脊椎動物の赤血球に含まれる鉄を含む色素(ヘム)とタンパク質(グロビン)とからなる複合タンパク質。肺から全身へと酸素を運搬する役割を持つ。酸素と可逆的に結合するという特徴がある。 色は鉄イオンがあるため赤色。酸素と結合すると鮮紅色、酸素を離すと暗赤色になる。 成人のヘモグロビンの構造は、αとβの2種類のペプチド鎖が各々2本ずつ存在し、合計4つのサブユニットより構成される。 日本語名 - 血色素・血紅素。
輸血管理について術中は、術前のAlb、Hb、凝固因子、血小板値や出血量などを総合的に判断する必要がありますまた、当該患者の循環血液量の何%が喪失したら輸血を考慮する必要があるのか、膠質浸透液で踏ん張れるのか、輸血をどのくらい投与すればHbや凝固因子、血小板値が上昇するかを常に非常に複雑であるため、ある程度の指標をもっておくことで、術中の輸血管理が行いやすくなります。①循環血液量の計算 体重 * 7.5% (ml) で計算 循環血液量の20%以上の消失で輸血を考慮するとされていますが、術前のHb、凝固因子、血小板値などで当然変わってきますので、その辺りも加味して判断していく必要があります。Hb6…
今回のトピック 「貧血」 使い方 ・トピックのポイントを押さえたい方 → 3.重要ポイントから ・繰り返し問題を解きたい方 → 4.関連問題から はじめに 過去出題年度 重要ポイント ヘモグロビンの基準値 貧血とは 貧血の種類 関連過去問題(5問) お知らせ はじめに 看護師国家試験の合格を目指して頑張っている方を応援するため、必修問題に特化して過去問の分析結果から覚えておくべきポイントをピックアップしてまとめた記事を書いています。 ・覚えることが多すぎて本当に覚えられているか不安 ・必修問題は絶対落とせないからプレッシャーがかかる ・一般問題や状況設定問題の勉強で手一杯で必修問題に割く時間が…
昨日、11月27日は抗がん剤エスワンタイホウ(Ts-1)の3クール目を開始できるかどうかを血液検査の結果や体調から判断して決めるための受診日でした。血液検査の結果は、白血球、ヘモグロビン、血小板、すべて減少なし。骨髄抑制が起きていなくて、よって抵抗力の低下もなく、感染症にかかりやすいという不安もナシなのか?(そんなことないな)。肝機能の障害の有無を判断するASTとALTの上昇もなく、基準値のど真ん中で超良好。総ビリルビンは、基準値内だけど、むしろ、ちょっと低い、という結果。 再発予防のために1年間服用していく抗がん剤、エスワンタイホウ(Ts-1)の3クール目スタートにあたっての乳腺外科受診日で…
鉄分不足が招く体調不良とその対策方法:食事から手軽に取り入れるコツ 「最近なんだか疲れやすい」「めまいや立ちくらみがひどくなってきた」と感じることはありませんか?それはもしかしたら、鉄分不足が原因かもしれません。鉄分は、体のエネルギー供給に必要不可欠なミネラルで、特に女性や成長期の子どもにとって非常に重要です。しかし、多くの人が日常的に鉄分を十分に摂取できておらず、知らず知らずのうちに体調不良に悩まされています。 この記事では、鉄分不足によって引き起こされる体調不良の症状や、簡単に鉄分を食事から取り入れるコツを紹介します。毎日の生活で健康を守るために、ぜひ参考にしてください。 鉄分不足が招く体…
8月14日(水) 今日は診察日。 朝食は昨日のカレーを温めてと大好きなスイカ。 おなか一杯で病院へGO! お盆の最中だから空いているかなと。 採血室はガラガラでした。 しかし、婦人科・・・というか私の主治医の先生の所が混んでいた。 リンパ浮腫の診察はないので ゆっくり待つことに。 ゆっくり本を読むことができたので待つのも良い。 診察の結果。 ヘモグロビン 10.6 ちょっと低いけど大丈夫とのこと。 CEA 3.8 CA19-9 <1 CA125 14 範囲内なので問題なし クレアチニン 0.88 高い。 腎臓が少し悪くなっているという事なのかな。 診察の時は詳しく聞けなかったけど 次回はCT検…
奈良県立医科大学 “人工血液”を開発(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース これは、良いですね。廃棄予定の献血から生成された人工血液(赤血球)について発表されました。実用化には、まだ先ですが、ポイントとして、廃棄されるはずの血液を利用している点が素晴らしいですね。通常21日程度で廃棄されるものが今回の技術で2年保管できるとともに常温保存が可能とのこと。 緊急投与や離島、災害時の補間。戦争時などこの技術が一時的に不足した時の切り札となるように感じます。 臨床試験を経て順調にいけば、2030年にはとのこと。同じ医療業界で本当に研究を行う方に敬意を称しま…
僕らはみんな 生きている 生きているから歌うんだ ぼくらはみんな 生きている 生きているから かないんだ 手のひらを太陽に すかしてみれば まっかに流れる ぼくの血潮 ミミズだって オケラだって アメンボだって みんな みんな生きているんだ ともだちなんだ みんなが口ずさんだことのある国民的な唄、作詞はやなせたかしさんです。 でも、大きな間違いに気づきました。 弱肉強食だとか生物連鎖ヒエラルキーとか、そういうことじゃないです。 ぼくの血潮は赤いけど、ミミズやオケラやアメンボの血って赤くないのでは。 ミミズは赤いです。ヒルとちがって他人の血を吸ったりしない善良なやつですから自分の血の色です。でも…
体内の酸素が足りなくなると、脾臓は止めていた赤血球を出します。脾臓は、血液のヘマトクリット値、これは血液中の赤血球の割合ですが、これと、ヘモグロビン濃度を正常に保つ役割を果たしています。ですから、息を止めていられる時間とも関係するのです。
血液はほぼ酸素が飽和状態にあります。そこにさらに酸素を送り込んでも、増えません。血中の酸素飽和度というのは、赤血球の中にあるヘモグロビンで酸素と結合している割合です。 1分間に4リットルから6リットルの空気を吸い込んで、95%から99%になっています。これが100%になるのは、酸素とヘモグロビンの結合が強すぎて、酸素を体内に送り込む力がないというケースですから、よいことではありません。
元・水の分析屋さんの学生時代のこと、海水中の微量金属元素の濃度を測定するという研究テーマをいただいておりました。海水が相手ですから、旧Ia族(アルカリ金属)のリチウム Li、ナトリウム Na、カリウム K、ルビジウム Rbに、旧IIa族(アルカリ土類) のマグネシウム Mg、カルシウム Ca、ストロンチウム Sr、バリウム Ba なんかが、ほぼ完全にイオンとなって存在しています。 そのほかの金属元素は、原子吸光法に持ち込めば、邪魔な奴がいても何とか測定できます。しかし、鉄は原子吸光法に持ち込むまでがうまくいかなかった。十年以上も後、うまくいかなかった理由に思い当たって、自分の不勉強にちょっと腹…