家庭内で振るわれる暴力。ドメスティック・バイオレンス(domestic violence, DV)。 加害者と被害者のデフォルトは、1980年代には「子が親を」だったが、現在は「夫が妻を」である。
アメリカは法律やシステムが整備されているため、被害者はそれなりの逃げ道があるが、日本はで妻が夫に従うのは当たり前という考え方が残っているため、しばしば解決が遅れる要因ともなっている。
このブログでは私(れいか)の生い立ちから現在に至るまでの出来事を綴っていきます。 1.生い立ち時は昭和、高度経済成長真っ只中。私は札幌の北のはずれに工務店を営む父親、国男のもと2人姉妹の次女として生まれました。 大工の父は景気の良さもあり羽振りが良く、家の中には噴水があり、鹿や亀のはく製・日本刀が置いてあるような豪邸。そんな家庭を築いた国男には、二人の姉妹をお嬢様として育てたいという願望があったのです。 そのため私は、幼少期から茶道、お琴、ピアノ、書道、バレエ等さまざまな習い事に通い、国男の求める『お嬢様』という道を歩んでいました。 そんな父にとって幸せな家庭。母や娘達にとっては幸せとは程遠い…
中学生、制服、少し大人になった気分。見たことない子もいっぱい。 プリテンダー 中学校生活は、両極端だった。学校生活の面では発見が多かった。目標を見つけて達成する面白さ、努力、風変わりではみ出していた人間が、ある種認められることにより集団内で獲得するポジション。家庭生活の面では、外に隠しておかなければならないことが増えていった。どんどんおかしくなる母、母に手を挙げてしまう私、ひとり暮らし。 中学1年生 この頃、母はすっかり学校生活に関わる手続きをしなくなっていた。というか、私と関わることを、私も母と関わることをやめてしまっていた。親戚が代わりに事務手続をやってくれた(保護者面談も)。初めての定期…
母の夏、始まる 夏は、母が絶好調になる季節だ。この年の夏も、彼女は飛ばしていた。昼夜逆転し、働いてもいない、動きもしないので、数日眠れなくなる時があるらしい。それが夏の暑さと合わさると、体力的に堪えて、幻覚を見るようになるのだ。何もないところを見て、いきなり話し始める母。私を殺すために誰かが付け狙っていると言い出す母(母自身ではなく、私が殺される対象で本当に嫌だった)。夜な夜な幻覚を見て、外へ徘徊する母(事故にでもあったらどうするのだろう)。ただただ怖かった。お化けが大嫌いでビビリな私は、幻覚と理解しながらも、もしかしたら母の言っていることは本当かもしれない、本当だったらどうしようとビクビクし…
シリーズ・機能不全家庭 今日は⑬「妊娠・出産の悲しい思い出」を、お届けします。 私が第一子を妊娠したとき、父は電話で「おめでとう」と言ってくれた。 父の口からこんな優しい言葉が出たのは初めてだった。 え?? 今、「おめでとう」って言った? 私はびっくりして固まってしまった。 父のようなDV男でも、初孫の誕生は素直に喜ぶものなのか…。 母には直接会って妊娠を報告した。 母は「えっ?そうなの?」と驚いていた。 祝福モードではなく、ただ報告を受け取る感じ。 あっさりとした反応だった。 妊娠中は両親と会ったり話したりすることはなかった。 「妊娠の経過はどう?」などと聞かれることも一度もなかった。 妊婦…
20代の頃付き合っていた彼が私をいつも束縛していましました 同棲していたころはちょっとでも帰りが遅くなると正座させられて3時間位説教をされていました 他にも暴力を振るわれていました だんだん精神的にまいってきて、両親や友人などの助けもあってやっと別れられました その時彼は「俺にはお前しかいない」と言っていましたが、もう何を言われても無理でした その後安心できると思ったんですが、何年か経ってからフラッシュバックをするようになってしましました 仕事もできなくなり、家に閉じこもっています このまま一生終わるのかと思うと怖いです というご相談を頂きました 彼氏のDVの相談も多いです 束縛されてしまうと…
