立も

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180103/k10011277841000.html

トランプ政権発足1年。科学に対する姿勢は変わっていません…

★Indonesian scientists embrace preprint server

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08838-6

★Compare your country by OECD

http://www.compareyourcountry.org/gender-equality

★ Society needs to instil confidence in girls

Prize-winning scientist Jennifer Thomson talks about her career and plans for nurturing women researchers in the global South.

http://www.scidev.net/global/role-models/society-needs-to-instil-confidence-in-girls.html

★US universities to provide tools for post-PhD life

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08991-y

Institutions clarify goals and intended outcomes of graduate programmes.

★Medical research often ignores differing health outcomes for men and women

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08993-w

Female lead and last authors more likely to consider disparities related to sex and gender.

2018-01-02 2018年、科学政策への懸念、志向倫理

2018年、科学政策への懸念、志向倫理

2017年12月26日〜2018年1月1日

 お正月も変わらずメルマガ発行いたします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 2018年はどんな年になるのか。予想などあてになりませんが、一つ言えるのは、基礎研究(というより純粋科学研究)をどうするのかを決めないといけない年になるということです。

ノーベル生理学・医学賞受賞の大隅氏「視野の狭い研究者ほど客観指標に依存する」

どうなる日本の科学(9)東工大栄誉教授・大隅良典氏

https://newswitch.jp/p/11497

ノーベル賞受賞の白川氏「好奇心と教養が社会を支え、研究者は社会に支えられている」

どうなる日本の科学(10)筑波大学名誉教授・白川英樹

https://newswitch.jp/p/11533

ノーベル賞受賞の山中氏「私の仕事の半分は寄付活動に当てている」

どうなる日本の科学(11)京都大学iPS細胞研究所所長・山中伸弥

https://newswitch.jp/p/11542

 最近注目記事を多く掲載しているニューススイッチが、ノーベル賞受賞者にインタビューしています。

 どれも傾聴に値する意見です。しかし、なかなか状況は変わりません。

政府、「統合イノベーション戦略」を来夏めどに策定 宇宙、医療、IT分野などまとめる

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/12/20171227_01.html

 一方で政府は、よりトップダウンを強めようとしています。国の財政を潤わせる可能性のある研究領域が選択されて、戦略に基づき計画的に予算を配分するということです。これは選挙公約の通りで、国民がこの方向を選択し、支持しているということになります。

★日本経済の現状(2017年12月)

http://www5.cao.go.jp/keizai3/genjyo/genjyo.html

 ノーベル賞受賞者を輩出している国の多くは先進国です。経済的な余裕がない国では、自由な発想に基づく研究を潤沢な資金で行うことは難しいということです。基礎研究の停滞は、日本が先進国ではなくなりつつあることを示していると言えるでしょう。

 問われているのは、国民がどのような選択をするかです。

 基礎研究者に都合のよい政策とは、1000に3つとも言われる研究がうまくいく確率のなかで、失敗がほとんどであることを承知で潤沢に予算を投資し、ロングスパンで研究ができる環境を作り出すことです。

 それができればできるに越したことはないですが、国民が、苦しい暮らしのなかで、すぐには役立たたない(し、永遠に実利は生み出さないかもしれない)研究にお金を出すことを許容しないといけません。

 「政府わかってねえな」

 「山中教授にもっとお金出してやれよ」

 と無責任に言うだけでは、問題は何も解決しないのです。

 そして、予算が限られているのなら、研究環境がより効率的になることを考えなければいけません。もっと研究者に研究してもらうような環境、若い才能に力を発揮してもらえる環境を追求していかなければなりません。これは、予算増やす減らす、トップダウンボトムアップかの対立軸とは別に考えることができるはずです。予算増やせ、以外のこともしっかりと議論していかなければなりません。

 このメルマガでは、今年も科学・技術関連の情報を収集し、研究者だけでなく、様々な立場の方々が、科学・技術政策に関心を持ってもらうよう、そして、科学・技術の現場の現状をもっと知ってもらえるよう発信を続けていきたいと思っています。

 年末年始のピックアップ記事から。

安全保障技術研究推進制度 研究課題

http://www.mod.go.jp/atla/funding/kadai.html

防衛省

岡山大など助成4大学判明 防衛装備庁、明らかに

https://mainichi.jp/articles/20171223/k00/00m/040/169000c

 今年度の「安全保障技術研究推進制度」の採択機関が公表されました。日本学術会議の声明などもあり、研究代表者の所属機関には大学はありませんでしたが、分担機関にはいくつかの大学の名前が。

http://www.mod.go.jp/atla/funding/kadai/h29kadai291222.pdf

★「今年の研究不正」をグローバルに振り返る

論文撤回監視サイトの「日本コーナー」18本の記事を中心に

http://webronza.asahi.com/science/articles/2017122600001.html

★またもや研究不正に揺れた一年

東大分生研で判明した「捏造」「改ざん

http://webronza.asahi.com/science/articles/2017122200006.html

 2017年も様々な研究不正事例が発生しました。

 繰り返す事例を前に考えることは、研究不正を起こさせない予防倫理、ではなく、責任ある研究活動を目指す志向倫理を進めていくべきだということです。

 昨年11月に開催されたAMED、RIOネットワークキックオフシンポジウム「考え、気づかせる」研究倫理教育の資料が公開されています。

https://www.amed.go.jp/news/event/20171129_riosympo_report.html

関西大学 化学生命工学部生命・生物工学科の片倉啓雄教授の資料

https://www.amed.go.jp/content/000026048.pdf

 をぜひご覧いただきたいのですが、予防倫理とは

〜するべからず

個人の行動の是非を教える倫理(お説教)

 前例に基づく倫理

 萎縮する倫理

 失敗事例を学ぶ

 であるのに対し、志向倫理とは、オリジナリティ・創造性を重視する科学者研究者技術者に必要な倫理であり、以下のようなことを意味します。

すべきこと為したいこと

プロ(社会人)としての行動を考えさせる倫理

 創造する倫理

 元気が出る倫理

 好事例を学ぶ

 研究不正など一部の変な人が行うこと、と考えるのではなく、よりよい研究のために何ができるかを前向きに考えていくことが重要だと思っています。今年は志向倫理をより深く考えていきたいと思います。

★安倍内閣総理大臣 平成30年 年頭所感

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2018/0101nentou.html

★「水素基本戦略」が決定されました

http://www.meti.go.jp/press/2017/12/20171226002/20171226002.html

水素を輸入、発電や自動車燃料に 政府初の「基本戦略」

https://www.asahi.com/articles/ASKDV11Y2KDTULFA01X.html

安倍総理は第2回再生可能エネルギー水素等関係閣僚会議に出席しました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/26energy.html

再生可能エネルギー水素等関係閣僚会議(第2回)

議事次第

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/saisei_energy/kaigi_dai2/gijisidai.html

資料1−1: 「水素基本戦略(案)」概要

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/saisei_energy/kaigi_dai2/siryou1-1.pdf

資料1−2: 「水素基本戦略(案)」

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/saisei_energy/kaigi_dai2/siryou1-2.pdf

★「未来の学びコンソーシアム」推進体制の強化

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/12/1399792.htm

「未来の学びコンソーシアム」推進体制を強化します

http://www.meti.go.jp/press/2017/12/20171226006/20171226006.html

○ 今後、平成32年度(2020年度)から必修となる小学校のプログラミング教育の円滑な実施等にコンソーシアムが一層重点的に取り組み、文部科学省を中心として関係業界を巻き込んで取組を加速化することができるよう、文部科学省に『「未来の学びコンソーシアム」プロジェクト推進本部』及び『「未来の学びコンソーシアム」プロジェクト推進チーム』を設置し、総務省及び経済産業省との連携の下、事務局を担うこととします。

○ 事務局には、民間企業経験者の「プログラミング教育戦略マネージャー」及び複数の「プログラミング教育プロジェクトオフィサー」も参画しながら、「未来の学びコンソーシアム」の取組を推進します。

私立大学等の平成28年入学者に係る学生納付金等調査結果について

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1399613.htm

平成30年度 文部科学省税制改正の概要

http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/zeisei/1400015.htm

要望が認められたもの

(1)独立行政法人日本学生支援機構に係る指定寄附金の給付型奨学金への対象

拡充【法人税等】

(2)国立大学法人等に対する評価性資産寄附へのみなし譲渡所得税の非課税

認を受けるための要件の緩和等(内閣府厚生労働省との共同要望)【所得税等】

★「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1345878.htm

法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラムの審査結果について

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houka/1399539.htm

男女共同参画推進のための学び・キャリア形成に関する有識者会議(第2回)議事要旨

http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kyoudou/detail/1400042.htm

