- 作者: 安部芳裕
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/09
- メディア: 文庫
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壮大な陰謀論の本。ぼくは普段、こっち方面の本は読まないですが、久しぶりに面白かったです。図書館で予約して半年してようやく手元に。人気あるんだなー。ユダヤ人・ロスチャイルド家が相当の悪人として書かれています。すべての戦争はこん人たちが裏で意図を引いてる、というものです。まー、ロスチャイルド→コミンテルン→大東亜戦争ってながれはそれとなく説得力がありましたが。
ニュースや、世界の出来事を見るとき、誰が徳をするんだろうって考えながら生きていくのも、それはそれで意義があることかも知れませんね。自分の経済生活についてもそういう懐疑心は必要でしょうね。マスコミの言うことはやっぱり注意しないといけません。なにか大衆を扇動するような放送とか、端緒の不明な流行などが取り沙汰される時は疑ってかかったほうがいいかもしれません。
最近は、一般人も株や金融にハマるようになってますが、やっぱりこれは金融家たちにはめられてるんでしょう。株の世界もゼロサムゲーム。誰かが徳をするためには誰かが損をしないといけない、ぼくらは「株で儲かる」みたいな甘い言葉に騙されてるってことを気づくべきです。大部分の株シロートは損しているはず。ぼくも塩漬け銘柄に埋もれて、身動き取れなくなってます・・・。ぼくらは金融家たちを利するためにパイ全体を大きくするために動員されたカスってことです。
パイといえば、こないだまいんちゃんがおいしそうなかぼちゃパイ作ってたな。ただ、資本主義的 物欲思想は 人間の本能に非常に合致する部分もあるんで、競争本能とか、全部否定するわけではないですけどね。そのへんはイイトコどりってことで、ゆるしてください。
終盤、911のユダヤ人が出勤しなかった報道をしたNHKアナウンサーが怪死したとか、読んでてぞーっとしましたが、どうもこの本の作者 安部芳裕さんはまだご健在のようなので、まーぼくもブログで本の紹介するくらいなら消されないだろうという判断です。もしぼくがこのブログエントリ後に消息不明になったら察してください、なんつて。 じゃ。
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以下メモなんで、スルーしてください。
目次
はじめに−金融システム設計者の意図に気づいた理由
第1章 お金の歴史 − 銀行という詐欺システムが誕生したカラクリ
「お金とは何か?」−国家通貨と地域通貨
原始的な自給自足経済から物々交換へ
便利な交換手段としてお金が発明され文明は発達した
お金の発達史①−日常必需品としての商品貨幣
お金の発達史②−希少性に気づいた貝殻貨幣
お金の発達史③−劣化しにくい金属貨幣
お金の発達史④−信用の裏付けを必要とした鋳造貨幣
金細工師の預り証を利用した取引
お金の発達史⑤−信用創造から近代銀行制度が始まった
信用創造とは銀行の詐欺行為
金融カルテルの形成
中央銀行制度の誕生
世界恐慌と銀行
第二次世界大戦とゴールド
金本位制の崩壊
グローバル・カジノ
第2章 お金の問題点−利子という椅子取りゲームが貧富の差を生んだ!
ある寓話から
本来は存在しない利子返済
現在のお金のシステムでは破綻は不可避
本当の「勝ち組」は銀行家
地方から中央へのお金の転移
第3章 金融の歴史−国家の命運は銀行家が握っている
ユダヤ教徒への迫害から生まれた金融システム
国家と企業と銀行の力関係
第4章 ロスチャイルドの世界革命行動計画
秘密会議で決定され現代にも影響を与える25の計画案
ユダヤ人とは誰か?
ユダヤ教の聖典とタルムード
自称・救世主と改革派ユダヤ教
第5章 ロスチャイルド関連の世界史①−近代史の謎が解けた!!
