日経サイエンスNo277『こころのサイエンス』に面白い記事がありました。 題名は『人間だけがおしゃべりな理由 「のど」と「くち」が秘める意外な能力』となっています。 人間のように複雑な言葉を話せる動物は(今のところは)存在しません。 これだけ複雑な言葉を話せるようになった要因を、人間の体の構造と他の類人猿の構造を比較して探っています。 大阪大学人間科学研究科教授の西村剛氏によると、他のサルには存在していて人間には存在しない器官があります。 その器官は『声帯膜』と言い、喉に存在します。 この膜があると、振動が不安定であるが大きな音を出せる。 一方でこの声帯膜が無いと、大きな音(つまり大きな声)は…