〔仏〕 人間の身心の苦しみを生みだす精神の働き。
肉体や心の欲望、他者への怒り、仮の実在への執着など。
「三毒」「九十八随眠」「百八煩悩」「八万四千煩悩」などと分類され、これらを仏道の修行によって消滅させる事によって悟りを開く。染(ぜん)。漏。結。暴流(ぼる)。使。塵労。随眠。垢。
悪い精神作用の総称。物や名声などを「欲しい欲しい」と思うこの欲望に執われて、人間はいろいろな苦しみを生んでいく。欲望を抑え、捨て去る努力をすることで、平和な心境、悟りの幸福を手にすることが出来る。
最近のワンちゃんたち、家の中で猫っ可愛がりされているのが多くなって、自分を人間だと勘違いしているの多いと聞きます。 私、飼っていないのでわからないのですが、イヌってどこまで人間的な感情があるのでしょうか。怒ったり喜んだり、失敗したら照れくさそうにして誤魔化すことは、存じています。 種族保存の本能があるから、他の犬と張り合ったりすることもあるでしょう。 でも、他人(他犬)を妬むっていう気持ちあるのかな。 他のワンちゃんが美味しそうなものを食べていたら、ボクもそれほしいワンといって、場合によっては横取りしようとするかと思いますが、それはただ欲しい欲しいの本能。 それとは違って、あいつ良い暮らしして…
人はやりたい事に集中したいわけですが、なかなか集中できないわけです。コミットできないわけです。それは何故か。 それは、いつも何かにディストラクトされているからです。 頭の中、もしくは、心が、何かディストラクトされていて、いつも散漫で、やりたい事、やるべき事に集中できないわけです。 ですから、いかに、ディストラクトされている状態を無くすか。そういう事が大事です。 仏教で言う、煩悩にも似ています。いつも人は何かを煩い悩んでいます。何かに囚われて、ずっとその事を考え、その考えもある意味無為に展開して、そして、何か考えがまとまるでもなく、ただ煩い悩む。無駄な時間です。そして、頭は疲弊してしまいます。精…
「知足安分」・ちそくあんぶん・ ”知足”とは分相応、”安分”は自分の境遇や身分に満足せよという意味。欲望は際限ないもので、次から次へとうまれてくる。欲を貪ることで苦しみが起きてくるので、どこまでいっても心は満たされずに不安が消えることはない。上を見ても下を見てもきりがないので野心はほどほどに抑制し、不満や優越感に浸ることもなく身の丈に合った本来の自分で生きよという教えである。 「分をわきまえて足るを知る」とは、自分を律して戒めるという意志の強さを感じます。凛として潔くかっこいい言葉でありますが、現実は中々そうはいかないものです。他人と比べて無いものばかりを求めてしまうと不満や嫉妬に苦しみます。…
休憩時間の過ごし方。
考える事は、人は自然にやってしまう事です。頭は放っておいても何らかの事について考えてしまいます。だったら良い事に頭を使うようにした方が良い。そう思います。 思考を放っておくと良くない事の1つに、煩悩があります。読んで字のごとく、解決にもつながらない事をだらだらと思い悩み続ける事です。 人はネガティブな事に囚われやすいですから、嫌な事について考え続けてしまいます。そして、嫌な事を勝手に思考で展開させてしまいます。その事によって、1人で勝手によりつらくなって、そして、疲れてしまいます。良くない事です。 どうせ何かを考えずにはおれず、そして煩悩に苛まれるくらいだったら、もっと積極的に考えている事につ…
www.youtube.com 山田礼司が大事なことを言っているので自分なりに整理。 会ったこともない人に文句をつけたくなる人は2つの問題を抱えている。 1.相手を知らない どうせこんな奴だろうというのが羅列されている。勝手なイメージ象がある。 2.その人の人生の問題 上手くいかなかった何かがうまくいっている感じに見えるやつに対して即攻撃モードに入る。 それによって報われなかった気持ちを解消したいという思い 「2.」のこれがとても印象強かった。 ここで言っている「上手くいかなかった何か」「報われなかった気持ち」というのに注目したい。 何がうまくいかなかったんだろう? 何が報われなかったんだろう…