ロスチャイルド家の勃興
秘密結社イルミナティ創設の背後にもロスチャイルド
フランス革命とフリーメーソン
ロスチャイルドはいかにして超富豪となったのか
スカル&ボーンズとは米国版イルミナティのこと
モルガン商会は、アメリカの国家であり、法律であり、制度である
ペリー来航と明治維新にもロスチャイルドの影が
銀行家の通貨支配に抵抗して殺されたリンカーン
ロスチャイルド家の代理人ジェイコブ・シフ
第三次世界大戦まで100年以上前に計画済み
円卓会議、チャタムハウス、CFR、IPR
シオニズム運動
情報を制するものがお金を制す
銀行家たちの私有銀行FRB設立
操られたウィルソン大統領
米国政府は1株も保有していないFRB
無から有を生みだし国民に利息を払わせるFRB
偽りのルシタニア号事件
ロスチャイルドの「中東三枚舌外交」
ロシア革命の真相
謀略に陥った日中戦争
国際連盟
世界恐慌から世界金融支配のためのBIS設立へ
ナチス・ドイツ
銀行家たちの罠に落ちた真珠湾攻撃
ドルを世界の基軸通貨に
途上国を支配するIMFと世界銀行
第6章 ロスチャイルド関連の世界史②−戦後世界の枠組みも彼等が作った!
原爆投下と国連
大衆を政治的無関心にさせる占領政策
GHQによる言論統制
罪悪感を植えつけるウォー・ギルド・インフォメーション
戦後日本のコントロール
米国の手先となった日本の黒幕たち
洗脳政策の一環としてのテレビ放送
ケネディはFRBを私有する銀行家を排除しようとして殺された!
ネオコン
世界を不幸にする経済政策
競争的な市場こそが繁栄をもたらすという妄想
仕組まれた湾岸戦争から中東パイプライン建設まで
奪われた郵便貯金と清和会"外資族"
今日の世界経済を理解するために
米国同時多発テロ事件
メディアは支配者層の道具
イタリア元大統領と元ドイツ連銀総裁が9・11偽テロを証言
テロを口実にした中東支配、「分裂と混沌」を作り出せ!
偽テロから終末予言へ−世界支配を狙う
第7章 世界の現状 −このままではロスチャイルドの狙う地球独裁体制になってしまう!?
[経済危機①] 負の悪循環
[経済危機②] 国家の借金=国債をどう処理するのか
[経済危機③] 負の悪循環を断ち切る国家破産の方法
[経済危機④] 日本の財政破綻は不可能!? ネバダ・レポート
[経済危機⑤] 原油決済の転換がドル基軸通貨崩壊の始まり
[経済危機⑥] 実質的には破綻しているアメリカの財政
[経済危機⑦] 北米共通通貨AMERO誕生か?
[戦争危機①] 中東危機はハルマゲドン演出への布石か!?
[戦争危機②] 中東大戦争へ発展か?
[環境危機①] 地球温暖化とアル・ゴアの不都合な真実
[環境危機②] 深刻な食料危機
[支配計画①] 新世界秩序
[支配計画②] 新階級社会
第8章 未来への提案 −偽りの経済システムをこえて自立型経済の実現へ
私たちは不当な経済システムのなかで暮らしていた!
国際金融資本から独立した自律型経済を目指そう
私たちの代表者である政治家を世論と票で変えてゆけ!
日本国憲法に書かれた重要な権利
政府は通貨発行権を国際金融資本から取り戻せ!
陽経済と陰経済
外部通貨と内部通貨を並行して使う
食糧自給は国家安全保障の要
超簡単な食糧自給率アップ大作戦
石油・原子力頼りを止めてエネルギー自給せねばならない理由
代替エネルギーの最有力、メタンハドレート
コストの安い風力発電
太陽光発電
電気自動車
実用に向けて動く燃料電池車
黒潮による海流発電でエネルギー大国日本となれる!