男女共同参画推進のための学び・キャリア形成に関する有識者会議(第2回)配付資料

http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kyoudou/detail/1400044.htm

※【配付資料】参考資料「女性の再就職・再雇用 出産・育児等を機に離職しても女性が活躍できる社会に向けて」

出典:「出産・育児等を機に離職した女性の再就職等に係る調査研究事業」(平成26年厚生労働省委託調査)

★将来構想部会(第9期〜)(第11回) 配付資料

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/042/siryo/1399988.htm

議題

我が国高等教育に関する将来構想について

★第10回政策研究レビューセミナー(発表資料の掲載)

http://www.nistep.go.jp/archives/35426

発表5

「博士人材のキャリアパス把握と分析」

松澤 孝明 第1調査研究グループ 総括上席研究官

http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/review2017_presentation_5.pdf

参考(世論調査

http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/review2017_presentation_5-ref.pdf

ほか

日本学術振興会賞に29年度も若手研究者25人

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/12/20171228_01.html

第14回日本学術振興会賞の受賞者決定について

http://www.jsps.go.jp/jsps-prize/kettei.html

第14回(平成29年度) 日本学術振興会賞受賞者一覧

http://www.jsps.go.jp/jsps-prize/ichiran_14th.html

★委託研究開発におけるデータマネジメントに関する運用ガイドラインを策定しました

http://www.meti.go.jp/press/2017/12/20171227001/20171227001.html

(2)本ガイドラインのポイント

研究開発におけるデータマネジメントの基本的な考え方(研究開発データの取扱いに関する合意書及びデータマネジメントプランの策定等)を明示。

委託者が、プロジェクト毎にデータマネジメントに係る基本方針を策定し、公募要領にて示すことを義務付け。

プロジェクト開始前から終了に至る研究開発データのマネジメント手順を提示。

第三者へ提供可能な研究開発データについては委託者がデータカタログを作成。

経済産業省、委託研究開発におけるデータマネジメントに関する運用ガイドラインを策定

http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=10266

平成28年国民健康・栄養調査報告

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/h28-houkoku.html

★花火彩るスペースワールド閉園 「思い出をありがとう」

https://digital.asahi.com/articles/ASKD03VKWKD0TIPE004.html

5等星に「SPACE WORLD」物語完結へ

http://www.yomiuri.co.jp/science/20171228-OYT1T50038.html

スペワ「月の石」展示継続へ調整

https://news.biglobe.ne.jp/topics/domestic/0101/32707.html

「遊園地で泣くとは…」 スペースワールドで別れの声

https://digital.asahi.com/articles/ASL114DGTL11TQIP00P.html

スペースワールド閉園、現地「思い出」ルポ

https://response.jp/article/2018/01/01/304325.html

 北九州市スペースワールドが閉園しました。

http://www.spaceworld.co.jp/thanks/

 人々に愛された遊園地でした。

理研が非常勤職員を「大量雇い止め」で上がる現場の悲鳴

波紋はどこまで広がるか

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53933

<東北大雇い止め>職組と団体交渉 職員の無期転換「財政的に困難」と大学側

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171226_13012.html

 雇い止め問題は2018年も大きな問題として考えなければなりません。

★非医学委員、研究「理解不能」も 大学の臨床研究倫理

http://kyoto-np.co.jp/top/article/20171230000031

2017-12-26 予算案閣議決定、「女性博士のキャリア構築と家族形成」

予算案閣議決定、「女性博士のキャリア構築と家族形成」

2017年12月19日〜2017年12月25日

 今年もあと僅かとなってきました。NatureやScience、新聞の科学欄などで、今年の科学の振り返り記事が出ています。

 やはりというか、トランプ政権に関する問題は今年の大きな話題だったと言えましょう。

★著名科学2誌、米トランプ政権批判

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO2501950024122017TJM000

サイエンス トランプ政権批判 “政治と科学の決別”

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171222/k10011267561000.html

 来年はどうなるか。しっかりとみていく必要があります(毎年言っていますが、地道にメルマガ出していきます)。

安倍総理は第34回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/25kagaku.html

総合科学技術・イノベーション会議(第34回)議事次第

http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihui034/haihu-034.html

議事

1.統合イノベーション戦略(仮称)の策定に向けて

2.国家的に重要な研究開発の評価結果について(決定)

ばらばら政策一つに…技術革新の統合戦略策定へ

http://www.yomiuri.co.jp/science/20171225-OYT1T50072.html

首相、科技で新戦略策定指示 医療やITなど分野横断

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO25048970V21C17A2PP8000/

 久々に開催された安倍総理出席の総合科学技術・イノベーション会議。

 「統合イノベーション戦略(仮称)」を策定する方向に向かうようです。

平成30年度予算政府

http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2018/seifuan30/index.htm

平成29年補正予算

http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2017/hosei1222.htm

 予算案補正予算閣議決定

 来年度予算案、科学技術関連は以下。

文教・科学技術予算(PDF:745KB)

http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2018/seifuan30/11.pdf

概要(PDF:227KB)

http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2018/seifuan30/12.pdf

国立大学私立大学への資金配分の見直し等を通じた大学改革の推進

国立大学法人運営費交付金等の再配分等の加速、国立大学経営改革促進事業の創設

私学助成について、定員充足率や教育の質による配分の見直し等を通じたメリハリある予算配分の実現

生産性革命等に向けたメリハリある科学技術イノベーション

・ Society5.0 の実現に向けた重点分野への戦略的配分

イノベーション実現のための環境整備

・ 基幹プロジェクトの推進 等

 国立大学法人運営費交付金等 10,971 億円 ⇒ 10,971 億円と増減なし。国立大学経営改革促進事業 40 億円 が新規で設けられています。

 その他授業料減免の拡大、科研費の微増などがあります。

 「政府全体の科学技術振興費は、対前年比+0.9%(13,045億円 ⇒ 13,159億円、+114億円)」。

科学研究費助成事業(科研費) 2,284 億円 ⇒ 2,286 億円 (+0.1%)

幅広い分野にわたり、研究者自由な発想に基づく研究を支援する。若手研究者

援については、オープンな場での切磋琢磨を促すための改革を進める。

Society 5.0の実現に向けた重点分野への戦略的配分

革新的光・量子技術の実現に向けた研究開発(Q-LEAP) [22億円](新規)

ナノテク・材料分野における産学連携拠点の整備・基盤的研究の推進(M−Cube) [19億円](+3億円)

革新知能統合研究(AIP)センターにおける革新的な基盤技術の研究開発等 [31億円](+1億円)

情報科学技術を核としたSociety5.0の実証・課題解決の中核拠点の構築 [7億円](新規)

官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM) [100億円](新規)

イノベーション実現のための環境整備

オープンイノベーション加速のための体制整備等 [18億円](新規) ・世界トップレベル研究拠点の構築(WPI) [70億円] (+10億円)

科学研究費助成事業(科研費)[2,286億円](+2億円) ・ハイリスク・ハイインパクトな研究開発の推進 [55億円](+25億円)

最先端大型研究施設の整備・共用の促進 [393億円](+2億円)

基幹プロジェクトの推進

H3ロケットの開発 [212億円](+21億円)、先進レーダー衛星 [15億円](+9億円)

 財務省としては、これだけ予算増やしてるのに成果は…と言いたいのでしょうが…

★大機小機 教育論議に論理と実証を

https://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO24883280Q7A221C1EN2000

だが、交付金の減少で研究者数あるいは研究に打ち込む時間が減少している。そして全体の予算が削減される中で行われてきた「選択と集中」政策は、負の効果しかなかった。

★真相深層再生医療 日本の影薄く

iPS細胞作製から10年、競争激化 研究予算偏重、不満の声も

https://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO24841060Z11C17A2EA1000

さらに再生医療には骨髄や脂肪に含まれる幹細胞の利用や、遺伝子治療を組み合わせる手法もある。だが、国内のES細胞遺伝子治療研究者からは「iPS細胞に研究予算を取られた」と不満の声が上がる。

