彼は、ごく平凡なサラリーマンだった。 安月給で贅沢もできない。 そんなある日、彼は帰宅途中、 公園のベンチに腰掛けた。 「はあ。今日も疲れたな。」 と缶コーヒーを一本飲む。 ガサッ。 足元で音がした。 彼はベンチの下を覗き込んだ。 するとそこには、紙袋が。 恐る恐る中を確認すると・・・ 大金が入っていた。 最初は誰かのいたずらだろうと考えた。 だが何度確認しても、間違いなく本物の札束。 一瞬、このお金を自分のものにしようと考えた彼。 しかし、彼は次第に怖くなり、良心に従い、警察に届けた。 彼は、思わぬ形で裏切られる。 彼の行動は、地元のニュースで大きく報道された。 名前と顔写真は知れ渡り、 あ…