支配者層の手口を知ることが自律型経済実現への第一歩
目次うつのもひとくろう。ほんと親指シフトに戻りたいよ。
グローバル・カジノ
コンピュータ上の数字となったお金は、一瞬たりとも休む間もなく利潤を求めて世界中を駆け巡るようになりました。年間の通貨取引量は300兆ドル(約3京6000兆円)にまで膨れ上がり、これは全国家のGDPの10倍もあって、お金は地球を数個も買うことができるような状態となりまりした。
この実物経済からかけ離れ巨大に膨れ上がった投機マネーが、1990年代後半に世界各国で金融危機を引き起こすことになります。
地球を数個分買えるって、もうわけわかんないですね。
フォード自動車の創業者ヘンリー・フォードは「金融業者たちの目的は、消滅不可能な債務の創造による世界支配である」と語っています。
借金はしないようにしないとね。
かつては、経済が成長すれば皆が豊かになるとされていました。しかし、実際には経済格差が拡大するのみで、一部の富者と大多数の貧者に分かれてしまいました。品者が増えれば消費が止まり、成長も止まります。
これじゃ、モチベーションあがんないですよね。総中流時代どころの話じゃなくなってきましたね。
↓が本書で、ロスチャイルドを批判する根本・キーポイントになる部分です。したの作者もまー、したの資料の出自というか、ほんとうにあったかどうかすら怪しいといってます。この資料が全否定されたらこの本のありえないものとなってしまう。作者はそれをわかってるから、「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」なんて生ぬるいタイトルにしたんでしょう。ほんとうは「諸悪の根源、ロスチャイルド」みたいなタイトルにしたかったんじゃないでしょうか。とにかく、本文中で何回も部分部分引用されてでてきます。
秘密会議で決定され現代にも影響を与える25の計画案
初代ロスチャイルドの名前はマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド。1744年にドイツのフランクフルトのゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)で生まれます。この頃、迫害されていたユダヤ人たちは、狭いゲットーに押し込められていたのです。
そのマイヤー・アムシェルが30歳の時、フランクフルトに12人の実力者を招いて秘密会議を開いたと言われています。どんな会議かと言えば、全世界のマン・パワーと資源を独占的に支配するための計画が話し合われ、25項目から成る「世界革命行動計画」と呼ばれるアジェンダ(行動計画書)がスタートしたのです。
世界を支配するなんて、まるでマンガや映画のような話で、普通ならば誇大妄想狂のように思えます。
古い記録なので、この会議が本当におこなわれたのかどうかは確かめる術がありません。ただ、その真偽より重要なのは、この一族と同盟者たちが、代々このアジェンダを忠実に実行していったように見えるという事実です。
では、少し長いですが、そのアジェンダを要約してご紹介いたします(ウィリアム・ガイ・カー『教科書が絶対に教えない闇の世界史』成甲書房より)。
- 人間を支配するには暴力とテロリズムに訴えると最善の結果が得られる。権力は力の中に存在している。
- 政治権力を奪取するには「リベラリズム」を説くだけで十分である。そうすれば有権者は一つの思想のために自らの力、特権を手放すことになり、その放棄された力、特権をかき集めて手中に収めればいい。
- 大衆はどのようにして自由を享受すればいいのかわからない。「自由」という思想を利用すれば「階級闘争」を生じさせることも可能だ。
- 最終目標に到達するためには、ありとあらゆる手段を正当化できる。率直さや正直さといった国民としての立派な資質は政治に支障をきたすから、支配者となろうとするものは狡賢さ、欺瞞に訴えなければならない。