土曜日、 「今日の晩御飯はマックでいっか!」 僕が小学生だった時、だいたいひと月に一回くらい晩御飯がマクドナルドの時があった。ジャンキーな食事が大好きだった僕にとっては、この上ない喜びの瞬間である。 この日のために、当時はまだ折り込みチラシとして投函されていた、マックの割引券をちゃんと小物入れに閉まっていた。いつ「今晩はマックでいっか」が来てもいいように、ちゃんと有効期限もチェックして、「来週だったらこのバーガーで、もし来週なかったら、こっちかな!」と。とにかく楽しみだった。 でも、母にとって、晩御飯をマックにするという選択肢は、疲れてどうしようもない時の切り札だった。シングルマザーとして、午…
------講義録始め------ ユウさんは元夫からの暴力に苦しんでいたにも関わらず、離婚を真剣に考えるまでには至らなかった時期がありました。特に子供が生まれる前は、離婚がいつでも可能だと考えていましたが、友人の離婚を見て自分も同じ道をたどるのではないかと恐れ、離婚を切り出すことへの不安もありました。子供が生まれてからは、自分自身が父親との良好な関係を持っていたため、子供に父親がいない環境を作りたくないという思いから、なんとか現状を改善できるのではないかと頑張り続けました。 しかし、結婚してから10年間の共同生活の中で、ユウさんは日々の生活での疲労と心労が積み重なり、朝起きられなくなるほどの…
シリーズ・機能不全家庭 今日は③「金銭管理ができない母」をお届けします。 私の母は、パートで収入を得ていた。 別居中の父から生活費をもらっていたが、それだけでは足りなかったから。 足りなくなる原因は、母の夜遊び。 週に3〜4日は飲み歩いていた。 アル中だから、お酒なしでは生きられなかったのだ。 遊ぶカネ欲しさに、母は複数の消費者金融からお金を借りていた。 闇金にも手を出し、家のポストには、いつも督促状が入っていた。 自宅に取り立ての電話がかかってくることもあった。 母が不在のとき、私が電話に出ると 「あなた娘さん? 親に言っておいてくれる?『逃げても無駄だぞ』って。」 ヤクザのような口調で責め…
シリーズ・機能不全家庭 今日は②「壮絶・家庭内暴力」をお届けします。 私が5才のときのこと。 明け方、父の怒鳴り声で目が覚めた。 隣の部屋から聞こえてくる。 「コノヤロー!」「ふざけやがって!」 声と同時に、鈍い音も聞こえてくる。 バシッ バシッ ドスッ かすかに、母の声も聞こえてくる。 「痛いっ」「もうやめて」 母の声はとても弱々しく、父から激しい暴力を振るわれているのがわかった。 暴力のきっかけは、母の朝帰り。 母は、夜の街をフラフラ遊び回り、泥酔状態で朝帰りした。 普段は愛人宅で生活している父が、この日たまたま家に帰って来たところで暴力が始まった。 父が帰ってくると、必ず夫婦喧嘩が始まる…
新しいカテゴリー【機能不全家庭】を作りました。 「過去の経験をシェアして」と、インスピが降りてきたので…。 私の過去の話なんて、面白くもなんともないんだけどね。 何度も何度も「シェアして」と降りてくるもんだから、それに従って書くことにしました。 私が過去に経験したことは、「記憶」ではなく「記録」になっています。 記録には経験した事柄だけが書き込まれており、感情は含まれない。 だから、当時のことを思い出しても、悲しくなったり辛くなったりしません。 心の傷やトラウマ的なものも完全に癒やされているので、湿っぽく話すことができません。 「悲劇のヒロイン」「お涙頂戴」ではなく、淡々と、宇宙的な視点で話を…
警察による児童虐待の通告数 児童虐待又はその疑いがあるとして警察から児童相談所に通告した児童数は、過去最多でした。2011年の11,536人から12年後には10倍以上の122,806人に増加しております。 令和5年の犯罪情勢警察庁(15ページ) https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation/r5_report.pdf 児童福祉法では、「児童虐待を発見した者は、児童相談所に通告する義務がある」となっています。2004年から、「児童虐待を受けた者」が修正され「児童虐待の可能性がある者」になり、警察から児童相談所への通告が…
