会津美里町は、阿賀川西岸の広大な土地を含んでいる。同じ町内で、いくつも街歩きMAPがあるほどだ。そもそも会津は福島県の内、浜通り・中通り・会津の3区分のひとつ。しかし総面積は東京都と神奈川県を併せたほどあり、人口は20万人しかいない(*1)。これを過疎と呼ぶか、土地が豊かと考えるかは人によって違うだろう。 飛鳥時代以前から栄えたエリアであり、古い神社・仏閣・お堂は数知れない。新鶴温泉「んだ」の徒歩圏にも2つの有名な古刹があるので、ガイドさんと一緒に歩いて尋ねることにした。 最初は昨夜呑んだワイン「奥の院」の名前の基になった弘安寺奥の院。古代古墳の跡かと思える小さな築山で、石碑が立っていた。弘安…