- 我々の権利は力の中にある。私が見出している新たな権利とは、強者の権利によって攻撃する権利であり、既存の秩序、規律のすべてを粉砕し、既存のすべての制度を再構築する権利である。
- 我々の富の力は、いかなる狡賢さ、力によって損なわれないような強さを獲得する時まで、表面化しないよう保たなければならない。戦略計画の基本路線から逸れることは何世紀にも及ぶ営為を無にする危険性がある。
- 群集心理を利用して大衆に対する支配権を獲得すべきだ。
- 酒類、ドラッグ、退廃的道徳、あらゆる形態の悪徳を代理人を通じて組織的に利用することで、諸国家の若者の道徳心を低下させなければならない。賄賂もペテンも裏切り行為も、それが我々の目的達成に役立つのであれば、続けられなければならない。
- そうすることで服従と主権を確保できるなら、何がなんでも躊躇うことなく財産を奪いとる権利が自分達にはある。
- 我々は「自由・平等・博愛」という言葉を大衆に教え込んだ最初の民族である。義務は難解さゆえにこの言葉の意味とその相互関係の対立に気づくことさえない。ゴイムの自然発生的で世襲的な貴族社会の廃墟の上に、我々は金による貴族社会をつくりあげた。それは我々の拠り所、すなわち富を参加資格とする貴族社会である。(※ゴイムというのはゴイの複数形で、ゴイとは非ユダヤ人のことを指します。また家畜とかブタという意味もあります)
- 自ら戦争を誘発しながら、敵対するどちらの側にも領土の獲得が生じない和平会議を主導しなければならない。戦争は対立する双方の国家がさらに負債を抱え込み、我々の代理人の手中に落ちるよう主導されなければならない。
- 財を活用して、我々の要求に素直に従い、ゲームの駒となて、政府を影で操ることを我々から任じられた人物を選ばなければならない。
- 誹謗、中傷、偽の情報を流したことでどのような波紋が広がろうと、自らは姿を隠したまま、非難されることがないようにしなければならない。大衆への情報の出口すべてを支配すべきである。
- 貧困と恐怖によって大衆が支配された時には、常に代理人を表舞台に立たせ、秩序を回復すべき時が来れば、犠牲者は犯罪者や責任能力のない人々の犠牲となったと解釈されるよう、事を進めなければならない。計算済みの恐怖支配が実現した時点で、犯罪者や精神異常者を処刑すれば、我々自身を抑圧された人々の救世主として見せかけることができる。実際のところ、我々の関心は正反対で、減らすこと、すなわちゴイムを殺害することにある。
- 我々の力を行使すれば、失業と飢えがつくりだされ、大衆にのしかかる。そうすれば、確実な資本の支配力が生じる。
- フリーメーソンのブルー・ロッジ内部に大東社を組織して破壊活動を実行しながら、博愛主義の名のもとで、自らの活動の真の意味を隠すことは可能である。大当社に参入するメンバーは、ゴイムの間に無神論的唯物主義を広めるために利用されなければならない。(※フリーメーソンには33階級あって、下から三つが徒弟・職人・親方という階級になっています。この3階級のことをブルー・ロッジと言い、つまり一般的なフリーメーソン会員の集会場という意味です。大東社というのは英語でGrand Orient Lodgeであり、Grandには統括するという意味がありますので、東洋を統括する支部ということだと思います。現在はフランスのフリーメーソン本部がGrand Orient Lodgeと名乗っています)
- 代理人は大衆受けのするスローガンを生み出せるよう訓練されなければならない。大衆には惜しみなく約束しなければならないからである。約束された事と反対の事は、のちになれば常におこなえる。
- 恐怖支配は、手っ取り早く大衆を服従させるもっとも安上がりな方法だ。
- 全ての戦争のあとには、秘密外交が主張されなければならない。秘密外交によって、我々の代理人が関わらないかぎり、諸国家は些細な個人的取り決めさえも結ぶことができないような支配権が確保されなければならない。