いじめの認知件数過去最多対策 過去最多の危機:子供たちの笑顔を守るために 近年、いじめの認知件数は増加の一途を辿っており、2023年度は小・中・高・特別支援学校における認知件数が約68万2千件(過去最多)に達しました。これは深刻な問題であり、子供たちの心身に大きな影響を与えています。 文部科学省は、この事態を受け、緊急対策パッケージを発表しました。このパッケージでは、不登校対策の強化、学びの多様化・個性伸長の推進、教員の資質向上、保護者や地域との連携、デジタル技術の活用など、5つの柱を中心に様々な対策が盛り込まれています。 しかし、いじめ問題の解決には、関係者全体で取り組んでいくことが重要です…
うつ病が改善しない場合の対処法 うつ病が改善しない場合の対処法を徹底解説 うつ病は、適切な治療を行っても改善しないケースが3分の1あります。落ち込みや無気力が改善せず、再発を繰り返す状態が続くケースです。
中高年の引きこもり問題の心理セラピストの動画を見てたら、中学時代優等生で進学校の高校に入ったら劣等生になって人に誇れなくなった途端否定されるパターンって出てて、私じゃーんと思いました。そういう人は親への恨みから家庭内暴力に至りやすい。引きこもっても仕方ないという同情的な感じで解説されていました。 高校時代が一番対人恐怖ひどかった。体が後ろ斜めに引っ張られるように常に重い。常に人に監視されてるような気がする(被害妄想) 声が出ない。それで文武両道のハツラツ進学校だったので、つらかった。この症状が出てるのに、成績優秀を維持できない落ちこぼれになっちゃうし。 本音いったとたん父親に「家出てけ」言われ…
第1章 出会いと秘密 雨が降りしきる夜、一人の男が傘も差さずに歩道を歩いていた。彼の名は石神。鋭い眼差しをした長身の男で、その表情は雨に打たれているにもかかわらず、涼しげで冷たい印象を与える。石神は今、ある決意を胸に、隣人のアパートへ向かっていた。 石神がアパートの前で足を止める。3階の窓から漏れる灯り。そこに暮らすのは、花岡靖子と彼女のひとり娘、美里だ。石神は雨に濡れた顔を上げ、3階の窓を見つめた。 「今夜こそ、想いを伝えよう。」 石神は静かにアパートの階段を上り、303号室の前に立った。深呼吸をしてからノックする。 ドアが開き、美しい女性が顔を覗かせる。花岡靖子、32歳。黒髪のショートカッ…
【今日の思込】:「なんかヘン、共同親権の導入…」 離婚後にも父母双方が親権を持つ 「共同親権」の導入を柱とした民法などの 改正案が、今国会に提出されている。 法施行前に離婚した夫婦も、「共同親権」を 選べるようにする内容。 今まで「単独親権」に限ってきた 現行制度から転換する改悪案…… 「共同親権」については、離婚前の 家庭内暴力(DV)や虐待の被害が続く事、 また、父母の力関係によって共同親権を 強いられる事などが懸念されている。 改訂案は、協議離婚の場合、父母間の協議で 「共同親権」にするか、「単独親権」とするかを 決める案となっている。 協議がまとまらない場合は、 裁判所(家裁)が親子の…
年々値上がり続ける入場料。 なかなか行けませんよね。 でも言うんです。 そろそろディズニー行きたいねー。(1ヶ月前に行ったばかり) (何もわかってない子供)行きたーい。 でもパパのお仕事がねー平日なかなか休めないしねー。 休みの前に浪費癖をなんとかしようぜ。 週末の度に外食するの止めようぜ。 3ヶ月がんばったらディズニー行けるよ。 でも保育園時代の記憶って残るんですかね? 自分は保育園時代の記憶って全く残ってないんですがね。 残ってるって人は多分シアワセの記憶だから残ってんのかなって思う。 うちは結構厳しかったし兄貴から家庭内暴力受けてたから防衛本能で記憶を抹消してるんだと思う。 現状、うちの…
東京目黒の女児虐待死事件 ラッパー般若が直面した衝撃の事件と、心の傷を癒す苦悩の軌跡 2018年に東京目黒で起きた女児虐待死事件は、社会に大きな衝撃を与えました。この事件では、当時5歳の船戸結愛ちゃんが両親から度重なる虐待を受け、亡くなってしまいました。
2024.04.21 というわけで、1度はお休みを覚悟した 我が教会の礼拝、 今日はめでたく出席できました 今回から3週目はWELCOME礼拝と 呼ぶことになりました。 初心者の方のためにも 解りやすいカ所をメッセージの材料にする ということです ヤッパリ慣れた自分の教会の方が落ち着くなあ。 いやあ、昨日行った所も、 慣れれば良さそうな所でした 先生とゆっくりと話し合いたい。 キリスト教は 統一教会のようにすべての信徒が同じ姿勢で 従わなければならないということはないです 信じる神様は同じ、その持っておられる計画も同じ 他は人は万能ではないのだから、 軍に属してるクリは国防の事を考えるし、 残…