日々人は、色んな欲望で苛まれていると思います。場合によっては苛まれていると認識していないかもしれません。 お酒を飲みたくてしょうがない、止められない、とか、タバコを止められない。お菓子を食べたくてしょうがない。こういうのは、分かりやすい欲望だと思います。 他にも、あれが欲しいこれが欲しい。車が欲しい、家が欲しい。また、お金がもっと欲しい、出世したい、評価されたい、色々あります。 こういった欲望は人間なら普通にあるかもしれませんが、ひょっとしたら過剰になっているかもしれません。 過剰はさらなる過剰を生み、例えば、これ以上摂らなくてもいい砂糖を摂って、要は、甘いお菓子を食べ過ぎても、良い事は無いわ…
日々色んな事があります。問題はたくさんあります。嫌な事、気になる事、不安な事、悩み事、いつでもいっぱいあります。 そういった事を、全部まとめて解決したい。きれいさっぱりしたい。まとめてでなくても、ひとつずつ片付けていきたい。 ですが、人間、そんな事は出来ません。片付けても、片付けても、次から次へと問題は出てきます。 日々の色んな問題というのは、確かに、自分以外の何処かからやってきたりはしますが、一方でそれらは、自分自ら湧いてきたりしている事もあります。 人によっては問題にしないような事を、自分は問題にしているかもしれません。逆に、自分は問題にしていない事を、他の人は問題にしているかもしれません…
人生の目的というのは、一度しかない人生を悔いなく終わるために、とても大事なものです。仏典の中にその答えがあるわけですが、ではどうしてそう言えるのか、詳しく学ぶために、教学をしていきます。教学というのは、仏教の学問です。教学をすることで、人生の目的が「破無明闇」であるということも判然としてきます。人生の目的と聞くと、人それぞれ好きなことをすればいい、という人もあります。ほんの一時は喜べても、そのうちに色褪せてしまう。そんなものばかりを追い求めるだけの人生でいいのでしょうか。「そうじゃない、心の闇を破ることである」言葉では簡単に言えるんですが、仏教は今日、一切経となって残っています。その数は七千巻…
前編はこちら↓
日本テーラワーダ仏教協会HP初期仏教の世界 ヴィパッサナー冥想の法話にこうある。 …毒矢のたとえ話を強く心に刻んで覚えておかないと、ブッダの教えは、自分の役に立ちません。ヴィパッサナー冥想をして悟りにまで至る人がゼロに近いのも、そこなのです。皆、「誰が矢を撃ったのか」と調べようとするのです。自分の問題を置いておいて「輪廻などあるのか、神はいるのかいないのか」ということばかり考える。あるいは「姑さんが悪い、職場が悪い。だからなんとかしなくちゃ」と冥想しようとする。そういう「思考・妄想」を置いておいて、自己をありのままに観察するのがヴィパッサナーです。自分の心をありのままに観察すると、自分が直るの…
制約の中の美学なんて詞が彼女らの歌にある やっと最近それでいいと思えることが増えてきた スーパーできのこの山とたけのこの里を一度に両方買わず、片方を商品棚に戻せるようになってきてしまった 実をいうと、マジカルストーリーを1月に生で聴いてから、オタクとして一旦ぜんぶやり切った感が出てしまった 言い過ぎじゃない?って思われるかもだけど、たった1曲をもう一度聴きたかった心残りが確かにこの数年の生きる原動力になっていたよ この数十日間、わりと真面目に「マジカルストーリーをもう一度聴く」以上に叶えたい大きい夢っていま思いつかないな…と考えていた (※ここでの願望はあくまで自分が主体のもので、「推しちゃん…
【今日の思込】:広がる「子持ち様」批判 幼い子供を持つ親を「子持ち様」と揶揄し、 強く批判する声がSNS上で広がっているらしい。 子持ちであることを理由に、 振る舞いが粗雑だったり、周囲に 迷惑だと受け止められたりする ケースも多くある様ですが…… でも、これほどまでに「子持ち様」を 嫌悪しなくてもいいような気がします。 夫婦共働きが増えたことも、 「不公平感」を加速させている 一つの要因なのでしょうか? あるSNSの書き込みでは、 「子持ち様が『お子が高熱』とか言って また急に仕事休んでる、部署全員の仕事が 今日1・3倍位になった」、 と不満を顕わにしている。 部署全員の仕事量が1・3倍にも…