- 最終目標である世界政府に到達するためには、大規模の独占、莫大な富の蓄積が必要とされるだろう。
- ゴイムからその不動産、産業を奪うため、重税と不当競争を組み合わせてゴイムの経済破綻を引き起こさなければならない。国際舞台においてゴイムが商売ができないように仕向けることは可能である。つまりは原材料の巧みな支配、短時間労働および高賃金を求める労働運動の普及、競争者の助成によってそれは実現できる。
- 最終的には、我々の運動に尽くす少数の金持ち、および我々の利益を守る警察と兵士と、プロレタリアートの大衆が残ればいい。ゴイムに殺し合いをさせるため、大々規模の武装増強が開始されなければならない。
- 世界統一政府のメンバーは独裁者によって任命され、科学者、経済学者、財政専門家、企業家、大金持ちの中から選出される。
- 代理人はその誤りを我々が承知している理論、原則を教え込むことで、社会の若年層の精神を惑わせて腐敗させる目的で、あらゆる階級、あらゆるレベルの社会、政府に潜入しなければならない。
- 国家法および国際法を利用しつつ、ゴイムの文明を破壊しなければならない。我々に対してゴイムが武装蜂起する前に、恐怖の組織を諸国家の各都市に組織することにいたしましょう。
・・ながい。手が痛い。
イルミナティとの違いは、スカル&ボーンズはホワイト・アングロサクソン・プロテスタントのみで構成されるという点です。ですから、WASPのみで構成された米国版イルミナティと言ってもよいかと思います。
秘密結社。ひびきはかっこいいですよね。最近ではソレスタルビーイングなんていう秘密結社が有名ですかね。
スカル&ボーンズの中でも特に重要な人物がヘンリー・L・スティムソンです。スティムソンは、セオドア・ルーズベルト、ウィリアム・タフト、ウッドロー・ウィルソン、カルビン・クーリッジ、ハーバート・フーバー、フランクリン・ルーズベルト、ハリー・トルーマンと7人の大統領の側近を務めました。原爆を製造したマンハッタン計画の最高責任者でもあります。
歴史的大殺戮である日本への原爆投下は、関係者・資料を詳細に記録し、また、分かりやすくWebサイトや学校の副教材かなんかにして、世界で共有すべきでしょう。仮に戦争を早期終結させるために原爆投下なんて論理を一万歩ゆずって認めたとしても(絶対ありえないけど)、歴史上最大の大犯罪であることは間違いない。
情報を制するものがお金を制す
1897年ロンドンにマルコーニ無線会社が設立され、ロスチャイルドの通信支配が始まります。
この通信支配というのは非常に重要です。ワーテルローの戦いで莫大な富を築いたように、もともとロスチャイルド家は情報を武器としてきました。世界最古の通信社は1835年に設立されたルファン巣のAFP通信(Agence France Presse)ですが、創業者のユダヤ人シャルル・ルイ・アヴァスはロスチャイルドに雇われて事務所を開設しています。
アヴァスの部下にポール・ロイターというユダヤ系ドイツ人がいて、このロイターが1851年に英国でロイター通信を設立します。世界に広がる英国植民地の商人ネットワークからロイター通信へ情報が届き、このロスチャイルドの支配下にある露ター通信から世界にニュースが配信されてきました。
マスコミに情報統制されたら、もうおしまいですわ。愚民と化すしかない。それをどこかの勢力が意思をもって行おうとしているとしたら、ぞーっとしますね。
11月26日、日本が日露戦争以降に東アジアで築いた権益のすべてを放棄することを求めたハル・ノートを突きつけられ、日本は米国との交渉打ち切りを決定。戦争を決意します。
このハル・ノートの作成者は、財務次官ハリー・デクスター・ホワイトでした。国務長官コーデル・ハルも提案書を書いていたのですが、ソフトな内容だったために、より過酷な内容のホワイトの案の方をルーズベルトは採用しました。
