われわれは物が変化し、生起し、消滅するのを見る。したがって物は、或いは少なくとも物の状態は、原因を持たなければならない。しかもいやしくも経験において与えられうるどの原因についても、それぞれさらに同じく原因が問われる。ところでわれわれが最上位の原因性をどこにおくのを適当とすべきかであるが、最高の原因性のあるところ、すなわちあらゆる可能な結果に対して完全性を自己自身に根源的に包蔵し、その概念がまた一切を包括する完全性という、唯一の長所によって容易に成り立つような存在体におくより以上に適当な箇所がどこにあるはずがあろう。この最高の原因を、われわれはこのとき端的に必然的なものと考える。なぜならわれわれ…