 日経から予算の選択と集中に対する苦言の記事が2つ出ていますが、一方で…

★ニッポンの革新力世界から考える(5)大艦巨砲で迫る中国 勝てる分野選び集中

https://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO24976470S7A221C1MM8000

日本の研究開発投資額は16年度で18兆円余り。21世紀に入ってほぼ横ばいだ。限られた資金を戦略のないままつぎ込んだ結果、質の高い論文を数える世界ランキングで日本の順位はあらゆる研究で下がった。

 もっと集中せよ、との声も…

★IT 新戦略の策定に向けた基本方針

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/pdf/20171222/siryou.pdf

安倍総理は平成29年第17回経済財政諮問会議を開催しました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/21keizai.html

平成29年第17回経済財政諮問会議

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2017/1221/agenda.html

議事

(1) 平成30年度の経済見通しについて

(2) 経済・財政一体改革の進捗状況について

安倍総理は第4回人生100年時代構想会議を開催しました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/19jinsei100.html

第4回 人生100年時代構想会議

議事次第

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsei100nen/dai4/siryou.html

資料1−1 人生100年時代構想会議 中間報告(案) (PDF/4965KB)

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsei100nen/dai4/siryou1-1.pdf

資料1−2 人生100年時代構想会議 中間報告 参考資料 (PDF/1,588KB)

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsei100nen/dai4/siryou1-2.pdf

★「平成29年版消防白書」の公表(消防庁

http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h29/12/291219_houdou_1.pdf

★「千島海溝の超巨大地震は切迫の可能性高い」 「今後30年で7〜40%」と政府地震調査委員会

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/12/20171220_01.html

北海道沖でM9級地震の恐れ

http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO24996010S7A221C1EA5000

千島海溝、M8・8級7〜40%…30年内確率

http://www.yomiuri.co.jp/science/20171219-OYT1T50038.html

 切迫しています。こうした情報に対して、科学コミュニティと社会のコミュニケーションはどうあるべきか、深刻に考えるべきです。

★大学,大学院短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準第2条第1号の規定に基づく期間について(通知)

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/secchi/1399770.htm

学校法人駒澤学園による不正行為(文部科学省への提出書類の虚偽記載)について,大学,大学院短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準(平成15年文部科学省告示第45号)第2条第1号に定める「当該行為が判明した日から起算して五年以内で相当と認める期間」は下記のとおりとする。

平成29年12月20日〜平成32年12月19日

 これは知りませんでした。

平成30年国立大学法人等施設整備実施計画協議予定事業<当初予算>

http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/kokuritu/yosan/1399776.htm

平成29年国立大学法人等施設整備実施計画協議予定事業<補正予算(第1号)>

http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/kokuritu/yosan/1399787.htm

平成29年度科学技術人材育成費補助事業「卓越研究員事業」における卓越研究員の決定(平成29年11月末現在)について

http://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/1397025.htm

★大学分科会(第139回)・将来構想部会(第9期〜)(第10回)合同会議 配付資料

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/1399599.htm

議題

我が国高等教育に関する将来構想について

大学設置基準等の改正について

専門職大学院設置基準等の改正について

その他

★大学設置基準等の改正について(諮問)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1399619.htm

 専門職大学の整備に関して様々な基準の改正が行われました。

社会・経済の変化に伴う人材需要に即応した質の高い専門職業人養成のための新たな高等教育機関の制度化については,平成28年5月30日の中央教育審議会答申を受け,「学校教育法の一部を改正する法律平成29年法律第41号)」による専門職大学等の制度化が図られているが(平成31年4月1日施行),さらに,同答申を踏まえ,専門職大学等の趣旨を既存の大学等の中にも活かし,既存の大学等の一部の組織において実践的かつ創造的な専門職業人養成の取組を推進するよう,大学等における専門職学科の制度を創設する必要がある。

大学設置基準等の改正について(答申)(中教審第204号)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1399623.htm

★第9期学術情報委員会(第6回) 配付資料

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/040/shiryo/1399465.htm

議題

電子化の進展を踏まえた学術情報流通基盤の整備と大学図書館機能の強化等について

宇宙開発利用部会(第39回)の決定事項について

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/059/houkoku/1399592.htm

国際宇宙探査の在り方【概要】 (PDF:279KB)

国際宇宙探査の在り方_新たな国際協調体制に向けて (PDF:396KB)

中央教育審議会(第114回) 配付資料

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/1399722.htm

議題

新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(中間まとめ)

地方文化財行政の在り方について(特別部会まとめ)

★「STI Horizon(エスティーアイ ホライズン)」誌2017冬号発行について

http://www.nistep.go.jp/archives/35335

 興味深い記事が出ています。

目次:2017 冬号 (Vol.3 No.4)

http://www.nistep.go.jp/activities/sti-horizon%E8%AA%8C/sti-horizon

特別インタビュー

分子科学研究所 川合 眞紀 所長インタビュー

多様なセクターでの経験から展望する「これからの科学技術・学術イノベーション人材」

レポート

「博士人材追跡調査」による2次分析の一例

−NISTEP ディスカッションペーパー「女性博士のキャリア構築と家族形成」より−

第1調査研究グループ 上席研究官 小林 淑恵

http://www.nistep.go.jp/activities/sti-horizon%E8%AA%8C/vol-03no-04/stih00107

 データにもとづいた非常に重要な情報が紹介されています。

日本はイノベーティブな国か?:

欧州委員会『European Innovation Scoreboard 2017(欧州イノベーションスコアボード2017)』

から見た日本のイノベーション・パフォーマンス

第1研究グループ 研究員 池田 雄哉

http://www.nistep.go.jp/activities/sti-horizon%E8%AA%8C/vol-03no-04/stih00111

ほか

★防衛装備の海外移転を認め得ることを確認しました〜F100エンジン部品の米国への移転について〜

http://www.meti.go.jp/press/2017/12/20171218002/20171218002.html

本件海外移転は、同盟国である米国との安全保障・防衛協力の強化に資すること等から、海外移転を認め得る場合に該当し、仕向先及び最終需要者も適切であり、我が国安全保障上の問題はないと認められます。また、本件海外移転は、部品をライセンス元に納入するものであるため、仕向先の管理体制の確認をもって、移転後の適正な管理が確保されると認められます。これらを総合的に判断した結果、F100エンジン部品の米国への移転については、海外移転を認め得る案件に該当することを確認しました。

平成30年予算案等が閣議決定いたしましたので、経済産業省関連資料を公表いたします

http://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2018/index.html

★「製造業の品質保証体制の強化に向けて」を取りまとめました

http://www.meti.go.jp/press/2017/12/20171222001/20171222001.html

★第5回医師の働き方改革に関する検討会 資料

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000189095.html

資料1−1 中原参考人ヒアリング資料(PDF:1,052KB)

 参考資料(1) 過労死家族の戦い(PDF:241KB)

 参考資料(2) 医療現場の労務管理に関する研究(PDF:1,052KB)

資料1−2 高橋参考人ヒアリング資料(PDF:589KB)

資料2 阿部参考人ヒアリング資料(PDF:5,726KB)

資料3 医師の労働時間を取り巻く状況について(PDF:4,101KB)

参考資料1 第4回検討会における主な意見(PDF:318KB)

参考資料2 労災認定基準の概要(脳・心臓疾患及び精神疾患)(PDF:301KB)

猪俣構成員提出資料 ACGMEについて(PDF:8,884KB)

 私は医師なので、強い関心があります。

タスク・シフティングの早期実現にブレーキ?-厚労省、医師働き方検討会に「段階的」提案

https://www.cbnews.jp/news/entry/20171225145507

★「医薬品産業強化総合戦略〜グローバル展開を見据えた創薬〜」の一部改訂について(公表)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000189123.html

