J.D.サリンジャーの小説「ライ麦畑でつかまえて」(The Catcher in the Rye)の通称.
:食材
小麦、大麦に次いで生産量の多い麦で、パン食文化圏の主要穀物のひとつ。小麦の栽培に適さない土質や気候、標高のところで育つので、北欧やロシア、ドイツやスイスの山岳地方で広く栽培され、各地で独特のパンを生み出した。いわゆる黒パンの中心材料となるライ麦には、グルテン成分のうち弾力性をつくるグルテニンが欠けているので、水をこねても粘つくだけで、ガスを包み込む膜ができない。そこで小麦粉と混ぜたり、グルテン 粉で補強したりしてパンをつくるのが一般的。