■ 金目鯛のお刺身 近海魚の盛合せで一献 創業が天保十三年(西暦1842年)という江戸時代後期の老舗蔵元さんのお酒を購入してきました。初めてではありませんが、とてもしばらくぶりの気がします。常温でいただくのがセオリーでありますが、お刺身の相棒ということでほんの少しだけ冷したものにして、その親和性の向上に努めるものです。 その蔵元さんのある県中部の藤枝市は江戸時代の宿場町で豊かな農産物に恵まれた町ですが、殊に牧之原台地や川根といった静岡茶の名産地を周辺に抱えることもあって茶菓子なども発達しておりまして、現在も和菓子屋さんはもとより洋菓子店も名店が多く存在するなかなかグルメな街であります。海産物も…