★「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会第2次中間取りまとめ」を取りまとめました

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000189013.html

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000188999.html

 重要です。

★第3回検体検査の精度管理等に関する検討会

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000188857.html

平成30年度 厚生労働科学研究の概要

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188666.html

平成30年度農林水産予算概算決定の概要について

http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/yosan/171222_6.html

★世界の年平均気温が歴代3位となる見込み 〜2017年平成29年)の世界と日本の年平均気温(速報)〜

http://www.jma.go.jp/jma/press/1712/21d/worldtemp2017.html

世界各地で異常高温が発生 〜2017年平成29年)の世界の天候(速報)〜

http://www.jma.go.jp/jma/press/1712/21c/worldclim2017.html

★分子細胞生物学研究所における研究不正に関する追加調査報告

http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_291225_j.html

追加調査の9本は改ざん認定せず 東大論文不正

https://www.asahi.com/articles/ASKDT4W6MKDTULBJ016.html

 渡辺教授の件は決着ということでしょうか。シロ判定が出た医学部の件は…

★ニュース解説 - 「スパコン開発を粛々と進める」、創業者不在のPEZYグループ

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/122301257/

スパコン助成詐欺、別の助成事業でも不正認める

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20171224-OYT1T50089.html

巨額資金ずさん管理、社長ら2人起訴 スパコン助成金詐取

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO25047960V21C17A2CC1000/

研究費用6億円水増し=スパコン会社社長ら起訴−助成金詐取、捜査継続・東京地検

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017122500528&g=soc

 技術的な問題と、現在操作が進んでいるお金の件は切り分けるべき、と思いますが…

内閣参与・斎藤ウィリアム浩幸氏辞任の謎 華々しい経歴も一部訂正…関係者「専門家の間では全く知られていない」

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171225/soc1712250004-n1.html

 Yahoo!ニュース個人で「切り込み隊長」こと山本一郎氏が追求し、大きな問題となりました。

 怪しい人間が政府の要職に食い込んだということは、日本のセキュリティにとって由々しき問題です。

★雇い止め問題

 先週も雇い止め問題が大きな話題になりました。きっちりフォローしていきたいと思います。

理研:有期職員雇い止め、労組が撤回要求

https://mainichi.jp/articles/20171219/k00/00m/040/100000c

●「5年雇い止め」規則撤回へ 東大、無期転換に道

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2482381019122017CR8000/

東大 パート職員などの雇用期間の上限撤廃

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171219/k10011264331000.html

東大非正規職員「5年上限ルール」撤廃

教職員組合「金が無ければ無期雇用に出来ないというのは都市伝説

https://news.careerconnection.jp/?p=46772

室蘭工大 無期に転換  職員組合方針を説明

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-22/2017122205_01_1.html

東大雇い止め 撤回は共闘勝利

東職、全大教が共同会見

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-20/2017122005_01_1.html

●日大雇い止めに指導を

文科省要請 畑野氏・非常勤講師組合

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-24/2017122404_02_1.html

Facebook billionaire pours funds into high-risk research

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08795-0

★Could Bitcoin technology help science?

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08589-4

★US government lifts ban on risky pathogen research

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08837-7

2017-12-19 雇い止め問題各地で、CDC禁止語発表

雇い止め問題各地で、CDC禁止語発表

東大、有期教職員に安定雇用の道 5年で雇い止め撤廃

http://www.asahi.com/articles/ASKDG54NCKDGULFA01V.html

東京大学がついに「雇い止め撤回」を決めた、二つの事情

ルール制定の違法性を指摘され…

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53833

東大「雇い止め」、文科省が対応要請 急遽方針転換、規則改正へ

http://www.sankei.com/life/news/171215/lif1712150007-n1.html

理研 有期職員の雇い止めの規則

https://mainichi.jp/articles/20171219/ddm/041/040/111000c

★日大雇い止め撤回 非常勤講師立つ

労組に入り実名ネット発信

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-15/2017121505_01_1.html

山形大が300人雇い止め 有期教職員を来年以降、組合側は批判

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171213_53034.html

 各地で雇い止めの問題が発生しており、研究者の立ち話などでもよくこの問題が聞かれます。

 いずれあらためて論じますが、労働契約法理念を逆手に取った行為であり、大きな問題です。

CDC gets list of forbidden words: fetus, transgender, diversity

https://www.washingtonpost.com/national/health-science/cdc-gets-list-of-forbidden-words-fetus-transgender-diversity/2017/12/15/f503837a-e1cf-11e7-89e8-edec16379010_story.html

CDC word ban? The fight over seven health-related words in the president’s next budget

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/fight-over-seven-health-related-words-president-s-next-budget

 トランプ政権医療に介入してきています。

平成30年度予算編成の基本方針

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/30_yosanhensei.pdf

再就職規制に関する全省庁調査による疑い事案に係る調査結果について(平成29年12月15日)

http://www5.cao.go.jp/kanshi/houdou.html

5府省庁の違法天下り認定 金融庁ではOBが仲介

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO24702810V11C17A2CC1000/

安倍総理はUHCフォーラム2017への出席等を行いました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/14uhc2017.html

「UHCフォーラム2017」の開催

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_005366.html

安倍総理はUHCフォーラム2017ハイレベルオープニングセッションスピーチを行いました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2017/1214uhc2017.html

安倍総理は第41回教育再生実行会議を開催しました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/13kyouiku.html

第41回 教育再生実行会議 配布資料

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai41/siryou.html

 大学のガバナンス等にも注文がついています。

障害者の生涯を通じた学習活動の充実について

http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/1399329.htm

地方創生奨学金返還支援制度における予約採用の導入について(通知)

http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1399220.htm

★大型研究計画に関する進捗評価について(報告)「大型光学赤外線望遠鏡すばる」の共同利用研究」

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/1399167.htm

★大型研究計画に関する進捗評価について(報告)「大型電波望遠鏡「アルマ」による国際共同利用研究の推進」

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/1399168.htm

★研究データ公開と論文オープンアクセスに関する実態調査[調査資料-268]の公表について

http://www.nistep.go.jp/archives/35219

 重要資料。

★科学技術予測のためのウェブ双方向性機能強化に関する調査 [調査資料-267]の公表について

http://www.nistep.go.jp/archives/35231

国立大学研究者の発明に基づいた特許出願の網羅的調査[調査資料-266]の公表について

http://www.nistep.go.jp/archives/35126

 こちらも重要です。

医療従事者の需給に関する検討会(第5回)

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000188551.html

資料1 医療従事者の需給に関する検討会医師需給分科会第2次中間取りまとめ(案)(PDF:227KB)

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000188545.pdf

 医師の強制配置は憲法違反ではないかという声も出ています。

★「厚生労働省×コウノドリ」 タイアップ

http://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/kounodori/

平成28年医師・歯科医師薬剤師調査の概況

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/16/index.html

 重要資料です。

気候変動サミット(One Planet Summit)(結果)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/page4_003540.html

★16年度の温室効果ガス排出量は3年連続減少 長期目標達成へ一層の削減努力必要

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/12/20171213_01.html

安倍総理は第16回宇宙開発戦略本部を開催しました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/12uchu.html

宇宙基本計画工程表平成28年12月13日 宇宙開発戦略本部決定)

http://www8.cao.go.jp/space/plan/plan2/kaitei_fy29/kaitei_fy29.pdf

概要

http://www8.cao.go.jp/space/plan/plan2/kaitei_fy29/kaitei_fy29_gaiyou.pdf

宇宙開発戦略本部 第16回会合 議事次第

http://www8.cao.go.jp/space/hq/dai16/gijisidai.html

政府宇宙開発基本計画工程表を決定 米政府月面基地計画に参加検討 

http://www.sankei.com/life/news/171212/lif1712120048-n1.html

 トランプ政権に追随し月へ。

Trump tells NASA to return to the Moon

US astronauts last visited the lunar surface in the 1970s.

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08473-1

「再び月へ」トランプ氏指示、日本も参加表明

http://www.yomiuri.co.jp/science/20171212-OYT1T50054.html

トランプ大統領月面基地建設を指示 「火星探査も目指す」

http://www.sankei.com/life/news/171212/lif1712120007-n1.html

★【びっくりサイエンス過激アーティスト「スプツニ子!」を准教授に迎えた東大の狙い

http://www.sankei.com/life/news/171216/lif1712160001-n1.html

学術論文流通と引用数に与えるツイッターの影響(記事紹介)

http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=10228

★Nature ことしのトップ10

https://www.nature.com/immersive/d41586-017-07763-y/index.html

★Nature’s editor to step down after 22 years in charge

Philip Campbell has announced he will stand down as editor of Nature in July 2018.