DV被害者の話を聞く一般社団法人「白鳥の森」の野口登志子代表理事(右奥)ら=徳島県の白鳥の森で2024年1月10日午後5時4分、川原聖史撮影 「食べ物に下剤を入れられた」「ゴキブリやムカデの死骸を寝室や玄関に置かれた」――。アンケート結果には、DV(家庭内暴力)被害の状況が詳細に記されていた。回答者は全員男性だ。「DV被害に遭うのは女性」「男性は女性より強くて当たり前」といった社会の固定観念が、被害男性を追い詰めている実態が明らかになった。【川原聖史】 アンケートは徳島県の2023年度「DV被害者セーフティネット強化支援事業」の一環で、同県でDV被害者支援に取り組む一般社団法人「白鳥の森」が実…
あらすじ トカラ編 ヤクザと不正な賭けゴルフをしたためにプロ資格を剥奪された中年の元プロゴルファー・五十嵐一賀は、職を得るためにはるばるフェリーで一晩かけて、鹿児島のトカラ列島の「火之島」へと転居してきた。 人口百数十人ほどしかいない『最高僻地5級地』の離島で出会った中学生3年生の少女・大井とんぼは、幼いころに両親を事故で亡くし、親戚が引き取りを拒否してトラウマとなり、漁師をする祖父のゴンじいに引き取られた過去があった。 島には島民たちが自ら作り上げた3ホールのゴルフコースがあり、とんぼはたった1本の「父の形見の3番アイアン」で遊びながらゴルフを覚えており、曲芸のような打球を自由自在に繰り出す…
[ごひいき(シュミ)] 今朝は9時すぎから雨が落ちてきまして(スマホの天気予報・時刻別にわかる)その前に数か所、お散歩したりして・・・・拙ブログを書くのが、遅くなりました~~。そしてお昼を食べさせて(笑)今ごろとあいなり、申し訳ございませぬ。 来週の日曜は、急きょ「平戸つづじ」のお庭を拝見に行く人をゲット(!)いたしまして(散策の途中で)それも、楽しみな雨の日曜日となりました。 ジャーマンアイリス 今、はまっている華流ドラマは、え~~となんというのかわかりません(笑)「我只喜欧?你?」現代中国語(略字)は、またさらにさっぱりわからん(笑)まぁ高校生から10年くらいの青春ドラマというか? 特に有…
兵庫県尼崎市を舞台に、家族の再生と地域の愛情が描かれた感動作『あまろっく』が公開されました。この映画は、笑いと涙が入り混じる人生喜劇でありながら、社会問題にも真摯に向き合い、観客に心温まるメッセージを届けます。以下では、この作品の魅力について詳しく紹介していきます。 39歳の近松優子は、理不尽なリストラにより尼崎の実家に戻ってきました。そこで彼女を待ち受けていたのは、人生を楽しむことを信条とする父と、彼の再婚相手である20歳の早希でした。優子と早希は年齢も価値観も異なるため、最初はぎこちない共同生活を送りますが、ある悲劇が家族を襲ったことをきっかけに、彼女たちは徐々に絆を深めていきます。 物語…
ビリー・サマーズ(上・下) / スティーヴン・キング(著)、白石朗(翻訳) 狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。そんなビリーが、引退を決意して「最後の仕事」を受けた。収監されているターゲットを狙撃するには、やつが裁判所へ移送される一瞬を待つしかない。狙撃地点となる街に潜伏するための偽装身分は、なんと小説家。街に溶け込むべくご近所づきあいをし、事務所に通って執筆用パソコンに向かううち、ビリーは本当に小説を書き始めてしまう。 だが、この仕事は何かがおかしい……。ビリーは安全策として、依頼人にも知られぬようさらに別の身分を用意し、奇妙な三重生活をはじめた。そしてついに、運命の実行日が…
家の障りはありませんか?営繕屋が修繕いたします。 事故物件ブームの先駆けとなった「残穢」の作者が送る 住居にまつわる怪異を営繕屋・尾端が独自の視点から修繕する。 怪異や幽霊に対しての見方が変わる、ハートフルな全6篇。 オススメ:⭐️⭐️⭐️