のちに、ハリー・デクスター・ホワイトはソ連スパイであったことが発覚して逮捕されています。その時に明らかになったことは、ホワイトがソ連からの支持を受けてハル・ノートを作成したということです。(鬼束英昭『原爆の秘密』成甲書房によれば、ホワイトはロスチャイルドの血族との説もあるようです。)
ここ、重要。この人がコミンテルンのスパイであったという事実が重要。
日本は、開戦した場合「まず真珠湾の米艦隊を叩く」という戦略を1941年1月には固めていましたが、この情報は駐日大使ジョセフ・グルーを通して国務長官コーデル・ハルに伝えられていました。
日本では、大使館というと親善を深める場所だと思っている人が多いようですが、世界の常識としては情報収集がおこなわれる機関で、スパイの巣窟なのです。
ちなみに、コーデル・ハルはジェイコブ・シフの親戚です。
ハル・ノートを突きつけられる前日、11月25日付の陸軍長官ヘンリー・L・スティムソンの日記には「問題はいかに彼等を誘導して、我々があまり大きな損害を蒙ることなく、最初の弾を撃たせるかだ。これは難しい計略だ」と書かれていました。
同じく11月25日、ルーズベルトの秘書ヘンリー・シンプソンが、ルーズベルトの会話記録を残しています。
「問題はどうやって我々が日本に先生攻撃をさせるかである。日本に先生攻撃を仕掛けさせ、どちらが侵略者かを明確にさせることが理想だ」
まったくヒドイ話だ。あれ、イラク戦争ももしかし(略)。
「ヒトラーはユダヤ人絶滅命令を1回として出してはいない。彼が部下に命じたのは追放することのみであった。そのユダヤ人追放が大量に達したとき、ヒトラーは当時のシオニズムの指導者であたハイム・ワイツマン(世界シオニスト機構・総裁、のちに初代イスラエル大統領)にある取引を申し出た。ユダヤ人たちをそちらに渡す代わりにドイツへの経済援助を求めたのである。これは歴史的事実である。しかし、ワイツマンはそれを断った.ユダヤ人たちが迫害され、あるいは殺されることによってそれがイスラエル建国のバネとなり、また戦争後のユダヤ人たちが世界にアピールしていくときのバネになると、彼ははっきり答えたのだ」
ユダヤ人については複雑そうだから、一方的な資料からイメージを創り上げるのは危険だと思う。本書の主張だけだと、ユダヤ人って恐ろしーってことになる。
大衆を政治的無関心にさせる占領政策
米国による日本占領政策は、基本原則である3Rと重点施策5D、それに補助政策である3Sからなっています。
[3R=基本原則]
① 復讐(Revenge)
② 改組(Reform)
③ 復活(Revive)[5D=重点施策]
① 武装解除(Disarmament)
② 軍国主義の排除(Demeilitarization)
③ 工業生産力の破壊(Deindustrialization)
④ 中心勢力の解体(Decentralization)
⑤ 民主化(Democratization)[3S=補助政策]
① スポーツの奨励(Sports)
② セックスの開放(Sex)
③ 映画の奨励(Screen)この3S政策には、現代の日本人は意事にはまっていますね。愚民化政策である3Sは、大衆をご楽に夢中にさせて政治に関心をむけさせないという効果と、日々労働の辛さを緩和する鎮痛剤の役割をもっています。実にシンプルかつ効果的で、うまい政策であるとおもいます。
この占領政策を立案したのは、ルーズベルト政権下でニューディールを実施した、いわゆるニューディーラート言われる人たちで、彼らは国際共産主義者であり、ほとんどがユダヤ人でした。
ほんと、アメリカさんには怒りしかわいてこないよ。ぼくも時々、自分が愚民化政策の産物であるような自覚するときがある。いや、それは個体の問題かw。
[1945年9月21日]
日本新聞遵則(プレス・コード)」と「日本放送遵則(ラジオ・コード)」が報道関係者に公表されました。[日本出版法]
第1条 報道は厳に真実に則するを旨とすべし。