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08625-3

★Researchers win some, lose some in final U.S. tax bill

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/researchers-win-some-lose-some-final-us-tax-bill

NIH tweaks plan to award more grants to younger researchers

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/nih-tweaks-plan-award-more-grants-younger-researchers

★Understanding graduate funding can be taxing

http://www.sciencemag.org/careers/2017/12/understanding-graduate-funding-can-be-taxing

Trump team puts controversial ‘red team’ challenge to climate science ‘on hold’

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/trump-team-puts-controversial-red-team-challenge-climate-science-hold

★Would you advise Trump on science? Survey examines attitudes of U.S. researchers

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/would-you-advise-trump-science-survey-examines-attitudes-us-researchers

★Department of Energy broke law in blocking research funds, report says

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/department-energy-broke-law-blocking-research-funds-report-says

★科学工学論文トレンド先進国が高被引用論文を占め、途上国論文生産数で急伸

http://crds.jst.go.jp/dw/20171213/2017121315010/

Brexit fears continue to plague European scientists

Most EU researchers think of leaving the United Kingdom, survey finds.

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08457-1

 イギリスEU離脱交渉が進展しましたが、科学はどうなるのか。影響は出ているようです。

ノーベル賞科学者を育てるはずでは?韓国の若手研究者支援事業が突然中断=韓国ネット「これで国が数十年は後退する」「大統領は時代に逆行している」

https://news.nifty.com/article/world/rcdc/12181-231180/

 韓国

★Iran’s Supreme Court confirms death sentence for jailed scholar

Few options remain to halt the execution of researcher Ahmadreza Djalali.

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08581-y

 なんとか死刑を撤回させたいと運動も起きていましたが…

★Qatar’s science suffers under Arab blockade

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/qatar-s-science-suffers-under-arab-blockad

★2017.12.13 【ニュース・ドイツトルコクーデター鎮圧から1年:学問の自由に対し極度な制限を受けるトルコの大学

http://www-overseas-news.jsps.go.jp/%e3%80%90%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%89%e3%82%a4%e3%83%84%e3%83%bb%e3%83%88%e3%83%ab%e3%82%b3%e3%80%91%e3%82%af%e3%83%bc%e3%83%87%e3%82%bf%e3%83%bc%e9%8e%ae%e5%9c%a7%e3%81%8b/

 いずれのニュースも 政治の問題が科学に深い影を落としていることを示しています。当たり前ではありますが。

★French researchers hope new chief will revitalize troubled funding agency

Microbiologist Thierry Damerval appointed head of France’s National Research Agency.

https://www.nature.com/articles/d41586-017-08575-w

★My children make me a better scientist

http://www.sciencemag.org/careers/2017/12/my-children-make-me-better-scientist

 重要なことです。

★How museum work can combine research and public engagement

http://www.nature.com/articles/d41586-017-08458-0

★大学を知のフロンティアに(大機小機)

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO24692160V11C17A2920M00/

 大学の内情を知らないで発言していると物議をかもしていました。

日本学士院会員の選定について

http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2017/121201.html

新会員に宮園氏ら5人 日本学士院

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO24549590S7A211C1000000/

2017-12-12 The Science Bridge イニシアチブ設立、新しい経済政策パッケージ

The Science Bridge イニシアチブ設立、新しい経済政策パッケージ

2017年12月5日2017年12月11日

★世界中の科学研究者の交流組織が発足、アラブと西側に研究所設立

http://univ-journal.jp/17249/

The Science Bridge イニシアチブを設立

https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2017/12/8/32143

世界中の科学研究者の交流を促進し、学術全体の発展を目指す “The Science Bridge”イニシアチブ(事務局:スペイン the Achucarro Basque Center for Neuroscience)が発足しました。あわせて、林康紀 京都大学教授、駒井章治 奈良先端科学技術大学院大学准教授(兼The Science Bridge Advisory Boardメンバー)、福永泉美 沖縄科学技術大学院大学准教授、ベアン・クン 同准教授賛同者122人による声明文が11月15日、Neuron 誌に掲載されました。なお、イニシアチブ自体の賛同者には野依良治 科学技術振興機構CRDSセンター長ら29人のノーベル賞受賞者を含め、計200人以上の科学者が名を連ねています。

The Science Bridge

https://thesciencebridge.org/

 日本の研究者も参加。今後に期待します。

★新しい経済政策パッケージ(平成29年12月8日閣議決定

http://www5.cao.go.jp/keizai1/package/20171208_package.pdf

 様々なことが言われています。

所得が低い家庭の子供たち、真に必要な子供たちに限って高等教育無償化を実現する。このため、授業料の減免措置の拡充と併せ、給付型奨学金支給額を大幅に増やす。

第一に、授業料の減免措置については、大学、短期大学高等専門学校及び専

門学校(以下「大学等」という。)に交付することとし、学生が大学等に対して

授業料の支払いを行う必要がないようにする。住民税課税世帯の子供たちに

対しては、国立大学の場合はその授業料を免除する。また、私立大学の場合は、

国立大学の授業料に加え、私立大学の平均授業料の水準を勘案した一定額を加

算した額までの対応を図る。1年生に対しては、入学金についても、免除する。

第二に、給付型奨学金については、学生個人に対して支払うこととする。これ

については、支援を受けた学生が学業に専念できるようにするため、学生生活

送るのに必要な生活費を賄えるような措置を講じる。在学中に学生の家計が急

変した場合も含め対応する。

支援措置の対象となる大学等は、その特色や強みを活かしながら、急速に変わりゆ

く社会で活躍できる人材を育成するため、社会のニーズ、産業界のニーズも踏ま

え、学問追究と実践的教育のバランスが取れている大学等とする。

Society 5.0 の本格実装に向けた戦略的イノベーションの推進

若手研究者の活躍促進

上で、科研費の種目・枠組みについて本年度から能力のある若手研究者

研究費を獲得しやすくなる等の改革を進める。また、各大学が可能な限り

若手教員に研究費を重点配分することを促すインセンティブシステムの

導入を検討する。

  • エフォート管理や業績の評価及び処遇への反映等の基本原則の設定、クロ

スアポイントメントや年俸制の導入、自ら外部研究費を獲得する力を身に

つけるべきシニアから今後活躍が期待される若手への本務教員ポストの

振替や、シニア教員の流動性の向上等メリハリある処遇を含め多様なキャ

リアパスを踏まえた仕組みなど、人事給与マネジメントシステムの改革の

在り方について検討を進める。

意欲と能力のある若手研究者に留学機会を付与する措置を拡充するとと

もに、海外大学との共同学位が取得できる国際教育連携を促進し、また海

外の博士号の取得と帰国後の活躍の場が確保されるようなシステム改革

について来年度中に検討する。

大学のイノベーション拠点化

  • 指定国立大学の一部で始まっている学長を統括補佐する副学長(プロボス

ト)の設置を促進しつつ、外部人材の経営層への登用を含め、トップのリ

ーダーシップがより発揮でき、経営力が向上する最適な経営と教学の役割

分担を促進する仕組みについて所要の改革を進める。

立の枠を超えた大学の連携や統合・機能分担の在り方について来年度中ま

でに成案を得て、所要の改革を進める。

促し、大学等への寄附を促進する観点から、評価性資産の寄附に係る非課

税要件の緩和等について検討する。

官民資金イノベーションの促進

イノベーション政策の一体的推進

基礎研究から応用/実証研究、創業や社会実装、グローバル市場獲得に至

るまで一貫した政策を構築するため、これまでIT、海洋、宇宙、健康・

医療などの分野毎や技術開発、知財、標準制度、規制関連など段階毎に構

築されてきたイノベーション関連政策を一体的に構築し、エビデンスベー

スの整合的な科学的政策形成を行うこととし、各省庁の関連データを3年

以内に連結する。このため、総合科学技術・イノベーション会議が他の関

連する政府内の各種司令塔機能と連携して、今後3年間の「生産性革命・

集中投資期間」中の取組に関するKPI・工程表を策定し、推進する。

大学等において、産業界のニーズを継続的に把握しながら、企業の実際の

課題やデータ等を用いた実践的な教育を行うことを推進するため、産業界

と教育界による「官民コンソーシアム」の取組を本年度内に開始する。

  • 学科縦割りの打破、学部大学院の一貫制教育システムの促進など工学系

教育改革を進めるため、本年度内を目途に大学設置基準の改正等を行う。

安倍総理は第29回行政改革推進会議を開催しました

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/07gyokaku.html

行政改革推進会議(第29回)

議事次第

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/gskaigi/dai29/gijisidai.html

