こんにちは。きのひです。 「雨柳堂夢咄(うりゅうどうゆめばなし) 其ノ十」 波津彬子 著 を読みました。 2007年10月1日 新版第1刷発行 「電報です」 「おじい様からだ」 雨柳堂の店主は陸奥(むつ)に買い付けに行っていました。 「ユキノ タメ フツウ。カエレズ。キキョウ ノバス」 雪のため不通。帰れず。帰京延ばす。 「この季節に行くから・・しょうがない。ひとりで正月の準備をしよう」 孫である蓮は正月をむかえるための準備にとりかかりました。 その時「ヒュウ」と風がまいこんだ。 「表(おもて)は閉めたはずだぞ」 「それに戸があく音なんかしなかった・・・」 見に行くと童子がいます。 「われはま…