『たとえ自分はもっと大きなことをする人間だと自信していても、その大きなことは片々たる小さなことの集積したものであるから、どんな場合も軽蔑することなく、勤勉に忠実に誠意を籠めてその一事を完全にし遂げようとしなければならぬ。 渋沢栄一『論語と算盤』(国書刊行会)』 今や日本の一万円札の顔になった渋沢栄一氏のフレーズです。 百姓から武士に取り立てられたといえば、豊臣秀吉を思い出します。 いつの時代にも、優秀な人材と、それを見出す目、そして、その人材を取り立てて育てる人がいるのだと感心します。 渋沢氏は「5歳の頃より父から漢籍の手ほどきを受け、7歳の時には従兄の尾高惇忠の許に通い、『論語』を始め四書五…