資料1 平成29年秋の年次公開検証の取りまとめ(案)

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/gskaigi/dai29/siryou1.pdf

大学(研究等の担い手の育成)

取りまとめ

 非常に厳しい意見が出ています。

国立大学若手人材支援事業」については、国立大学法人の基盤的経費である

国立大学法人運営費交付金の既存額の中で対応すべきであることから、廃止す

べきである。

・ 「科学技術に関する人材の養成・活躍促進のうち卓越研究員事業、研究人材キャ

リアマネジメント促進事業、科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業、テニ

ュアトラック普及・定着事業」については、この春の公開プロセスを踏まえるとともに、

重複を排し、既存施策との関係を整理するため、廃止も含めて抜本的に見直すべ

きである。

・ 「博士課程教育リーディングプログラム」及び「卓越大学院プログラム」については、

その違いが必ずしも明確でないことに加え、基本的に、それぞれは各大学が取り組

むべき今後の方向性を示したものであり、各大学にそうした取組を行うよう促すこと

は必要であるが、運営費交付金とは別に、巨額となる国民の税金を投じる意義が

あるのか、バラマキとなっていないか、といった疑念がある。基本的な考え方として

は、将来の受益者となる企業の負担を求めるのも一つの考え方であり、いずれにせ

よ、廃止も含めて抜本的に見直すべきである。

講演会「近年の研究不正の要因―学術論文の撤回から見た組織構造・制度・不正の影響―」(1月26日) 開催の御案内

http://www.nistep.go.jp/archives/35144

★「科学技術イノベーション政策の基礎となるデータ・情報基盤構築の進捗及び今後の方向性 〜ファンディング関連データを中心として〜」[NISTEP NOTE(政策のための科学) No.23]の公表について

http://www.nistep.go.jp/archives/35132

★Ocean plastic a 'planetary crisis' - UN

http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-42225915

★提言「我が国における医学医療領域におけるゲノム編集技術のあり方」の英訳「Genome Editing Technology in Medical Sciences and Clinical Applications in Japan

http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t251-1-en.pdf

★遠みち近みち科学館が生き残る道とは 編集委員 滝順一

https://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO24419680Y7A201C1BE0P00

★大学の研究が海外メディアに取り上げられる新手法

自然科研機構が“海外駐在員”を活用しプレスリリース

https://newswitch.jp/p/11291

★PEZY社長逮捕、スパコンの旗手に何が起きたのか

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/120701236/

★#クソ研究室オブザイヤー(案件

https://togetter.com/li/1178361

シャレにならない…『#クソ研究室オブザイヤー』にビックリする。

https://matome.naver.jp/odai/2151247705481401901

 本当にしゃれになりません。アカデミックハラスメントとしか言いようがない。

★Researcher in Swedish fraud case speaks out: ‘I’m very disappointed by my colleague’

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/researcher-swedish-fraud-case-speaks-out-i-m-very-disappointed-my-colleague

米連邦取引委員会NIH、略取的出版行為に対し訴訟を提起(記事紹介)

http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=10216

★ジョン・マドックス賞受賞スピーチ全文「10万個の子宮」Japanese and English Version

http://www.rikomuranaka.com/news/1003

★「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第14回年次会合」の結果について

http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/171208.html

クロマグロ国際会議が閉幕、問われる実行力

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO24428250Y7A201C1QM8000/

太平洋クロマグロ漁獲枠、新規制で合意 資源量で増減

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO24411060Y7A201C1MM0000/

★Landmark CAR-T cancer study published in the New England Journal of Medicine

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-12/luhs-lc120717.php

Global CAR T therapy trial shows high rates of durable remission for NHL

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-12/uops-gct120717.php

Phase 2 CAR-T study reports significant remission rates at 15-month follow up

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-12/uotm-p2120717.php

★Film documents plight of Arab scientists in exile

Documentary shows four refugee scientists struggling to start over, highlights the brain drain that follows conflict.

http://www.scidev.net/global/conflict/news/film-documents-plight-of-arab-scientists-in-exile-1x.html

★U.S. science groups make last-minute push to influence final tax deal

http://www.sciencemag.org/news/2017/12/us-science-groups-make-last-minute-push-influence-final-tax-deal

中国の科学技術は脅威か

世界最大の科学技術機関「中国科学院」の分析から見えた課題

http://webronza.asahi.com/science/articles/2017120300001.html

外国籍院士、中国のために何ができるか?

http://www.recordchina.co.jp/b225689-s10-c20.html

非正規職の正規職転換ガイドライン

http://crds.jst.go.jp/dw/20171211/2017121114911/

韓国です。

★New data offer the latest look at Ph.D. training and employment trends

http://www.sciencemag.org/careers/2017/12/new-data-offer-latest-look-phd-training-and-employment-trends

★A celebration of Spain’s exemplary lab leaders

Meet the winners of Nature’s 2017 mentoring awards.

https://www.nature.com/articles/d41586-017-07836-y

Carbon belts and chains aid nanotech resurgence

Private-sector cash and technological innovation are helping Japan regain its lead in nanocarbon research.

https://www.nature.com/articles/d41586-017-07451-x

ノーベル賞が奏でる風は「季節風」に過ぎない?

基礎科学の重要性に対する無理解が年々激しくなる科学行政への落胆

http://webronza.asahi.com/science/articles/2017120600001.html

2017-12-05 明日も、本音で「デュアルユース」を語ろう

明日も、本音で「デュアルユース」を語ろう

三輪佳子(ライター・立命館大学大学院博士課程院生)

 「サイエンスアゴラ2017」において、毎年恒例の「本音で語る」研究問題ワークショップを、2017年11月25日、無事に開催することができました。

本年のテーマは「本音で語るデュアルユース〜幸せになれる科学研究とは?」でした。長年、「本音で語る」シリーズを企画してこられ、今回も企画提供者のもうお一人だった榎木英介さんに、心からお礼を申し上げます。

サイエンスアゴラ2017企画ページ:本音で語るデュアルユース〜幸せになれる科学研究とは?

http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/booth/164/

 本年の「サイエンスアゴラ2017」のテーマは、「越境する」でした。

サイエンスアゴラ2017」が閉幕

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/11/20171127_01.html

「越境する」をテーマに科学と社会をつなぐ「サイエンスアゴラ2017」が開幕

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/11/20171124_01.html

 デュアルユースも、軍事・非軍事の「越境」と言えるのかもしれません。しかし、デュアルユースとは何なのでしょうか? 軍事と非軍事境界はどこにあるのでしょうか? 少し考えてみると、「越境」を考える以前に考えなくてはならないことが多数あることに思い至ります。

 今回は、柿崎真沙子さん(公衆衛生学・藤田保健衛生大学講師)・内村直之さん(フリージャーナリスト)・池内了先生(宇宙物理学総合研究大学院大学名誉教授・名古屋大学名誉教授)・市川洋さん(海洋科学・日本海洋学会)の4名の方から話題提供をいただきました。市川さんは、参加表明に日本海洋学会の活動を記して下さいましたので、その貴重な話題の提供をお願いし、快諾いただきました。ご多忙の中、快諾いただきました皆様に、心よりお礼を申し上げます。

●「デュアルユース」をめぐる動きと重要性

冒頭、榎木英介さんから、開会挨拶を兼ねて、デュアルユースに関する問題意識の重要性や日本学術会議の動きに関する短い話題提供がありました。また、2017年に他界された横山雅俊さんと長澤友香さんが科学コミュニケーションに果たしてきた役割を思い起こし、追悼の念を捧げました

開会挨拶で用いたPPT

https://www.dropbox.com/s/oxt9ir29ohasu7t/%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9.pptx?dl=0

●「軍事だから悪」と言えますか?