だめだめの自分 おろかな自分 しか みえてこないお片付け 時間ばっかり手間ばっかりかかって 結局は捨ててしまおう ってなったり 風や 通りの音をきいて お片付けしている 春は どきどき 嵐のような風が吹く お家どこも壊れないように… って祈っていた 風の音 こわくて 四弘誓願文 みたいっておもってた… ごうごう ひびいて お坊様の読経みたいだった 時間 いのちなんだなあ シーちゃん 煩悩無尽誓願断 何度 お誓いして いつまで 迷うんだろう いつまで逃げるんだろう… 床 どこのお部屋も ぜんぶ床が見えるように たったそれだけでもかなわないものか 祈って ねがって誓って お片付けしてた 途中 きも…
性的対象は歓迎、批判は雑音 山崎桃子はMMAの舞台で負け犬、SNSでは負け犬の遠吠え 連日連夜女性に返信、無修正動画の感想、生き遅れ&盲目的なオタクにヨイショされて勘違い t1gp23.blog.fc2.com 5月4日(土)18時から水道橋秘密基地で、桜木かなこさんの人生相談&撮影会を開催する。 桜木かなこさんとしては、初の単独イベントの見どころについて更新。 画像を11枚アップ。 以下、11枚の内訳。 「桜木かなこの人生相談&撮影会~夢追い人~」ビジュアルポスター 2枚 桜木かなこさん チケット&トラベルT-1にて 2枚 桜木かなこさんのツイッター(現在はX) 2枚 桜木かなこさんのインス…
今週は時間的に余裕があり、仏様と色々対話が出来ました。 朝から夕方まで拝み、間で瞑想するような時間が沢山ありました。 何と有難いことか。 しかし、こういう余裕があるときほど集中することが難しいのです。 余裕があるせいか、色々な考え事が頭をよぎります。 煩悩や雑念は、「生きている証明」とも言えるもの。 当たり前の現象です。 だから、抗うのではなく、受け入れた上で「受け流す」。 ここ最近は、それがなかなか上手くいきません。 仏様を拝んでいるときは、深いところまで没入しているのですが、瞑想中は、気が付けば煩悩に流されていることが多くあります。 当たり前の現象とは分かっていても、上手く出来ないことにつ…
第三 「離一切苦・一切病痛、能解一切生死之縛(一切の苦・一切の病痛を離れ、能く一切の生死の縛を解く)」の事 御義口伝に云わく、法華の心は煩悩即菩提・生死即涅槃である。「離」「解」の二字は、この法華の心に背くものである。したがって観心の仏法では「離」の字を「明らむ」とよむのである。 本門寿量の慧眼開けて見れば、本来本有(もともと生命にある)の病痛・苦悩であると明らかにみることができる。よって、これは自受用報身の智慧である。 「解」とは、我らが生死は今始まりたる生死ではない。【無始の昔より無数に繰り返してきた、生命にもともとそなわっている】本来本有の生死である。始成正覚の迷いの縛が解けると読むので…
真宗高田派 龍教様より頂きましたご説明を掲示いたします 私自身 この文章をいただきましてから色々とありましてなかなか読み込みに 時間がかかりましたが読解したものだけを掲載すると決めているので即時わざわざとり上げる事は致しませんが今回のコメントは記事にしたほうが良い内容と判断しましたのでとりあげます。 どうか今一度読まれてご感想などいただけましたらと思います。 親鸞聖人『顕浄土真実信文類 三本』いはく 「{前略}眞知、二河譬喩中、言白道四五寸者、白道者、白之言對黒也。白者即是選擇摂取之白業、往相廻向之浄業也。黒者即是無明煩悩之黒業、二乘人天之雑善也。道之言對路。道者則是本願一實之直道、大般涅槃無…
