夜風が急に冷たく感じる日って、 どうしてだか、いつもより心も薄くなるんですよね。 「大丈夫」とか「慣れてるよ」なんて言いながら、 本当は、ただ少しだけ優しさがほしくなる。 そんな夜があります。 強がりでもない。 弱音でもない。 ただ、“少しだけ温度に触れたい”だけの夜。 葛西で暮らしていると、 仕事帰りの一本道も、コンビニの明かりも、 変わらない景色のはずなのに、 ときどきふと立ち止まってしまう瞬間ってあると思うんです。 家に帰れば一人。 でも、どこかに寄る理由もない。 そんな宙ぶらりんな夜、誰だってあるはずです。 ■ ひとりで抱えなくていい夜もある 人は、触れられないまま過ごす時間が続くと、…