 柿崎真沙子さんの話題提供は、「疫学とは何なのか」にはじまり、ともすれば「容認するか」「批判するか」の二者一択になりがちな軍事疫学について、退役軍人の存在を歴史的にも人口としても(約2000万人、人口比で約6%)無視できない米国の事情と比較しながら明快に解説する内容でした。

米国の退役軍人に対しては、専用の健康保険制度が存在するため、除隊後の追跡調査が容易です。また就労している時期についても、職務の一貫として受ける検診のデータがあります。このため退役軍人のデータは、米国疫学研究にとって非常に重要な役割を果たしています。しかし日本は、「就職」「退職」「後期高齢者になる」といったライフイベントごとに、健康保険番号が変わります。ボランタリーな協力者を募集すると、就労している若い年齢層の人々が対象になりにくいという問題があります。

 柿崎さんは、米国の退役軍人に対する研究からPTSDが一つの病気と認められ、DV被害者に対する治療や救済にも役立てられていることを説明し、戦争もDV被害も現実に存在する世の中で「軍のデータによる研究だから良くない」という価値判断が可能かどうかに関する問題提起を行い、話題提供を結びました。

 柿崎さんの話題提供を含め、当日の様子は、Togetterまとめで公開しています。

2017.11.25 「本音で語るデュアルユース〜幸せになれる科学研究とは?」 ツイートまとめ

https://togetter.com/li/1176151

●まずは防衛装備庁ウォッチングから

 内村直之さんからは「ジャーナリスト防衛装備庁ウォッチ」と呼ぶべき内容の話題提供がありました。防衛装備庁「安全保障技術研究推進制度」の予算規模が3億円(2015年)→6億円(2016年)→110億円(2017年)と増加していることと、「テーマに沿って採択」という特徴から語りはじめ、防衛装備庁のホームページを読むだけで分かる興味深いことがら、2017年日本学術会議声明がアカデミア・公的研究機関にもたらす影響などを端的に解説しました。最後に、民間企業にとっては利益より自国の戦争リスクの法が大きいのではないかと指摘し「民間企業の本音を聞きたい」と結びました。

内村直之さんが使用されたPPT

https://www.dropbox.com/s/xe6fbakukbvzpxy/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%82%B4%E3%83%A9.pptx?dl=0

防衛装備庁ホームページ

http://www.mod.go.jp/atla/index.html

●実は「デュアル」ではなく「モノユース」?

池内了先生からは、「デュアルユース論について」と題した話題提供がありました。冒頭、科学・技術と戦争の関係は、「科学・技術を戦争に使う」「戦争を科学・科学の進歩に利用する」というものでもありえますし、歴史的事実としてそういう側面が存在します。また科学・技術の目的は、「人間を活かすため」「人間を殺すため」の両者でありえます。とは言いながら、軍事には軍事である以上は避けられない秘密主義があり、科学・技術の阻害要因として働きます。

池内先生は、この複雑な「アヤ」を一つ一つ明快に解きほぐし、資金源・目的・公開性の3つによって、「民生か軍事か」を明快に区別しうることを語り、防衛省の言う「デュアルユース」が、実は軍事目的の「モノユース」であることを示しました。そして、ガンジーの「人格なき学問、人間性が欠けた学術に、どんな意味があろうか」という言葉を引用して話題提供を結びました。

池内先生が使用したPPT

https://www.dropbox.com/s/xc2vll17qslf2eb/%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%95%EF%BC%B2-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9%E8%AB%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%20%282%29.ppt?dl=0

●海は一つなのに 海洋科学と軍事の切っても切れない関係

 市川洋さんは、そもそも研究対象である海が軍事行動の場であり、海洋科学が軍事研究と相補的に発展してきたという側面から、海洋科学ならではの「デュアルユース」との距離感と問題点について、話題提供をしてくださいました。当然、ご所属の日本海洋学会でも「デュアルユース」は議論の種となっています。日本海洋学会は、2017年以後、ML・談話会を通じた学会会員相互議論、一般市民を加えた議論を続けています。しかし「学術の健全な発展」「社会からの負託」に関しても、考え方は人それぞれ。現在のところ「軍事・民生の区分はできない」というところでは合意できているということです。

 海は一つ。海洋科学にとって、国際共同研究は必須です。自国の利益を最優先する軍事研究は、その対極にあります。引き続き、対話を重ねることの重要性を強調して、市川さんは話題提供を結びました。

市川さんが使用したPPT

http://bit.ly/2k15IW6

防衛事業を行う企業の「中の人」の感覚とは?

短時間ながら、私も話題提供を行いました。私は1990年〜2000年の10年間、防衛事業部門を持つ電機メーカーの半導体部門に勤務していました。しかし自分を含め、企業内の技術者研究者たちが防衛事業をどう考えていたかは、外部からは想像しにくいものと思われたからです。

武器輸出三原則が存在した時代、防衛庁(省)との取引があることは、民間企業にとって、むしろ事業の安定性をアピールするために誇るべきことでした。自分が開発や生産に関わった製品が実際に戦闘に使用されて誰かの命を奪う可能性は、武器輸出三原則の下では公的には存在しなかったので、気にしたくても気にしようがありませんでした。むしろ防衛事業は、コストを度外視して研究・開発を進めることができるという意味でも貴重でした。しかし、女性総合職にとっては「お客様の都合により、女性だから就けない業務がある」という職務上のハンデをもたらすこともありました。乗組員全員が男性である自衛隊潜水艦に、女性技術者が乗り組んで実機テストを行うわけにはいかないからです。

むろん、現在は企業ごとに、状況が全く異なるでしょう。私が勤務していた企業は、現在、防衛事業を行っていることを、あまり積極的に世の中に告知していません。誇示していた1990年代とは対照的です。

三輪が話題提供に用いたPPT

https://www.dropbox.com/s/ny6svqqleeswt46/%E7%A7%81%E3%81%A8%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9.pptx?dl=0

この後、山本伸さん(多摩大学医療介護ソリューション研究所シニアフェロー/シミックホールディングス株式会社)のファシリテーションにより、参加者全員によるワークショップが行われました。

 自分自身と「デュアルユース」をめぐる悩み、現在の具体的な困りごとを語り合い共有することから始まったワークショップは、時間が経過するとともに深化してゆき、「なぜ研究するのか?」「社会からの負託とは何なのか?」という一人一人考え方の違うテーマに関する真剣な、しかし和やかな議論が深化してゆき、掘り下げても掘り下げきれない「多様性の中で、いかに社会的合意を形成していくのか?」というテーマを、各自が心の中の今後の課題として改めて抱える形で終了しました。

 話題提供とファシリテーションをいただきました皆様、参加してくださいました皆様に、心より御礼を申し上げます。

●今後へ向けて

4月に急逝された横山雅俊さんが、「来年のテーマは『デュアルユース』で」と言い始めたのは、奇しくも今回のワークショップのちょうど1年前、2016年11月25日のことでした。

横山さんが掲げた科学コミュニケーションの灯火を今年も消さずに、「本音で語る」シリーズワークショップという形に出来たのは、多くの方々のご協力あってのことです。心よりお礼申し上げます。

今回で12年目となった「本音で語る」ワークショップのテーマは、下記の通りです。

2006 本音で語る研究倫理問題

2007 本音で語るポスドク問題

2008 本音で語る研究問題〜研究問題 ML 10 周年に寄せて〜

2009 本音で語る“大学とは何か”

2010 本音で語る科学技術政策 - Our Future and STS -

2011 本音で語る“夢の薬”

    〜2010 年問題(特許の期限切れ)をぶっ飛ばせ〜

2012 本音で語る"専門職学位"―薬学6年化は成功するかー

2013 本音で語る生命倫理動物実験なぜ必要?なぜ反対?

