有名な学者、九鬼周造の随筆に、「四つ葉のクローバーの学」がある。 ふつう人は、一般性を重んじるが、彼は偶然性を学びたいというのだ。 その代表作には、「粋の構造」の他に、「偶然性の問題」がある。 偶然性とは ①ふだんは隠れていて ②ふとした時にヒョッコリと顔を出し ③あるのが大変珍しいもの と、九鬼周造は説明する。 この偶然性に、意味ある出会いの可能性をみつけたい、 と九鬼は言う。 自分の名前自体が、「9デーモン」だけあって、 珍しいもの、新奇なもの、あやしいものがあると、 そっちのほうに歩いて行ってしまう性格なのだ、とも言う。 私も「意味のある偶然の一致」に引かれるほうなので、 四つ葉のクロー…