広重ぶるう(新潮文庫)【電子書籍】[ 梶よう子 ]価格: 935 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 江戸の定火消屋敷の同心の子として生まれた重右衛門は、幼いころに描いた絵が周囲から褒められたのが忘れられない。歌川豊国への入門を断られると歌川豊広に入門し、師と自分から一文字ずつとって歌川広重と名乗る。しかし役者絵、美人画に手を出すも、評判は全く振るわない。30代になっても、妻の加代に貧乏を強いる日々が続いている。 そのころ風景画で有名な「画狂人」葛飾北斎が、見たことのない「青」の顔料を使って、富士を題材に連作で描くことを知る。懇意の版元、岩戸屋喜三郎の伝手で手に入れた、べルリンでつくられた「ぷる…