management →マネージメント
指揮官に就き、人を動かす立場になった方が、あらためて頭の整理のために読む一冊ではないか。髙木は、マネジメントの仕事は特別なものじゃないという。それは采配すなわち、情報を、感情を、思いを、疑問を「配る」ことだという。そして、ネタや気分を拾い集める。それがマネージャーだ、と。 マネージャーは、経営者や役員から見られている。しかも、それだけじゃない。人事担当からも見られている。しかも小役人チックに。「人事部があなたや他の社員に望んでいるのは、「手間のかからない人材」になってほしい、ということなんです」。そうなのだ。メンドー起こすなよ、である。ネガティブなネタを抱えたヤツは、どれだけ成果をあげ、優秀な…
PowerPoint 仕事をする上で「どんなスキルを身につければいいの？」と悩むことはありませんか。 技術の進歩が早く、働き方も多様化する現代において、本当に必要とされるスキルとは何でしょうか。 今回は、どの職種・業界でも共通して求められる5つの基本スキルについて、実践的な視点でお話しします。 これらのスキルは単独で使うものではなく、組み合わせることで初めて大きな力を発揮します。 第1章：コミュニケーションスキル 仕事の基盤となる「つながる力」 コミュニケーションスキルは、すべての仕事の土台となる能力です。 どんなに優れたアイデアや技術を持っていても、それを相手に伝えられなければ意味がありませ…
好かれる上司＝信頼される上司、ではない 「部下に嫌われたくない」「チームに好かれていたい」。そう思うのは自然なことですし、悪いことではありません。むしろ人間らしい感情です。 でも、優しいだけの上司が、必ずしも信頼されるとは限らない。時には厳しいことを言ったり、あえて嫌な役回りを引き受ける覚悟のある人こそ、実は“本当に信頼されるマネージャー”だったりします。 それが、「嫌われる勇気を持つマネージャーが強い」と言われる理由です。今回はその意味と背景について、具体的なシーンを交えて掘り下げていきます。 好かれる上司＝信頼される上司、ではない ① 嫌われる勇気がない上司は、なぜ弱くなるのか？ 具体エピ…
──「人を育てる前に“任せる力”を身につけろ」ってこういうこと 職場で、上司から「これ、やっといて」と仕事を振られたこと、ありませんか？ 私も何度もあります。でも、その「任せ方」があまりにもひどかった。 「現場の状況も知らず、確認もせず、勝手にお客と話を進めて、いきなり“やれ”と言ってくる」 そんな上司のもとで働くうちに、私はストレスと不信感でいっぱいになっていきました。 今思えば、正直、「人を育てる気なんてないんだろうな」と思いました。 そしてあの上司には決定的に欠けていたものがありました。それが、「任せる力」です。 ──「人を育てる前に“任せる力”を身につけろ」ってこういうこと 現場を知ら…
今回はジェフリー・フェファー氏著の「権力を握る人の法則」を要約していきます。組織に潜む政治力学を解明し、処世術としてどう付き合うかについて多数の調査を基に論を提唱している内容です。欧米チックな書き方が特徴的ですが、平易な言葉で記述されているので非常にサクサク読むことができて思考の整理に適した本です。 「権力を握る人の法則」 ■ジャンル：政治学・経営学 ■読破難易度：低（前提知識不要で読めて、平易な言葉で記述されているので読みやすいです。訳の調子故にやや断定的であったり、特有の癖があるので頭に入ってこない人もいるかもしれません。） ■対象者：・政治・組織力学の解明に興味関心のある方 ・権力を握る…
自己紹介 ラクスでPdMをしております。@keeeey_mと申します。 現在の担当商材は、楽楽シリーズ(楽楽精算、楽楽明細、楽楽電子保存)を担当しており、個人としては楽楽精算×AIの担当、 楽楽明細・楽楽電子保存PdMチームのリーダーをしております。 きっかけは交流セッションのオファー 先日、アシスタントマネージャー（AM）へのステップアップを目指す女性社員向けの社内研修で話をする機会をいただきました。東京拠点で研修を受けている17名に向けて、マネジメント職として経験してきたことをざっくばらんに話してほしいとのこと。開発部門でマネジメント職として働く私の話が、彼女たちに新たな視点や気づきを与え…
『人が壊れるマネジメント』：プロジェクトの「なぜ？」を解き明かす羅針盤 プロジェクトマネジメントの本は数あれど、ここまで「あるある」が凝縮され、かつ具体的な改善策が示されている本は稀だと感じました。この本がなぜ、プロジェクトに関わるすべての人にとって必読書なのか、その理由を深掘りしていきましょう。 「アンチパターン」という視点が生み出す共感と気づき 本書の最大の魅力は、**「アンチパターン」**という切り口です。アンチパターンとは、一見すると良さそうに見えてしまうけれど、実は機能不全を引き起こす可能性のある、望ましくない問題解決策のこと。これが、プロジェクトの現場でいかに起こりがちなのか、50…
儲かることに特化した企業だ。おかしなことか、いや営利企業であれば当然だ。世の中には、往々にして、企業理念として青臭い、聖人君子が掲げちゃう理想や理念を明日にでも実行することだと勘違いする企業と社員が大勢いる。違う。そうやないんやで。儲けなあかんねんで。おまんまどうして食うねん。製品をあまねく届けるだの、世の中のみんなに健康と豊かさを届けるだのといった夢や願いはＫＰＩやない。天高く描いたものを実現するための儲けが必要なんや。 キーエンスは、受け取る製品やサービスへ「ありがたい」と思ってもらえて、ついお金を出してしまいたくなる値段を設定する。僕らがたいてい間違っているのはココだ。市場で類似の商品を…
きっかけ ある日、エンジニアの事業部から私のもとにヘルプ要請がありました。 内容としては、セキュリティ制約があるAzure環境と外部連携をしたいという相談です。 すでにプロジェクトは納期ギリギリの状況で、外部ベンダーへの指示や依頼内容をレビューし、遅滞なく進行させたいというものでした。 環境情報とプロジェクトの概要を確認したところ、次の2点の問題に気づきました。 サーバ側で必要な設定がなされていない 通信経路があやふや 一般的なビジネスシーンで言えば、稟議書が提出されたものの、承認ルートに乗っていないのに「もう承認されたことにして発注を進めました」というようなものです。ありえないでしょう？ こ…
会議では立派なことを言うけれど、裏では好き勝手。そんな「言葉と行動がズレたリーダー」を今日も見て、なんとも言えない気持ちに。「信頼される上司って、どんな人なんだろうか？」最近そんなことをよく考え、あらためて「信頼」の重さに気づくようになった。上杉鷹山のリーダーシップは、その逆。自分に最も厳しく、他人には誠実――だから人が動いた。 １．書籍情報 タイトル：上杉鷹山 リーダーの要諦 著者：佃 律志 出版社：日本経済新聞出版社 出版年：2016年4月1日 ジャンル：歴史、リーダーシップ、マネジメント、組織改革 上杉鷹山リーダーの要諦 作者:佃 律志 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 Amaz…
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