第2条 直接又は間接に公安を害するが如きものは之を掲載すべからず。
第3条 連合国に関し虚偽的又は破壊的批判を加ふべからず。
第4条 連合国進駐軍に関し破壊的批評を為し又は軍に対し不信又は憤激を招来するが如き記事は一切之を掲載すべからず。
第5条 連合国軍隊の動向に関し、公式に記事解禁とならざる限り之を掲載し又は論議すべからず。
第6条 報道記事は事実に即して之を掲載し、何等筆者の意見を加ふべからず。
第7条 報道記事は宣伝の目的を以て之に色彩を施すべからず。
第8条 宣伝を強化拡大せんが為に報道記事中の些末的事項を過当に強調すべからず。
第9条 報道記事は関係事項又は細目の省略に依って之を歪曲すべからず。
第10条 新聞の編集に当り、何等かの宣伝方針を確立し、もしくは発展せしめんが為の目的を以て記事を不当に顕著ならしむべからず。
全くヒドイ話である。ま、占領統治の成功例ではある。日本が歴史を通して証明しちゃった。
[1945年9月29日]「新聞と言論の自由に関する新措置」を発令。連合国に不都合な記事はすべて封じ込められました。
太平洋陸軍総司令部参謀第二部民間検閲支隊内に新聞映画放送部(PPB)が親切され、主要新聞は事前検閲、それ以外の新聞は事後検閲となります。あらゆる形態の印刷物、通信社、ラジオ放送、映画、宣伝媒体に属する他の娯楽も検閲を受けることになりました。これにより、マスコミは日本国に対する忠誠義務から解放されます。
「削除または掲載発行禁止の対象となるもの」として30項目からなる検閲指針がまとめられました。
- SCAP―連合国最高司令官総司令部に対する批判
- 極東軍事裁判批判
- SCAPが憲法を起草したことに対する批判
- 検閲制度への言及
- 合衆国に対する批判
- ロシアに対する批判
- 英国に対する批判
- 朝鮮人に対する批判
- 中国に対する批判
- 他の連合国に対する批判
- 連合国一般に対する批判
- 満州における日本人取り扱いについての批判
- 連合国の戦前の政策に対する批判
- 第三次世界大戦への言及
- ソ連対西側諸国の「冷戦」に関する言及
- 戦争擁護の宣伝
- 神国日本の宣伝
- 軍国主義の宣伝
- ナショナリズムの宣伝
- 大東亜共栄圏の宣伝
- その他の宣伝
- 戦争犯罪人の正当化および擁護
- 占領軍兵士と日本女性との交渉
- 闇市の状況
- 占領軍軍隊に対する批判
- 飢餓の誇張
- 暴力と不穏の行動の扇動
- 虚偽の報道
- SCAPまたは地方軍政部に対する不適切な言及
- 解禁されていない報道の公表
ここで中韓の増長が始まったわけですね。
新自由主義(Neo Liberalism)とは、国家による経済的規制という干渉を緩和して、市場経済における競争を重視する考えで、競争的市場こそが、自由、道徳、繁栄を生み出し、最も民主主義的だと考えています。
もともとはワシントンのシンクタンク国際経済研究所(IIE)の研究員ジョン・ウィリアムソンが発表した論文によるもので、累積債務のある途上国に必要な経済改革として、米国財務省、IMF、世界銀行などの間で成立した「意見の一致」という意味で、ワシントン・コンセンサスと言われます。
ふーん。
ちなみにジェイコブ・シフのクーン・ローブ商会は1977年にリーマン・ブラザーズと合併してリーマン・ブラザーズ・クーン・ローブになりました。リーマン・ブラザーズもクーン・ローブも大株主はロスチャイルドです。今はクーン・ローブの名が消えてリーマン・ブラザーズだけになっています。ホリエモンのライブドアにノウハウと資金を提供して、騒動の裏でガッポリ稼いで逃げたのが、このリーマン・ブラザーズです。
久しぶりにマリオブラザーズやりたい。
ビル・トッテン氏のコラム「Our World」http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1176091_629.html)c Michael Hudson