本日、最終回。12年の連載が終了した。ネタバレあり。あらすじ 争いのない、人間のいない星へ兄機と行ったフォス。過去の記憶は無くなり、ただの宝石となった。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 兄機はぷーぷと呼ばれ、役目を果たし、命が尽きた。フォスは宝石の花を見に行き、近くで見ようとして落ちて細かく砕けた。カケラが彗星となって落ちた。その彗星を見る、フォスらしき草原にいる人物。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); フォスは石ころたちと遊ぼう!と言った。 (adsbyg…
残り14日。 港町での移住生活の 理想と現実 海無し県、彩の国から海に憧れて移住して来たこの港町。それでもいずれは海への関心も薄れてゆくのではないかと予想していましたが、5年目となった今でもこうして天気の良い日には、気分転換に海まで歩いて向かいます。私も含め平均的港町の民は、多くのお金を持たずとも豊かな暮らしができることを知っています。市街地から徒歩30分ほどの距離にあるセンボンビーチは、港町に住む人々が精神的豊かさを求め、あえて自らの足で歩いて目指す憩いの場所なのです。 平均的港町の民はこの時期、海に来るとパンツ一丁となり、身体を焼きます。同時に日頃ついつい抱えてしまう「もっとお金が欲しい」…
「雑毒の善」おそらく自分の失敗はここにある。 真面目に努力する。相手の期待に応える。我慢して譲る。自己犠牲。 忍耐して耐える。辛抱してやり過ごす。人に親切にする。 これらは、一見、高尚なことに思うが動機が不純であれば、 悪徳でしかない。 動機が不純なら、それが思い通りにならなかったとき、 期待した見返りがない・評価、承認されない。感謝がない。 雑に扱われた。お礼がない。 これだけ頑張ったのに、相手の態度に不服を持つ。 それになるということは、下心があったのだ。 辛いこと、しんどいこと、苦しいことをすれば報われるという 思い込みがあったのだ。そこから幸せになれる、成功できるという 思い込み、決め…
hiruandon-desu.hatenablog.com 西田幾多郎の『絶対矛盾的自己同一』は晩年、特に「絶対矛盾的」部分を強調した『逆対応』、及び「自己同一」部分を強調した『平常底』に分節化される形で表現されるようになります。『逆対応』というのは絶対(神仏=弁証法的一般者)と相対(人間=個物)が相互に自己否定的に対応(作用)し合っていることを示します。西田が強い共感を示したセーレン・キルケゴールの思想も参考になっていると思われ、浄土仏教(特に浄土真宗)の信仰を理論的にしたと言われています。もう一方の『平常底』とは禅仏教の思想に由来しているとされ、最終的に我々の自己が、逆対応的に接している神…
著書『仏陀の真意』の中で、『sati とは、本来、記憶と言う意味』と書いたことから、批判的なご意見がありましたので、考察します。 この人は、最初、 『半分ほど読んだところである。常識の力で既成仏教の手垢にまみれた概念を静かに批判している。その静かさが心地よい。第2章で検討されているキーワードは、諸行無常・一切皆苦・諸法無我・縁起・空・煩悩・業・因果・中道・渇愛・無記・天上天下唯我独尊・戒律・三宝(仏法僧)・解脱の15である。いずれも勉強になった。考えるヒントが随所にちりばめられている。』 と褒めて書いていました。 しかし、それから何日かしてから、こう変わっています。 ※※※※※ 仏陀の筏つまり…
2022年5月に200体限定で販売、わずか4日間で完売となった「TanaCOCORO[掌] 愛染明王」。 2024年5月、100体限定復刻します! モデルは高野山別格本山 金剛三昧院の本尊像で、源頼朝の逝去の際、北条政子が運慶に依頼して造らせたと伝わる像で、源頼朝と等身大の念持仏ともいわれます。 金剛三昧院ではこの本尊の脇に頼朝と政子、そして足利尊氏や直義の位牌が置かれています。 金剛三昧院は高野山の塔頭寺院で、建暦元(1211)年 北条政子が頼朝の菩提を弔うために創建した禅定院という寺を前身としています。 臨済宗の開祖 栄西を開山第一世とし、以降十二代住職までは禅宗の寺院でした。 承久元(1…