今日もまた、重たい朝がやってきた。 目を覚ますということが、どうしてこんなにも難しいのだろう。 布団の中は唯一の安心できる場所なのに、同時にその中にいることが罪悪感を伴う。 何もできていない、何も進んでいない、そうした思いが頭をぐるぐると回る。 起き上がらなくちゃと思うたびに、胸の中がぎゅっと締め付けられる感覚に襲われる。 身体が重い。 ただ横になっているだけなのに、全身に鉛を背負っているような感覚だ。 何かしなきゃ、でも何もしたくない。 その矛盾が自分を追い詰める。 結局、今日もベッドから抜け出すのに数時間かかった。 リビングに行くと、カーテン越しに外からの光が差し込んでいた。 普通の日常を…