2014 本音で語る研究倫理問題リターンズ

2015 本音で語る研究費問題 〜幸せに研究するために〜

2016 本音で語る生命操作〜基礎と臨床の距離どうする?〜

 2017 本音で語るデュアルユース〜幸せになれる科学研究とは?〜

私は2009年からネット中継のお手伝いをするようになり、やがて企画に加えていただきました。横山さんが居られなくなってしまった本年は、手探りで準備をすることになりましたが、多くの方々の有形無形のご協力があり、無事、開催することができました。

気の早い話ですが、来年に向けて、テーマのご提案・実行のご協力を頂戴できれば幸いです。

もしお気持ちがありましたら、ツイッターで榎木さん @enodon や私 @miwachan_info にメンションされるなどの方法で、どうぞご連絡ください。お待ちしています。

「予防倫理」にむけて、製薬企業と医師と利益相反

2017年11月28日〜2017年12月4日

 まずは番組のご紹介から。

NHKスペシャル 追跡 東大研究不正

〜ゆらぐ科学立国ニッポン〜

http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20171210

2017年12月10日(日)

午後9時00分〜9時49分

 SSA代表榎木も取材協力をいたしました。どのような番組になるのかは分かりませんが、議論のきっかけとなることを期待しています。

 研究公正関係の話題が続きます。

研究公正シンポジウム RIOネットワークキックオフシンポジウム「考え、気づかせる」研究倫理教育

https://www.amed.go.jp/news/event/20171129_riosympo.html

 11月29日に開催され、榎木も参加いたしました。

 研究不正を防止するための「予防倫理」ではなく、責任ある研究活動を目指す「志向倫理」の重要性を改めて痛感いたしました。

 非常に腑に落ちたのが、関西大学片倉啓雄教授のご講演でした。

 研究は誰もやったことがないことをやるのだから、法律やルールはない。法律やルールはいつでも後からついてくる。だから 何をやるべきか、何をやるべきでないかを研究者個々人が考えることが不可欠なのだと…

 研究者の方々には、このことをぜひ考えてほしいと強く思っています。一部の特異な人が研究不正や有害な研究行為を起こすのではない、研究不正をやらなければOKではないということです。

 もう一つ、研究不正とはちょっと異なりますが、広い意味で有害な研究行為の話です。

汚れたタッグ〜医師と製薬企業の錬金術を許すな

https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20171202-00078706/

 Yahoo!ニュース個人に書きました。

 この件については以下のような記事も出ています。

まったく変わらぬ「医師」「製薬企業」「官僚」癒着の実態を告発する

http://www.fsight.jp/articles/-/43071

 やはり事例ごとにきちんと指摘してくことも重要だと思っています。そして、こうしたことが自分ごととして、研究者が真摯に考えるように、私たちも行動を続けていきたいと思っています。

 今週のニュースピックアップです。

 朝発行のメルマガには載せられませんでしたが、こんなニュースが飛び込んできました。

★「スパコンベンチャー企業社長を逮捕 助成金詐欺の疑い

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171205/k10011246741000.html

日の丸スパコン「暁光」開発、ベンチャー企業社長ら逮捕 4億詐取容疑 東京地検特捜部

http://www.sankei.com/affairs/news/171205/afr1712050025-n1.html

 まだよくわからないニュースです。東京地検特捜部が動くとは…

 逮捕された社長は来週の「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演予定で、次週の予告をみたばかりでした。

 来週号で続報をピックアップします。

★2017 John Maddox Prize

http://senseaboutscience.org/activities/2017-john-maddox-prize/

海外の一流科学誌「ネイチャー」 HPVワクチン安全性を検証してきた医師・ジャーナリストの村中璃子さんを表彰

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/rikomuranakajohnmaddoxprize

ジョン・マドックス賞に日本人医師 村中璃子氏、子宮頸がんワクチン問題について発信

http://www.sankei.com/life/news/171202/lif1712020043-n1.html

Q&A: Japanese physician snares prize for battling antivaccine campaigners

http://www.sciencemag.org/news/2017/11/qa-japanese-physician-snares-prize-battling-antivaccine-campaigners

 大きな栄誉ある賞を村中博士が受賞。

 こうした事例に関しては、製薬企業と医師の不適切な関係があると思われてしまうところがあり、難しい問題です。実際先の記事のように、不適切な関係の事例は枚挙にいとまがないわけです。

 薬はすべて悪、製薬企業はすべて悪、となってしまい、陰謀論のなかに埋もれてしまう可能性があります。

 善悪を単純に割り切らない態度、透明性、根拠に基づく議論が重要な一方で、不安に思う人々の考えに寄り添う姿勢も重要です。

 社会と科学の境界で起きていることを考える上で、村中博士の受賞は大きなことだと思います。

 こうした問題についても、本音で語ることが重要だと思います。

★総合科学技術・イノベーション会議(第33回)議事次第

http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihui033/haihu-033.html

議事

1.特定国立研究開発法人の見込評価等の結果に対する総合科学技術・イノベーション会議の意見について

2.平成30年度予算概算要求における新たな科学技術イノベーション関連事業の特定について

3.官民研究開発投資拡大プログラムに係る対象施策について

平成29年度国公私立大学短期大学入学者選抜実施状況の概要

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/12/1398976.htm

★「科学技術への顕著な貢献2017(ナイスステップな研究者)」の選定について

http://www.nistep.go.jp/archives/35039

★「第5回 科学の甲子園ジュニア全国大会」東京都代表チームが優勝

http://www.jst.go.jp/pr/info/info1296/index.html

★『Society5.0に向けた人材育成に係る大臣懇談会』を開催、初回から白熱議論

http://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2017/20171201.htm

★月面探査に日本も参加 政府方針、米宇宙基地に技術協力

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO24133810R01C17A2000000/

「月面に日本人」目指す、米構想に参加検討へ

http://www.yomiuri.co.jp/science/20171201-OYT1T50059.html

日本人、いつ月へ?日本の宇宙計画、背景に米国の月回帰

http://www.asahi.com/articles/ASKD13PHGKD1ULBJ006.html

「日本人を月へ」は明記せず 日本、有人月探査に参加へ

http://www.asahi.com/articles/ASKCY5V9BKCYULBJ00G.html

有人月探査実現には厚い壁 基地構想なお時間、巨額負担ずっしり 検討着手、宇宙開発埋没に危機感

http://www.sankei.com/life/news/171202/lif1712020023-n1.html

政府、有人月探査を検討 米国の基地構想への参加念頭

http://www.sankei.com/life/news/171201/lif1712010010-n1.html

熊本地震の観測データに不自然な点 大阪大が本調査へ

http://www.asahi.com/articles/ASKC95TKVKC9PLBJ00D.html

★約400回引用されているのに実は存在しない幻の論文”The art of writing a scientific article” 正体はElsevierの執筆ガイドラインのコピー(記事紹介)

http://current.ndl.go.jp/node/35043

 これはびっくりな話です。

★博士の学位授与の取消しについて

http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_291130_j.html

論文で盗用、東大博士号取り消し…北大准教授

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171130-OYT1T50089.html

 盗用で博士号取り消しです。FFP(ネカト)なら当然です。

東北大、無期雇用採用試験で131人不合格 雇い止めか

http://www.asahi.com/sp/articles/ASKCX54MRKCXUNHB00G.html

東北大雇い止め>「限定正職員」合格669人 推薦ない職種は6割落ちる

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171129_13014.html

本学における准職員・時間雇用職員雇用制度について

http://www.bureau.tohoku.ac.jp/jinji/open/gentei_seisyokuinn/2.(sanko1)_koyouseido.pdf

★Health agency reveals scourge of fake drugs in developing world

http://www.nature.com/doifinder/10.1038/nature.2017.23051

★産業界は連邦研究開発予算の削減の穴埋めすることができるか

http://crds.jst.go.jp/dw/20171204/2017120414830/

政府の研究開発投資は、産業の基礎、補完、触媒として役立つ場合がある。政府の研究開発投資の増加は、民間の研究開発費を押し出すのではなく、民間による追加の研究開発投資インセンティブをもたらすという証拠がある。政府の支援がなければ、なかったような研究開発プロジェクトを発足させたり、また、規模が小さかったり、開発速度が遅かったであろうプロジェクトを、拡大させたり、加速させたりする場合がある。通常、イノベーションプロセスにおける政府と産業界の役割は、代替できるものではない。

 これは日本においても重要な指摘だと思います。

★United Kingdom relies on science to revive flagging economy

Long-awaited industrial strategy pins hopes on commercial gains from research.

http://www.nature.com/doifinder/10.1038/nature.2017.23043

★Disability a top priority for new UK development minister

http://www.scidev.net/global/health/news/disability-a-top-priority-for-new-uk-development-minister.html

★PICKUP:科研費さらに狭き門 国立大交付金削減も影響

https://mainichi.jp/articles/20171130/ddm/016/040/010000c

★土台から崩れゆく日本の科学、疲弊する若手研究者たち これが「科学技術立国」の足元 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11186

★BREAKTHROUGH PRIZE - “THE OSCARS OF SCIENCE” - CELEBRATES TOP ACHIEVEMENTS IN PHYSICS, LIFE SCIENCES & MATHEMATICS, AWARDS $22 MILLION IN PRIZES AT GALA TELEVISED CEREMONY IN SILICON VALLEY

https://breakthroughprize.org/News/41

シリコンバレーノーベル賞細胞研究の森教授

http://www.yomiuri.co.jp/science/20171204-OYT1T50043.html