ある大学の講師控室で、国文学者のF先生が大量の文学資料をコピーし終えて、 机の上で整理しておられたときの話し。 F「さて、やっと新学期からの資料作成が済みましたよ」 私「お疲れさまです。すごいコピーの量ですねぇ・・・」 F「まぁ・・・毎年この時期は新入生のための教材を 準備しておかないといけませんからねぇ・・・」 私「なるほど・・・」 F「『行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。 よどみに浮ぶうたかたは、 かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし』 ってとこですね」 私「ええっと・・・方丈記・・・でした・・か?」 F「そうそう・・・よく覚えてましたね。 学校なんていうのは、毎年卒業…