超絶ブックマークした。
日本では元NHK解説委員主幹の長谷川浩氏が、世界貿易センターで犠牲となった被害者の国籍別人数を調べたところ、本来は勤務していたはずの米国とイスラエルの二重国籍を持つ4000人のユダヤ人が一人も死んでいなかった事実をつきとめて、10月10日23時の特別番組でその件を報告したそうです。長谷川氏は、5日後にNHK構内で不審な転落死を遂げています。
ノーコメントを貫かせていただきます。全力でノーコメントです。
[経済危機③]負の悪循環を断ち切る国家破産の方法
国家には国際的に認められた破産法がありませんから、個人のように救済措置がありません。ジョン・メイナード・ケインズによれば、国家破産には三つの方式があるそうです。
①[債務帳消し型・・・デフォルトor預金封鎖]
債務帳消し型には二つの方法があります。一つはデフォルト。つまり借金の返済をやめてしまうことです。この場合、国債の保有者は金融機関がほとんどなので、銀行は倒産し、国民の預貯金は引き出せなくなるでしょう。また、国際的な信用もなくなり、円の暴落も予想されます。
もうひとつの方法は、預金封鎖。預金を新旧に分け、当分の間、旧の預金勘定を一定額しか引き出せないようにします。政府が大量に発行した国債を旧勘定にして凍結してしまうのです。戦後すぐ、日本が2回目に破産した時は、この手法がとられました。②[債務所有者に対する資本課税型・・・大増税]
日本の債務所有者は直接的には金融機関ですが、間接的には国民です。政府には課税権がありますので、大増税をして国民から税金をしぼり取ることができます。戦後の破産時にも10万円を超える資産に対し25〜90%の高額な財産税がかけられました。③[財政暴力出動型・・・ハイパーインフレ]
日銀がお札をどんどん印刷することでハイパーインフレを起こすことができます。つまり、貨幣価値を大幅に下落させるわけです。そうすることによって実質的に借金を減らすことができるわけですが、私たちが何年・何十年かけて貯めてきたお金も、あっという間に価値を失います。
破産したらIMFがでてきて金融家たちの思うままってわけですね。武力から経済に変えた帝国主義みたいなもんか。
欧州連合(European Union)、北米連合(North American Union)と来れば、当然、次はアジア連合(Asian Union)という流れになるでしょう。
問題は、国際経済研究所のフレッド・バーグステンが言ったように「日本が人民元ブロックの一員となる」のかどうかですね。
今の状況で日本と中国が仲良くアジア連合を組むとは思えませんから、何か危機的な事態が引き起こされて、中国が日本を併合するシナリオが用意されている可能性が十分あります。
とあるSF作品では、地球はユニオン(南北アメリカ・日本・オセアニア)、AEU(ヨーロッパ)、人革連(ロシア・アジア)にわかれます。どう考えてもロシア・中国とはなかよくなれんだろ。
安部芳裕(あべ よしひろ)
環境問題の根幹にあるのは経済システムだとの認識からオルタナティブ(代替的)なお金である「地域通貨」に希望を見出す。1999年に地域通貨グループ「レインボーリング」を立ち上げる。講演や体験型ワークショップを全国の自治体・商店街・商工会・大学・NPO・NGOなどで数多く行ない、その実践もサポート。
「地域通貨」に関する著書には『だれでもわかる地域通貨入門』『なるほど地域通貨ナビ』(北斗出版)『ボクらの街のボクらのお金』(さんが出版)などがある。
2007年4月からネット上で「反ロスチャイルド同盟」を立ち上げる。豊富な資料をそろえ、マスメディアが伝えない情報を発信している。
http://www.anti-rothschild.net/
五次元文庫はおもしろうそうな陰謀論系のタイトルがたっぷり!わー萎えるー。
http://www.tokuma.jp/bunko/gojigen